手筋

飛角桂香の徹底活用術 駒別スーパー手筋講座

飛角桂香の徹底活用術 (駒別スーパー手筋講座)
著者 :小林 健二
出版社:創元社
出版日:2000-08-01
価格 :¥109(2024/02/08 00:33時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

『歩の徹底活用術』に続くシリーズ第2弾。
ツクリもテイストも全く同じ。なので、評価は3部作全て同一にした。級位者の実力向上に役立ち、初段前後の人の新たな発見を誘う内容だ。

飛角桂香という飛び道具が題材なのでもう少し飛んだり跳ねたりする内容だと思ったのだが、至って平凡。例えば、飛車であれば飛車交換を目指すだの自陣飛車だの、角であれば石田流の角打ちだの。言ってしまえばどれもこれも定跡にあるようなものばかりで、(本を)作るのは簡単だったんだろうなとは思う。
個人的には、コバケンの株はまた下がった(爆)。

作成日:2001.07.20 
手筋

玉金銀の徹底活用術 駒別スーパー手筋講座

玉金銀の徹底活用術 (駒別スーパー手筋講座)
著者 :小林 健二
出版社:創元社
出版日:2000-12-01
価格 :¥1,100(2024/02/08 00:33時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

『歩の徹底活用術』『飛角桂香の徹底活用術』に続くスーパー手筋講座シリーズ最終巻。
定跡借用手筋は相変わらず健在で、今回は1ページ目から▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩の局面での▲4八銀を解説している。相掛かりでの超序盤▲3八銀もある。そりゃ活用かも知らんけどさぁ……(笑)。
金はさすがに寄せの主役なだけに終盤の解説が多かったが、それでもよくある必死解説本をパクったような感じだ。玉に至ってはしばらく「囲いの種類」が続く。駒の活用術じゃないんかい!

……まぁ、カタログだと思えば腹も立たないし、逆に作りの良さも際立って見える。見開きを基本単位とし、練習問題は1ページに上下2題。カタログと考えれば結構なボリュームである。
やっぱり、級位者向けの手筋大全なのだろう。電話帳のようなもので、必要な時に開けばいいし、前から読む必然性すらない。そういう本なのである(←結構誉めてます。念のため)。

作成日:2001.07.20 
手筋

勝つための“受け” 積極果敢な「受けの達人」になろう!

勝つための“受け”―積極果敢な「受けの達人」になろう! (森内優駿流棋本ブックス)
著者 :小田切 秀人
出版社:主婦と生活社
出版日:2000-07-01
価格 :¥491(2024/02/06 17:33時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

大体においてアマチュアというものは攻めが好きで受けが苦手なものである。本書はそこに注目して、受けの手筋を集めている。

個人的には、『将棋は歩から』と大差ないように思った。改めて思ったのだが、それほど「歩の手筋」というのは大事なのだろう。
最初は部分図で、一通りの説明が済んでからは全体図で解説している。この構成もいいと思う。特に、かなりな部分でシステム化できるものについては、部分図できっちりと説明してほしいものだ。

級位者は何度も本書を読んで、受けの基本テクニックをマスターしてほしい。

作成日:2001.07.20 
手筋
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