詰め将棋

羽生の五手詰

羽生の五手詰 (SUN MAGAZINE MOOK)
著者 :羽生善治
出版社:マガジン・マガジン
出版日:2012-05-31
価格 :¥838(2024/02/07 04:39時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

以前『羽生の一手詰』『羽生の三手詰』を出していたのだが、今度は5手詰。81問の5手詰と3問の実戦での詰の問題がある。

問題は基本的な手筋のものもあれば、駒を取って詰めるとか、どう見てもただの追い詰めだろうとか、これは3手詰に2手足しただけだよね、とか、「桂を逆から打っても詰みます(7問)」「こういう7手詰もあります(63問)」みたいに思いっきり自分から余詰を告白しているなど(笑)、どちらかというと、というかかなり「実戦的」な内容になっている。
かと思えば、たまにポンと限定打で詰ますとか、良問もいくつか混じっている。個人的には15問・34問・47問がよかった。
さすがにこのクラスの問題だと白砂は渋滞することがなく、「℃-ute「会いたい 会いたい 会いたいな」発売記念ミニライブ&握手会イベントinクイーンズスクエア横浜」の順番待ちの間に終わらせることができた。正答確認を含めて実質20分くらいだろうか。

まぁ、2時間並んでたんだけどねっ(血涙)
 ある意味「詰め将棋らしくない」問題が多いので、詰将棋アレルギーな初心者が手を出すのには向いているのかもしれない。

作成日:2012.09.16 
詰め将棋

こども詰め将棋入門

《1・3・5手》こども詰将棋入門 詰めの手筋がばっちりわかる!
著者 :中原 誠
出版社:池田書店
出版日:1996-12-11
価格 :¥5,395(2024/02/05 22:49時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

入門用の1・3・5手詰めが24問ずつ、少し難しい5手詰めが6問、7手詰めが1問ある。
子供向けとは銘打っているが、大人の入門者にも薦めたい易しい良問が揃っている。特に「やさしい5手詰め」なんていうのはなかなかないから、詰め将棋が苦手だ、という人も一度チャレンジしてみるといいだろう。
ヒントがまた子供向けで易しいから(笑)、問題が難しいと感じた人は躊躇なくヒントを参考にしてほしい。こういう本の場合、重要なのは解くことではなくて詰め手筋を覚えることだ。極端な話、答えを見たっていいのである。

最後の7問は少し骨のある問題なので、本当の入門者はそこまで解く必要はない。
ちなみに、ヒントではじいさんが「▲3一龍」と言っているが、「▲3二龍」のことである。

作成日:2011.08.31 
詰め将棋

5手詰ハンドブック 2

5手詰ハンドブック 2
著者 :浦野 真彦
出版社:マイナビ出版(日本将棋連盟)
出版日:2006-03-25
価格 :¥499(2024/02/07 06:36時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

好評だった『5手詰ハンドブック』の第2弾。『3手詰ハンドブック』も加えると第3弾になる詰将棋本。
今回は装丁が緑。前回が赤、3手詰は黄色だった。次はどーする?(笑)

内容は書名の通り5手詰だけを扱ったもので、今回も200問ある。
問題も相変わらずうまい具合の難易度で、慣れていない人には難しく慣れた人はスラスラ解ける感じだ。当たり前のように感じるかもしれないが、このさじ加減って意外と難しいと思う。
5手詰をいっぱい、ともなると、どうしても3手詰+2手、みたいな詰将棋が出てくる。その逆算の仕方がうまいのだろう。自然な感じで大駒捨てを入れたり、形をまとめたりしている。

『3手詰ハンドブック』はもう卒業、という人には薦めたい一冊。前作が手ごわいようなら、こちらよりは『3・5・7手実戦型詰将棋』の方を推したい

作成日:2006.03.31 
詰め将棋

3・5・7手実戦型詰将棋

3・5・7手実戦型詰将棋-基本手筋をマスターし、級から段へ (池田書店 将棋シリーズ)
著者 :飯野 健二
出版社:池田書店
出版日:2006-03-02
価格 :¥1,045(2024/02/08 07:31時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

奨励会幹事をしていたこともあり、普及に熱心な著者が書いた詰将棋本。
3手詰を60問、5手詰を60問、7手詰を40問、計160問の詰将棋が掲載されている。

非常に易しかった。
詰将棋が苦手な人向けと言えるかもしれない。一応7手詰まで入っているので、詰将棋慣れしてからもそこそこ楽しめると思う。そういう意味ではコストパフォーマンスはかなり高いのではないだろうか。

詰将棋ではなく詰め将棋、を地で行く感じで、それをどう感じるかによって評価が分かれる本だろう。個人的にはその姿勢は評価する。
ただ、ちょっと装丁が「ダサい」感じがした。ページ周りのグレーの使い方とか、駒のフォントとか、ちょっとしたこと少しずつがなんとなくしっくりこない。長くは眺めていられない気がする。もちろん、これは個人差がある話なので実際に手にとって確かめてほしい。

本書がスラスラ解けるようなら、『5手詰ハンドブック2』に手を出し、最後に『詰将棋実戦形パラダイス2』に手を伸ばす。読んでいくなら、こんな順序だろうか。

作成日:2006.03.31 
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ラクラク詰将棋 基本手筋集2

ラクラク詰将棋〈2〉基本手筋集 (メキメキ将棋上達本)
著者 :日本将棋連盟書籍
出版社:マイナビ出版(日本将棋連盟)
出版日:2005-12-01
価格 :¥1,998(2024/02/06 13:21時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

3、5、7手の詰将棋を集めた本。
非常に簡単な問題を選んだ感があり、詰め将棋アレルギーの人にはお勧め。

例によってタイムトライアルで解いていったのだが(本屋さんホントにごめんなさい)、ほとんど渋滞することがなかったので30分くらいしかからなかったと思う。
だいたいこういう類の本は、3手詰5手詰あたりだと線駒を使った「ややこしい詰め方」が多いものだ。短手数の手筋は限られているから仕方がないといえばそうなのだが、それでも類書ほどは多くない。また、後半の5手7手、特に7手詰は端正な作品が多かったので、その点でも早く解けた。

以前5手詰ハンドブックのところでもタイムを記したが、その時間について「早すぎる」とか「俺は時間がかかった。才能がないのか」といった反応があったようだ。
別のところでも書いたことなのだが、白砂は創作したりもする詰将棋ヲタなので、将棋の棋力以上に詰将棋は得意です。なので、ヲタ連中から見れば白砂のタイムは遅すぎるくらいなので恥ずかしい限りだし、白砂より時間がかかったからといって嘆くことはありません。安心してください(笑)。

作成日:2006.01.11 
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