詰将棋

伊藤果の詰将棋110

伊藤果の詰将棋110 (マイコミ将棋BOOKS)
著者 :伊藤 果
出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:2007-07-24
価格 :¥1,398(2021/10/13 00:18時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

『週刊将棋』の「詰将棋ロータリー」に掲載された作品をまとめたもの。この「詰将棋ロータリー」は短手数ながら結構骨太の問題も多く、毎週楽しみにしているコーナーである。ましてや伊藤果。これを全問解くのは結構大変だった。

初形はとっつきやすいし、趣向作もさほど多くないので、詰将棋鑑賞用というよりは将棋力向上の素材としていいと思う。3~4級の人から、3段くらいまでの人まで、幅広く楽しめるだろう。
作者が伊藤果でもあり、合駒、特に中合いとか移動合が結構出てくる。それにヤマを張って解くというのは邪道だが(笑)、頭の中で盤駒をキッチリ動かすいい訓練にはなると思う。そういう意味でもトレーニング向きの素材といえるだろう。

通勤電車の中で3問、寝る前に1問と、少しずつでもいいから頑張って解いてみてほしい。そういう意味では、常に手元に置いておきたい1冊である。

作成日:2014.12.30 
詰将棋

光速の詰将棋

光速の詰将棋
著者 :谷川 浩司
出版社:日本将棋連盟
出版日:2008-02T
価格 :¥528(2021/10/13 00:15時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

看寿賞作家谷川浩司の短編図式集。7手から15手までの短編が120作と、思い出の作品4作が収録されている。
一応、「5分で解ければ○段」という目安もあるのだが、そんなことは考えずに素直に鑑賞するのが吉だ。

個人的には短編詰将棋というものの「鑑賞の仕方」が今イチつかめていない感じで、解いて面白いなぁ……と感じたものもなくはないのだが、単純に「あぁ、手筋だねぇ……」とか、そんなていどで終わってしまったものも少なくない。これは白砂がいけないんだな。

真剣に勝負するつもりで手を出したのだが、なんだかんだで全問解くのに2週間以上かかってしまった。それだけの時間をかける価値は間違いなくある作品集だと太鼓判は押すので、ぜひともチャレンジしてみてほしい。

作成日:2008.03.27 
詰将棋

ゆめまぼろし百番

ゆめまぼろし百番
著者 :駒場 和男
出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:2006-06T
価格 :¥3,965(2021/10/13 00:18時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

「宗看をも凌ぐ難解作を作る(by.竹本健治)」と言われる、昭和を代表する詰将棋作家駒場和男氏の待望の作品集。出る出ると聞いてから随分と待たされました(笑)。

内容はもう読んでいただくより他ありません、としか言いようがない。氏の数々の代表作が次々と出てくる。加えて氏の作品は、本手順だけではなく変化紛れ全てを並べて初めて味わえる作品が多いので、一読しただけではその真価は判らない。とりあえず解説を読んではみたものの、これからじっくりと楽しませていただきます。

全くの偶然なのだが、実は、ふいに欲求が湧き上がり、5月に横浜市立図書館で『近代将棋』の「詰将棋トライアスロン」をコピーしてきたところだった(まぁ、真の目的は三宅正蔵の必死講座だったのだが)。あの連載も非常に面白かったので、できればこちらも単行本化して欲しいところだ。

作成日:2006.07.08 
詰将棋

秘伝将棋無双

秘伝 将棋無双―詰将棋の聖典「詰むや詰まざるや」に挑戦!
著者 :湯川 博士
出版社:山海堂
出版日:2006-06T
価格 :¥1,345(2021/10/13 09:19時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

古今東西最も難しい作品集のため「詰むや詰まざるや」との異名を取った『将棋無双』。本書は、そこからいくつか問題をピックアップして、詰将棋の面白さに迫っている。

全てが会話調で進んでいるので、読みやすいと取るかうざいと取るかは人それぞれ。個人的にはちょっとうざかった(笑)。というか、会話調にすることで読みやすくなるとっつきやすくなるというのはただの幻想にしか思えない。読んでいくとそれなりに楽ではあるのだが、それは間口を広げるのとは少し違う話だと思うので。間口を広げるというのは、読み始める前の「手に取ってもらう」段階に考えるべきことであって、そこでは会話調というのはかえって邪魔になってしまうのでは……と、まぁそんな話はいいやね。

内容はさすがにきちんとしたもので、さすが『秘伝 大道棋』を書いた著者だと納得した。
ただ、問題数が少ないというのはちょっと……と思う。場合によっては上下巻にしてでもきっちり100問載せて欲しかった。そういうことを考えると、やっぱり会話調は無駄な文章が多くなるからなぁ……と最初の話に戻る(笑)。
もっとも、これだけ詳しく、くどいくらいに図面を使って詰将棋を解説するというのはあまり例がないことなので、その意欲は買う。できれば、続編として残りの『無双』作品や、『将棋図巧』もお願いしたいところであるが、このクオリティのままでそこまでやると著者が過労で倒れてしまうかもしれないのであまり強くは言えない(笑)。

作成日:2006.07.08 
詰将棋

詰将棋実戦形パラダイス2

詰将棋実戦形パラダイス〈2〉
著者 :詰将棋パラダイス
出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:2006-02T
価格 :¥569(2021/10/13 05:17時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

『詰将棋パラダイス』に掲載された3~15手詰の実戦形を集めた本。内訳は、3~7手詰が40問、9~11手詰が55問、13~15手詰が10問となっている。

とはいえ、3手詰は数えるほどしかないし、13手以上は問題数が少ないということで、実際は7~11手詰の本と考えるのがいいだろう。
実戦形ということで、詰パラ特有の「変な問題」はない。
ただし、結構骨のある問題が多いので、スラスラ解いていく……というわけにはいかないと思う。
「てごわい詰将棋」という、あまりない領域の貴重な本だろう。

作成日:2006.03.31 
詰将棋
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