大局観

実戦!!森内の次の一手 勝利の三段論法、優駿流ここでどう指す

実戦森内の次の一手: 勝利の三段論法、優駿流ここでどう指す (森内優駿流棋本ブックス)
著者 :小暮 克洋
出版社:主婦と生活社
出版日:2000-08-01
価格 :¥497(2025/05/01 02:59時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

森内優駿流(どうもこのネーミング好きになれないんだけどなぁ……)シリーズの一冊。現状を正しく認識し、それを踏まえてどうすべきか方針を立て、指し手を決定するという考え方の本である。
一度読んでみるのはいいかもしれないが、そんなに凄い本でもないなぁ……というのが正直な感想。ただ、初段直前くらいの人で、「茫洋とした局面でどう指せばいいか判らない」と感じている人は一度手にとって見るといいかもしれない。なにか発見があるかもしれない。

……かも、だけど。

作成日:2001.07.20 
大局観

週刊将棋の伝説シリーズ4 大覇道伝説

秘法卷之参大覇道伝説
著者 :週刊将棋
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1991-09-01
価格 :¥2,530(2025/04/30 15:18時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

定跡をなぞって進行している間は、将棋を指していてもあるていど気が楽なものである。
しかし、一度定跡を離れると、自分の大局観と読みがすべてを決めることになる。これは楽しくもあるが、同時にとても怖いことだ。特に「腕力」に自信がない人にとっては、その恐怖感はより強いものになる。
本書は、そういった定跡を外れた局面、漠然とした場面での指針を解説したものである。特定の戦形に限らず、序盤での差し手争い、中盤でのもみ合い、終盤での競り合いすべてについて解説をしているので、非常に「お得感」が強い。

大局観という形にしにくいものを表現することに挑戦し、そして成功した良書と思う。

作成日:2001.07.20 
大局観
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