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  石田流と立石流を比較

01: 名前:secret投稿日:2014/03/31(月) 11:36
 私は居飛車のエキスパートですから(笑)振り飛車に関しては初級者です(ちょっと言い過ぎかな。まあせいぜい中級者)。始めに言っておきますが、これは「意見」じゃなくて単なる「質問」です。単に私が振り飛車に無知なだけなので、優しく丁寧に教えて下さい。今までのような、「議論」ではありませんから。
 前置きが長過ぎました。では質問なのですが、石田流に比べて、立石流のメリットは何?どうしてわざわざ▲68飛〜▲66飛〜▲76飛と手損するの?意味不明だ・・・というのが今回の質問内容です。………

 以上。

 それで、つい最近、ほんのちょっとだけ意味が分かったような気がしなくはない(限りなく「分かっていない」に近い<笑>)のですが、説明してみろと言われてみるとそれは出来なくて……

 ですから白砂さんに立石流の意味を分かり易く説明して頂きたいです。なんというか、今頭の中でモヤモヤしていることを、うまく言語化して欲しいというか…

 立石流は石田流の劣化版だ!という大きな誤解をしていますから、回答を是非是非お願いします。

 そもそも立石流の意味を分かっていないので、まずは立石流の背景にある思想や、立石流のコンセプトを分かり易く解説して頂きたいです。
 それでは、回答宜しくお願いします。

02: 名前:secret投稿日:2014/03/31(月) 12:02
※補足
・32金戦法掲示板の定跡ファイルに、意見を書かせて頂きました。そちらも回答お願いします


 いやあ、あれで32金戦法は少なからず困ってしまうと思いますが。「32金を見て振り飛車にしてしまった。今から居飛車にしても遅くはない。それ以上に後手陣の欠陥につけこめるのが大きい」という感じの指し方です。まあ私オリジナルの指し方ではありません。普通の居飛車対振り飛車(中飛車)の定跡書にもたまに出てくる指し方です。それをここで採用したら有力じゃねぇ?っていう。

 ちなみに対77桂戦法に関しては「77桂戦法ワクチン」というべき指し方を開発しました。「開発」といっても100%私オリジナルではなく、半々といった感じです。まさに、「アレンジ」というやつです。


・これ以降、32金戦法掲示板に新しくスレッドを作って意見を書いていく予定なので、そちらも気にとめていて下さい
・ちなみに白砂さんは石田流と立石流のどっち派ですか

03: 名前:白砂 青松投稿日:2014/04/05(土) 17:13
立石流を語るためにはまず石田流を語らないといけないんですが、石田流、特に早石田の場合は▲7六歩▲7五歩と、かなり早めに形を決めます。こうすると対応されやすいんですよね。
なので、▲7六歩▲6六歩▲6八飛として「普通の振り飛車」っぽい出だしから、相手が△4二玉△3二玉といった感じで「普通の対振り飛車」を指してきたところで、▲6五歩▲6六飛▲7六飛と石田流の「かたち」に変化する。自分の手の内を出さないことで相手の対応を限定させる。これが立石流の利点です。
また、細かい話ですが、▲6五歩としているので後手からの△5四角という筋がありません。石田流ですと常に狙われますよね。

なので、白砂は立石流の方が石田流よりいい、と考えています。

ちなみに、立石流で困るのが、角をどう使えばいいのか? ってことです。
▲7六飛▲7七桂の形ですから8八では使いにくいし、とすると▲9七角か▲7九角か……。
で、それを解消するために、じゃあ先に角を捌いとけばいいんじゃん、ということで出てきたのが▲7六歩△3四歩▲2二角成△同銀▲7七桂からの石田流、つまり7七桂戦法です。

7七桂戦法は、石田流を進化させた立石流を進化させた戦法、とも言えるわけですね。

04: 名前:secret投稿日:2014/04/05(土) 21:18
 77桂戦法ほど形を決める戦形はないですけどね(笑)まあ、でも77桂と跳ねた段階ではまだまだ色々な形を含みにしてますからね。鬼殺しなどなどなど。

 「石田流も良いけれど形を決めたくない」という発想のもとでうまれたというのは、将棋界の一般常識なんですよね?誰にきいても同じ返答がかえってくるようなことなんですよね?、私の質問は。ですから、白砂さんは、あくまで「ごくごく当たり前の、基本的なことを『教えた』」という感覚であって、「今改めて考えてみたら立石流の利点はこんなとこかな」という感覚で回答したわけではないですよね?
 一応確認しておきます。

05: 名前:白砂 青松投稿日:2014/04/11(金) 18:35
うーん……微妙な話かもしれないんであえて厳密に書くと、
「白砂自身が考えていた、石田流と立石流の違いを書きました」

ですので、
・私にとって基本的なことを伝えたつもりです。
・以前から考えて(感じて)いたことです。
・けれど、それが将棋界の常識かどうかは判りません。そんなに外してはいないと思いますが。
となります。

>77桂戦法ほど形を決める戦形はないですけどね(笑)
まぁ、そうなんですけど(笑)

06: 名前:secret投稿日:2014/04/11(金) 23:34
 そうです。それがまさに私の聞きたかったことです。

 (回答を受けて)なるほど。みんな自分なりの考えはあるのかもしれないですが、立石氏が、どういう考えでどういう発想のもと立石流を開発したのかは、本人以外、誰も知らないということですね。例えば、プロ10人に聞いたら10人とも答えは返ってくるかもしれないですけれど、1人1人答えは違うと。まあ似ているんでしょうけどね。

 ここまであってますか?
 それじゃあ立石流使いはみんながみんな、白砂さんみたいに自分なりに立石流のメリットを考えながら指しているんでしょうかねぇ。意味もわからず立石流を指している人はいないんでしょうかねぇ。立石流の指し方を知って、「(なんとなく)これいいねえ!」と思って指している人の方が多い気がします。ていうかハナから「これでは立石流は1手損する分、石田流より損」などという発想がないんだと思います。立石流の意味がわからなければ、普通そう思うのは当然なんですが。例えば私なら、白砂さんから回答を頂いて、初めて疑問が少しとけたわけです。みんなそういうことを疑問に思わずに立石流を指しているなんて、不思議でたまりません。もっとも、白砂さんのように最初から立石流のメリットを自分なりにきちんと体系化でいきている人は、そんなことを疑問に思ったところで意味はないですが。

 新手って、定跡書だと必ず意味が説明されるじゃないですか。例えば丸山ワクチン佐藤新手▲96歩とかだったら、「先程の変化の△88角に▲97香と出来る為に………云々」とか。例えば定跡書で立石流の意味を説明するとしたら、「私の考えでは………」とか、「おそらく………」とかいう語が前に必ずつくと思います。明確な意味はないし、その辺は本人に聞かないとわからないわけですから。というかもしかしたら本人も特別な意味があって開発したわけではないかもしれないし。

 白砂さんは、「最新戦法の話(著者:勝又清和、出版社:浅川書房)」という棋書を御存知ですか?私はあの本で立石流を扱って欲しかったです。それで勝又お得意の「本人直撃インタビュー」をしてもらったりして。そうなればとても面白いことになったと思います。勝又がどんな風に説明するのかという所も興味があります。


 で、話は変わるんですが、白砂さんと私は、年が多分同じくらいだという気がします(あくまでも、「おそらく」ですが)。白砂さんもそう思いませんか?なんか理由は自分でもわからないですけれど、私はそんな気がします。なんとなあく(笑)

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