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  棋書「四間飛車破り【居飛車穴熊編】」について

08: 名前:secret投稿日:2014/03/23(日) 22:06
 今、「棋書紹介」をなんとなく眺めていたら、やっぱり1970年作成のものがありました。記憶は正しかったです。それで……「居飛車基本戦法」って、初版発行が2006年だったはずです。なのに作成日は1970年……このサイトは謎が多いので、色々教えて下さい。まだ利用し始めて間もない者ですから、わからないことが多いんです。
 例のあの長い文章、今回ちょっと誤字が多いです。いつもは私が誤字なんてまずありえないんですが(笑)
 で、本論。前回の話題なんですが、今回の話題同様、実はあまり納得出来てません。最初の話題は合点がいったのですが。まずp.192の▲38飛には、△45歩なんじゃないかという問題から。この3筋の歩交換をすると、端攻めが生じるのが嫌なんです。p.192の形は後手が端を突き越していますから。で、中盤早々の端攻めが有力なのでは?というのは今回の話題で述べました。そちらはそちらで回答して頂くとして、ここではまた前回の話題に戻ります。ここで△45歩と突けばテーマ22と似た形(これを、「仮想の順」と呼ぶことにします)になります。テーマ22は角頭を守れていますが、大した違いではなさそうです。そしてテーマ22と同じ様に、▲35同飛の瞬間に、端攻めにこられたら………まあ角頭を守っていないのでテーマ22とは違って△34香の筋はないですが、私が恐れている△92香打の重ね打ちがあります。本譜の順(テーマ25の順)ならこの様に端攻めされても先手の35の駒は銀ですから展開がまるで違います。イビアナ側は右辺でアドバンテージを稼いでいますから、お互い我が道をいく展開(先手は右辺攻め、後手は端攻め)になればイビアナ側が良さそうです。というか、本譜の順を見て頂ければ分かるように、そもそも後手は端攻めする余裕がないんです。右辺の対応を強いられるからです。しかし、「仮想の順」はどうでしょうか。先手は歩交換をしたくらいで、3筋を抑え込めていないし、大したポイントを稼げていません。ですから、端攻めで我が道をいく展開は、先手自信持てません。端攻め云々言ってきましたが、私がp.192で△45歩を有力視する一番の理由は、鷺宮定跡に基づいて考えているからです。鷺宮定跡でも、振り飛車側が高美濃に組めていれば、▲38飛の瞬間△45歩が有力になるのと同じです(本美濃だと▲33角成の角交換からの▲31角がある)。高美濃に組めているし、元よりイビアナ側が角道を開けていません。そして更に+aの要素で、イビアナでは端攻めが成立する。だから従来の鷺宮定跡の形で高美濃に組めた場合より、更に△45歩が有力になっているのでは?ということが言いたかったんです。つまり、まとめると、従来の形で3筋の一歩交換は少なからず居飛車側のポイントなりアドバンテージになるが、自玉がイビアナだと、むしろこの一歩交換が居飛車側にとって悪い方向に働きかねない。だから振り飛車側は3筋の一歩交換をあえてさせるくらいの心構えで角頭守りを放棄し、居飛車側の銀を進出を防ぐべく△45歩と突いた方がいいのでは?というのが私の論です。角頭を放棄したところで特に何も起きないし(それは銀が進出出来ていないから)。むしろ本譜の順(テーマ25の順)の方がよっぽど角頭を攻められてます。銀の進出を防ぐことが、より有効な角頭守りだと思います。鷺宮定跡もそういう意味で振り飛車陣が高美濃なら△45歩と突くのが定跡化されているのですから。これはもはや私1人の見解ではありませんから、△43銀よりも△45歩の方が有効な角頭守りというのはほぼ絶対です。そもそも鷺宮定跡ではあまり△43銀は有力視されていませんよね?銀進出後の△45歩から角交換になったときに、△43銀型だと△同桂となりますが、△32銀型だと△同銀と取れるということで。