白砂青松の麻雀を打とう!

第2章 迷った時のコツ

第2項 どれが得かを覚えておく

 本項はごく当たり前の事実について確認するものです。みなさんにとっても簡単なものかもしれません。
 しかし、実戦の場面では不思議とこういうことまで考えられないものです。ここで改めて確認して、実戦に生かして下さい。

 ここで言う「得」とは、ターツ(メンツのたまご。両面とかペンチャンとか)の種類ごとの話です。

両面>シャンポン>カンチャン>ペンチャン

 これがターツの有利な順です。
 いわゆる入門書に書いてあることと違う部分も多いので、ここで改めて説明します。


 まず、両面(など)については説明の必要はないですね。
 他のターツに比べて、待ちの数があきらかに違います。よって、これは絶対に残しは確定。もちろん、3メンチャンがあったらそっちを残して下さいね。
 例えば、

 とあったら、切っていくのはのどちらか。は絶対に切らないでね。ま、切る人はいないか(笑)。


 次はシャンポン(など)とカンチャン(など)の問題。
 入門書や「伏土竜の麻雀戦術論」にも(←宣伝(笑))、シャンポンとカンチャンの優劣については「場合によって」という表現で説明されます。はっきり言って、そんなに差がないんですね。
 でも、場をいちいち見られなーい! と言う人のために本講座はあるわけです。
 なので、ここははっきりと白砂大明神が明言します(なんか大道芸人みたいだ(笑))。

シャンポンとカンチャンは、シャンポンの勝ちです。

 安心して(?)カンチャンを叩っ切って下さい。

 例えば、こんな手牌では、

 叩っ切ることになるわけです。

 切り順は端っこから。つまり、この場合はから切ります。うまくいけばが来て両面になるかもしれませんからね。
 で、両面になったら両面>シャンポンですから、今度はシャンポンを叩っ切って下さい。


 とにかくこの順に切っていけばいいんですから、打牌は非常に簡単に、速くなる筈です。
 こんな手牌だったら、

 切るのはなんですか?

 ノータイムでと答えられたでしょうか?


 大体判りましたね。では、質問タイムに行きましょう。

「同じのが2つあったらどうするんですかぁ」

 いい質問ですねー。
 ……さて、次の方は……?

 じゃなくて(笑)。

好きな方を切って下さい。

 全く条件は同じですので、自分の右手に近い方からでも切って下さい。迷うくらいなら叩っ切れ、です。
 そういうところできちんと考える(待ち牌の数を数えるとかね)ことが強くなる秘訣であることは確かなんですが、失敗して強くなることもまた必要です(ホントかぁ?)。
 安心して叩っ切って下さい。

 では次。

「チャンタでもペンチャン切るんですかぁ?」

 さて、そろそろ時間のようですね
 それでは次項へどうぞ……。

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