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詰飛車問題集

史上初の詰飛車問題集
著者 :石田 直裕
出版社:主婦の友社
出版日:2018-03-22
価格 :¥840(2022/05/02 16:49時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

詰め将棋ならぬ「詰め飛車」。要するに王手王手ならぬ飛車取り飛車取りで飛車を取るゲームのことである。「シロートの将棋は飛車を取った方が勝ちだ」→「飛車を取る方法を鍛えれば強くなれんじゃね?」という発想の下から生まれたらしい。ほんとかよ。

詰め将棋でいうところの腹金や尻金、銀の割打ちといった初歩的なものから、角の利きでピンする手筋(図で言うと▲3三角△5一玉△4二飛の形で▲4三歩と打つような手。角の利きに睨まれて△4三同飛と取れない)なども解説されている。正直なところ、そういう発想で本書を読んでもあまり強くなれる気はしないが(笑)、毛色の変わった問題集ではあるので、初心者はいっぺん取り組んでみるのも悪くはないかもしれない。

第2弾はさすがに難しいだろうなぁ……。

作成日:2018.05.13 
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小学生将棋名人戦公式ガイドブック―日本将棋連盟公認

小学生将棋名人戦公式ガイドブック―日本将棋連盟公認
著者 :
出版社:小学館
出版日:2008-03T
価格 :¥412(2022/05/03 05:33時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

小学生名人戦というのがある。年1回、NHKで放送しているので見たことがある人も多いはずだ。また、谷川8段と羽生少年・森内少年が一緒に映っている映像や写真を見た方もいるだろう(本書にも載っている)。
その「小学生名人戦に出よう!」というコンセプトで作られたのが本書である。発行は当然(?)スポンサーの小学館。

当時の最新定跡(石田流・ゴキゲン中飛車・相掛かり3六銀戦法・矢倉3七銀戦法)の解説や次の一手などもあるが、メインはあくまでも「小学生名人戦に出よう!」。なので、羽生や渡辺のインタビューやプロ棋士へのアンケート、大会当日の様子、小学生名人戦の棋譜解説などが見所である。
小学生名人になった、あるいはいいところまで行った子供の中には、プロになっている人がかなりいる(上記リンクから歴代優勝者も見られます)。よって、大会に出ようと思う子供はある程度プロへの憧れもあるわけで、その需要をうまく掬い上げた本だと思った。

いくつか気になったプロ棋士の言葉を載せておく。
一つでも面白いと思ったら、騙されたと思って本書を手に取ってほしい。

小学生名人戦に出ようと思っている子供たちにメッセージを。
勝負だけの楽しさは、おそらく将棋の魅力の半分もない。勝負とは違った面白さに気づいてくれると嬉しい(羽生)←羽生らしいコメントだと思う。

コラムでの一言
小学生の皆さんには「本など読んでないで、指して、指して、指しまくれ!」とアドバイスしたい(田村)←これは本だ(笑)。

人とは違った勉強法について
棋譜を書き写していました(森下)←見えるようだ(笑)。

「小学生将棋名人戦」に勝つための勉強法は?
得意戦法を持つこと(武市)←さすが筋違い角の権威。

同上
詰め将棋を盤に並べて、ただし動かさずに解く(伊藤明日香)←お父様の詰将棋は上達の妨げになると思います(笑)。

大会で戦うときの心構え
詰将棋の本を一冊持って行き、対局前に1問1秒の速さで解き(注:常日頃やっている本なので、当然解答は頭に入っている、ということだと思う)、自分は強いと思い込む(室田伊緒)←いおたんカワイイ。

「小学生将棋名人戦」を戦うみんなへプロ棋士からのメッセージ
普段の練習の成果を発揮する絶好の機会です。皆さんが実力を100%出されることを願っています(谷川)←さすが人格者。

作成日:2011.08.31 
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日本将棋用語事典

日本将棋用語事典
著者 :原田 泰夫
出版社:東京堂出版
出版日:2004-12-20
価格 :¥1,438(2022/05/02 16:49時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

将棋でよく使う用語を集めて解説した本。
将棋用語だけでなく、将棋界用語、詰将棋用語、盤駒作成用語まで網羅している。
「辞典」という感じではなく、やっぱり「事典」。説明が非常に細かく丁寧だ。

「名棋士の談話室」と名づけたコラムページが非常に充実していて(下1/3が全部そう)、一つ一つの言葉について島、森内、佐藤、羽生、中原、米長の各氏が解説している。
ここを読むだけでも十分に面白かった。
もう一度読みたいかというと微妙なので買う価値があるかと言われると困るが、言葉の定義を知ることも重要な上達法の一つだと考えているので、初段くらいまでの人なら手元に置いておいて損はないと思う。有段者なら、知っている言葉ばかりだろうから値段=コラム代ということになるだろう。

ちなみに白砂は、「肩銀」「兜矢倉」という言葉と、盤駒作成関連の用語が判らなかった。なんだよ肩銀って……。

少し気になったのが、あとがきの言葉。
どうやらこの本、最初は伊藤果と編集とで出版する予定だったらしい。ところが、言葉の解釈について揉めたようで、伊藤果はいわば「舞台から降りた」形となっている。
伊藤果ということを考えるとおそらく詰将棋用語関連での行き違いだと思うのだが、なんでそんなことになってしまったのかを考えると少し寂しい。

作成日:2005.02.10 
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入玉大作戦 逃げるが勝ち!

入玉大作戦―逃げるが勝ち! (MYCOM将棋文庫)
著者 :毎日コミュニケーションズ
出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:2003-12T
価格 :¥3,011(2022/05/03 05:33時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

私は3二金戦法という戦法を指しているのだが、この将棋のコンセプトは「入玉」である。しかし、入玉というのは簡単なようでとても難しい。流れ弾の当たる確率が高いのだから当然である。
本書は、そんな難しい入玉のテクニックにスポットを当てて書かれている珍書である。
元々が「実戦的」な技術なのでウソっぽいところがないわけではないのだが、読んでいると「将棋は入玉だ」と思ってしまう(すいません、ウソです)。

本書に限らず、この「外伝」シリーズは先に紹介した「伝説」シリーズと同様、アマチュアが最も知りたい、けれども今まで紹介されていなかったさまざまな手筋が紹介されている。毎コミのそういう編集方針は好ましく思う。
最近はやや停滞感があるが、またこれらのシリーズのような良書を世に出して欲しい。

作成日:2003.12.14 
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