とっておきの相穴熊

作成日:2008.04.18
とっておきの相穴熊 [マイコミ将棋BOOKS]
著者 :広瀬 章人
出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:2007-10-23
価格 :¥596(2022/05/02 16:19時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

相穴熊限定という非常に下品な(笑)分野にしぼった解説本。定跡書ではなく相穴熊を指す上での思想・考え方・大局観を解説する本で、昔、『秘伝 穴熊王』という本があったが、それと同じようなテイストの本だ。
穴熊マスターの広瀬プロとアナグマン遠藤アマとが、一つのテーマ図について自由に語り合うという対談形式になっているが、実際は広瀬プロの異質かつ鋭い大局観(とそれを裏打ちする深い読み)を堪能するという内容といった方が正しいだろうか。とにかく広瀬プロの手にかかると、固いと思われている穴熊があっという間に攻略されるし、さばけないと思っていた飛角が大暴れする。なんなんだろうこれは、と言いたくなるほどの「穴熊芸」である。

穴熊ビギナーは第1章、第2章の基本講座的な内容で勉強し、穴熊マスターは第3章で広瀬プロの名人芸を堪能してほしい。
穴熊党には必読の書である。
それ以外の人は読む必要はない(笑)。