振り飛車

高田流新感覚振り飛車破り

高田流新感覚振り飛車破り
著者 :高田 尚平
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:2000-09-01
価格 :¥1,757(2024/02/08 00:06時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

玉頭位取りという戦法がある。
本書で紹介されている戦法は、それをベースに、もっと積極的に良さを求めていく戦法である。読んでみるとなかなか面白い。
残念ながら勝率はかんばしくないが(笑)、ツボにハマった時の破壊力は凄まじいものがある。場合によっては「駒がぶつかっていないけど優勢」まであるのだ。それだけ罠いっぱいの「楽しい」戦法なのである。

定跡編の解説も詳しいし、実戦譜も豊富に載っている。とりあえず本書があればこの戦法を指しこなすことができるだろう(というか他に解説書なんてないか……)。
受けの力も強くないといけないので初段前後では苦しいかもしれないが、居飛車穴熊は藤井システムが厭だしなぁ……と思っている居飛車党にはいいかもしれない。

作成日:2001.07.20 
その他の振り飛車

公望流メリケン向飛車戦法

公望流メリケン向飛車戦法 (三一将棋シリーズ)
著者 :横山 公望
出版社:三一書房
出版日:1995-08-01
価格 :¥3,337(2024/02/05 23:13時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

7八金7五歩型の向飛車で、居玉のまま▲8六歩△同歩▲同飛と仕掛ける戦法がある。私も一時期指していたことがある変態戦法だ。
著者の横山公望氏が愛用しているので、横山→横浜→メリケン波止場→メリケン向飛車と「勝手に」名づけられた。だから多分、感想戦で「このメリケン向飛車が……」と言っても判ってくれないと思うので念のため。
戦法の解説は実に詳しくなされているので、そういう意味では「買い」である。居玉でいきなり仕掛ける形と3八玉まで囲う形の2つを詳解しているので、実戦的でもある。形が決まっているので変化を掘り下げやすいのだろう。

ただ問題が一つあって、「普通」に書いてくれたら本の厚さは実際の半分になったと思う。とにかく「やめてくれ」「勘弁してくれ」「もうひと思いに殺してくれ」というくらいに「ダジャレ」が多いのだ(オーバーだが、決して誇張ではない)。
誰かがダジャレ抜きの抜粋版を作ってくれたなら、それには★★★★★をあげよう(笑)。

作成日:2001.07.20 
向かい飛車

四間飛車を指しこなす本 1

四間飛車を指しこなす本 1 (最強将棋塾)
著者 :藤井 猛
出版社:河出書房新社
出版日:2010-08-03
価格 :¥1,485(2024/02/05 23:13時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

満を持して登場した本家藤井猛による四間飛車の解説本。とはいっても本書は「藤井システム以前」の急戦についての解説で、有段者には常識的な変化が多いかもしれない。

特徴的なのは、定跡解説書でありながら、次の一手形式で進んでいくこと。
そのため、図面が非常に多い。ほぼ数手ごとに図面が挿入される。昔の米長の奇襲シリーズくらい多い。
ただ、次の一手形式のため、今が変化なのか本筋なのかが判りにくいという欠点はある。きちんと読めば大丈夫なのだが、こういう形式である以上、混乱する可能性は高いと言わざるを得ない。

良くも悪くも、従来にないタイプの定跡書であることは間違いない。
あ、あと、電車の中では読まない方がいいかもね(笑)。

作成日:2001.07.20 
四間飛車

必勝向かい飛車 豪快!攻める怒涛流

必勝向かい飛車―豪快!攻める怒涛流 (SUPER SERIES)
著者 :大内 延介
出版社:マイナビ出版(日本将棋連盟)
出版日:1996-08-01
価格 :¥2,450(2024/02/06 03:24時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

メリケン向飛車も載っているが、もっと一般的な(?)向かい飛車の形も解説されている。そういう意味では級位者には目を通してもらいたい。
ただ、変化に乏しいうえに、定跡書にありがちの「二人で有利にさせる」手が多い。級位者に手の感覚を解説するには必要なことなのだろうが、そういう意味では上級者には薦められない本ではある。
ついでに言うと、実戦譜も古い。昔の本だということを感じさせる。
あくまでも入門書、啓蒙書として評価すべき本だ。

作成日:2001.07.20 
向かい飛車

週刊将棋の伝説シリーズ2 左美濃伝説

左美濃伝説―秘法巻之弐
著者 :週刊将棋
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1991-08-01
価格 :¥1,061(2024/02/06 08:41時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

左美濃といえば、プロ間では4枚美濃を指すと言っても過言ではないが、本書で紹介しているのは3枚美濃である。
右銀は攻めに使う。対振り飛車急戦で使われる▲4六銀戦法のように攻める。▲4六銀戦法の破壊力に、左美濃の堅陣をプラスしたのが本書で紹介されている指し方である。

非常に詳しく、また、微妙な形の違いにまで踏み込んでよく解説してある。一通り読みこなせばとりあえず実戦で使えるくらいの完成度にはなっているだろう。東大将棋部だかどこだかが編集に携わったという話をどこかで読んだことがあったが(違ってたらごめんなさい)、なるほど確かに実戦の臭いと研究の薫りがする。

先にも述べた通り、現在のプロで振り飛車と言えば藤井システムなので、この形になることはまずない。しかし、だからこそ我々アマチュアにとってはチャンスなのである。みんなが知っている戦形はみんなが詳しく研究している。みんなが知らない戦形を指すからこそ、自分の土俵に引きずり込めるというものだ。
逆に言うなら、指されて困るからこそ普段からこういった「あんまり見ない形」も勉強しておく必要がある。本になっているのだ。読者は何千・何万といる。次に自分の目の前に座った彼氏彼女がその読者かもしれない。
その時に困らないためにも、是非ともチェックしておきたい。

作成日:2001.07.20 
振り飛車全般
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