定跡

これが最前線だ! 最新定跡完全ガイド

これが最前線だ: 最新定跡完全ガイド (最強将棋塾)
著者 :深浦 康市
出版社:河出書房新社
出版日:1999-04-01
価格 :¥82(2025/10/31 08:05時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

「主要戦形を網羅! この形がタイトル戦に出る!」とは帯のヒキ文句だが、この言葉に偽りはない。
振り飛車、矢倉、居飛車の「すべての」戦形について、最新の定跡が惜し気もなく紹介されている。どちらかの立場に立って書かれる「定跡書」ではなく、完全に「カタログ」に徹したのが成功した例だろう。
この本を読んだおかげで矢倉や相掛りに興味を持てた。個人的にも絶対におすすめの一冊だ。級位者には難しいかもしれないが、初段以上には必須と言える。
この一冊があれば、「古い本」を買う必要はない。そこまで言っても過言ではない。良書である。

作成日:2001.07.20 
全般

最新スーパー四間飛車2 撃破! 居飛車急戦

スーパー四間飛車 2 最新版
著者 :小林 健二
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1997-05-01
価格 :¥124(2025/10/30 20:01時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

『最新スーパー四間飛車1 急戦! 居飛穴破り』の居飛車穴熊破りに続いて、今度は対急戦。
棒銀、ナナメ棒銀、山田流▲9七角、▲4五歩早仕掛け、玉頭銀というラインナップだが、そんなに新しくなっていない気がするのは何故だろう……?(笑)

相変わらずの商売人ぶりには脱帽する。

作成日:2001.07.20 
四間飛車

最強 藤井システム

最強藤井システム
著者 :藤井 猛
出版社:マイナビ出版(日本将棋連盟)
出版日:1999-07-01
価格 :¥2,528(2025/10/29 09:27時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

いまや将棋を指す上で藤井システムは避けて通れないシロモノになってきている。居飛車穴熊や左美濃に有効なため振り飛車党には必須だし、振り飛車をされると藤井システムを相手にすることになる。どっちに転んでも藤井システムは顔を覗かせるのだ。

藤井システムのどこが凄いのか?
それは、たとえて言うなら「変態には変態に」といった態度にある。イビアナも左美濃も通常の囲い方ではない。ならば、異常に合わせて自らも異常な陣形に組む。それが藤井システムの思想だ。勝手な分析ではあるが、私は藤井システムをそう理解している。
だからというわけではないが、藤井システムを指した場合、実はなにも抵抗されない場合にまず困る。それに、異常な指し方は異常な感覚を必要とするから、付け焼刃で指すとまず失敗する。ようするに力が強くないと指せない戦法なのだ。
それでもなお、やっぱり藤井システムは人気である。そして、そんな人気に応えたのが本書である。

残念ながら図面が少ないため、盤駒がないと読んでいくのはキツいかもしれない。第一、緻密な藤井システムを解説するのに通常の「上半分図面、左下小図面」構成は無理がある。かつての『スーパー四間飛車』の構成くらいにはしてほしかった。本書で解説している内容にはそれだけの価値はあるはずだ。

しかし、ここまで構成をけなしても、やっぱりこの本は「買い」である。特に高段者にとっては必携と言える。
級位者にとっては、残念ながら百害あって一理なし、である。これを読むくらいなら、『居飛穴なんかコワくない』でも読んでいた方がよっぽどためになる。

作成日:2001.07.20 
穴熊

風車の美学 伊藤果直伝!

風車の美学: 伊藤果直伝
著者 :伊藤 果
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1994-07-01
価格 :¥4,521(2025/10/27 22:57時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

私の好きな棋士を挙げろといわれたら、まず来るのは花村九段である(笑うな)。そしてその次に来るのが、本書の著者、伊藤果七段である。
伊藤果といえば風車。本書は、その風車の指し方を解説してある。

とはいっても、はっきり言って風車自体が非常に実戦的な指し方であるため、解説は困難である。いきおい実戦譜を並べることになるのだが、そうなると変化手順の説明が散漫になってしまうので、それが欠点と言えるかもしれない。個人的には、伊藤七段の文章は好きなので楽しく読めたのだが。
そもそも風車はマイナー戦法であるので類書がほとんどない。『秘法 巻之四 右玉伝説』では一応紹介されていたが、それも純正風車に比べるとはるかに攻め味の強いものであった。「(以前風車の本を出さないかと言われて)やはり戦法は勝つもので、風車のように千日手でもいい、といった本を出す勇気がなかった」ので断った、と著者自身がまえがきで書いている通り、定跡化するには馴染まない戦法なのかもしれない。
級位者にあまり薦められないが、有段者は指してみるのもいいかもしれない。なんだか駒落ちの上手の気分が味わえる戦法である。

作成日:2001.07.20 
中飛車

相振り飛車にツヨくなれ

相振り飛車にツヨくなれ: この一冊でパーフェクト (週将ブックス)
著者 :小林 健二
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1988-07-01
価格 :¥1,199(2025/10/27 16:22時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

名著『相振り革命』の帯にはこう書いてある。

「棋界初の本格的最新相振り飛車ガイドブック」
重箱の隅をつつくような話でアレだが、これは「ウソ」である。

『相振り革命』の発行が1995年10月15日、それより遡ること8年前の1988年7月10日に世に出たのが本書である。
本書には『相振り革命』で書いてあることのほとんどが書かれている。非常によく整理されており、形も豊富である。もし絶版になっていなければ、ぜひとも入手してほしい一冊だ。特に中盤戦での端の手の作り方、それぞれの囲いの破り方などは参考になる。

級位者から高段者まで、どの棋力の人にも楽しめるだろう。

作成日:2001.07.20 
相振り飛車
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