NSNが料金値下げ

 らしい。
 ただ、なんたらちゃんねるでも言われていたんだけど、そもそも有料の対局システムというもの自体に逆風が吹いているような気がする。

 ブロードバンドだなんだということで環境としては整ってきたと思う。しかし、インターネットの普及に伴い、インターネットの常識である「無料での提供」を当然のもとのして考える人間も増えてきてしまったと思うのだ。
 現在、プロバイダーの料金も無料というサービスが出ているし、そうでなくてもだいぶ値が下がった。ホームページやメルアドが無料なんていうのはごく当たり前になった。電話料金も定額制で有料感(?)が薄れてきている。今や、インターネットに多大な金額を投資している人などというのはさして多くないのだろう。
 おまけにオンラインゲームの流行もある。オンラインゲームはほとんどが無料か、もしくはソフト代金を一度払うだけでプレイできる。Yahoo!やgooなどでも無料ゲームサービスを行っている。フリーでオンラインソフトも出ている。麻雀だって、「東風荘」を始めとするほとんどのゲームは無料だ。
 この状況下で、インターネット将棋にだけ月に7,000円も8,000円も払っていられない、というのが正直な個人ユーザーの気持ちなのだろう。

 更に、インターネット将棋は元々無料での提供が最初だった。白砂の情報に間違いが無ければ、一番最初に流行ったインターネット将棋はJAVA将棋の筈である。これは当時から無料だったし、今でも無料サービスを続けている。白砂は実は入会手続き等の操作手順が一切判らずに挫折した人間なので(笑)覗きにも行ってないのだが、今はどうなのだろうか?
 また、現在では将棋倶楽部24も無料サービスを続け、毎日盛況のようだ。たまに覗くことがある(ここ半年くらいは見てないのだが……(笑))が、いつも100人前後の利用者がログインしている。
 一方、NSNはどうだろうか?
 土日は流石にかなりの盛況ぶりだが、平日となるとテレホタイムでもややお寒いものがある。残念ながら「指したい時にすぐ指せる」というほどではない。白砂は図書館に勤めている関係で平日に休みがあるが、平日だとログイン者が10前後、なんていうことがザラにあった。もっともこれも3ヶ月以上前の白砂の主観なんで、今はどうなっているかはよく知らない。
 プロとの指導対局などにも力を入れていて、それはとてもいいと思う。大会なんかも数多い。白砂も「トライアスロン」に参加してフラフラになったことがある(笑)。あれはあれで楽しかった。

 ただ、インターネット将棋をしたい人が何を望んでいるかというと、やはり「いつでも自分と同じ棋力の人達と対局できる」ということだと思う。この一点において、しかし一番重要な一点において、NSNは他のインターネット将棋に大きく遅れをとってしまっている。現在ではYahoo将棋にすら負けてんじゃないかな(まぁ、あそこは棋力レベルが恐ろしく低いんだけど(笑))。
 残念ながら、現在の将棋愛好家の感覚からすると「有料」というだけで足枷になるので、その点でもNSNは不利だと思う。

 NSNのユーザーとして、NSNには大きく期待している。大きくなってくれればもっと会費も安くなるんじゃあなんて期待も実は大きいんだけど(笑)、それより、いつでも将棋が指せるという一番大事な部分が満たされてくれるのが一番嬉しい。今回の値下げ措置はその第一歩になると信じたい。

 でも、最近は忙しくてログインすらしていなくて、とうとうまた「仮レート」に戻っちゃったんだけど(笑)