相振り飛車

〈定跡〉相振り飛車

定跡相振り飛車 (パーフェクトシリーズ)
著者 :小林 健二
出版社:マイナビ出版(日本将棋連盟)
出版日:1998-01-01
価格 :¥1,320(2025/04/30 20:18時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

『相振り飛車にツヨくなれ』を書いた小林八段の本。
同じネタで2つも書くなよ……。

内容は『相振り飛車にツヨくなれ』や『相振り革命』で十分にことたりる。逆に言うと、本書があれば前2冊は必要がないのだが、本書は少々カタログ的のため変化の底が浅い。最終的には別の本を頼ることになるだろう。

どうも小林八段の本は、スーパー四間飛車シリーズにしてもそうだが回を重ねる毎に質が落ちている気がする。カタログも必要だとは思うが、アマ高段者に必要なのは詳細な変化の述べられた突っ込んだ本だと思うのだ。なんだかだんだん「高段者の書いた定跡本」になっていくようで寂しい。
とはいえ、級位者にとっては役に立つ本だと思う。これを読んで一つでも多くの知識を蓄えてほしい。特に振り飛車党には必携である。

作成日:2001.07.20 
相振り飛車

振り飛車新世紀5 鈴木流相振り飛車

鈴木流相振り飛車 (振り飛車新世紀 5)
著者 :鈴木 大介
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1998-10-01
価格 :¥777(2025/04/30 17:33時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

前作では穴熊を解説した鈴木大介が、今度は相振り飛車を解説してくれた。もちろん「鈴木流」は健在なので、本書だけで相振り飛車は指せません(笑)。

▲7六歩△3四歩▲6六歩△3五歩から始まる向かい飛車対三間飛車の形から、基本的な金無双に組む形と、後手が穴熊・美濃に組む形を解説している。
正直言って、『相振り革命』『〈定跡〉相振り飛車』があれば本書はいらないと思う。特に小林本とはカブるところが多い。

まさか同じライターとか言うなよ……(笑)。

作成日:2001.07.20 
相振り飛車
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