これは御存知だと思いますが。そしてこの場合は角交換がないということで△43銀が本譜なんでしょうが、先程からの私の論からすると、従来の鷺宮定跡の形より更に△45歩が有力(=△43銀が更に不有力)です。まあつまり従来の形と今回のイビアナの形でも△43銀の価値は同じくらいなんです。これを受けて、再び白砂さんの意見を聞きたいです。………と、まあ長くなりましたが以上です。もう終わりかと思いきやまだ残ってますよね(笑)。次は前回の話題の、p.93ではA図の変化を本譜にすべきなのではという問題です。今回もクソ長くなる予感(既にクソ長いか<笑>)。A図から▲24歩〜▲同角に△22飛では、「A図では▲24歩といけない」と本文中に書かないだろう(普通に▲33角成△28飛成▲33馬で先手よし。これでは従来と同じ)から△同角と取り、△52飛・△56歩型を活かして△57歩成とする順があるから「A図では▲24歩といけない」と本文中に書いたのだろうけど、▲24歩からの順がすんなり通ったのに、しかも先手は4枚穴熊形(4枚囲いは攻めが手薄い<=成功しにくい>という点で3枚囲いに比べてデメリットがあるが、攻めが成功したのでは4枚囲いの陣形がプラスにしか働いていない)なのに、これで先手が成功していないとは思えません。そしてその△57歩成も意外と厳しくないと思いませんか?▲77金寄とすれば、後手は重い形です。△68と と捨てて飛車を成るのなら、従来の△22飛の方が良かったことになります。ですから後手は絶対このと金を活かす展開にしなければいけませんが△47と は変だし、いずれにしてもこのと金はく使いにくいはずです。57にと金がいる瞬間に△85桂として▲86金という悪形を強いられても、この瞬間△85桂にあたるし、この形は端を突き越していないから端攻めもないから△85桂はそんなに痛くありません。それで△57歩成▲77金寄△22歩には、▲43角で先手はっきり優勢だと思いますが。後手はなかなか△85桂が出来ません。(▲86金が△85桂に当たるから△84歩と桂を守る手に▲21飛成とされてしまう)そして先程言った様にそもそも△85桂自体あまり厳しくないのです。▲43角は先手だから後手はまた対応を強いられる。完璧な順だと思うのですが。本文中の言葉からしても、白砂さんの回答からしても、どうもこの順は通るようです(変化の余地はなさそうです)。そしてこの順は私が思うに完璧の順。やはりA図を本譜にすべきなのでは?と思います。本譜より劣る点が見当たらないです。この順は、完璧な上に、非常に分かり易いです。本譜はとても最善とは思えないし、なにしろ分かりにくい。そうなんです。「分かり易い」という観点からも、やはりA図に持ち込んだ方がいいと思うのです。例えA図の順がまずくても、(=白砂さんや著者がA図の順に納得いかないとしても)A図の変化がクソ分かり易い上に、本譜がクソ分かりにくいのだから、やはりA図の方が勝ると思います(ていうか私はA図の順はまずくないと信じているのですが。それどころか完璧だと思うのですが。その理由はこれまで述べた通り)。それに本譜は私が納得出来ない所がいくつかあるんです。一つ。p.95▲34歩には、△51角が正解なのでは。一つ。p.95の△22歩には、p.96の、まる3の順が最善なのでは。一つ。本譜▲25飛には、△85桂をいれず、△66銀とされても困るし、本文で最善と言っている△45歩とされても困るのでは。本文では「居飛車を持って不満はない」と済まされているが。などと沢山疑問があります。(ていうかそもそもA図の順を選択すべきなのでは?という疑問がある)これを受けて、再び白砂さんの意見を聞きたいです。
 またまたまた今回も長くなり過ぎました。なんだかんだいって反省していないんですね(爆)・(笑)もう一回言っておきますが、これは同意を求めているわけではありません(そういう感じの文体だから、勘違いされがちだと思うのですが)。自分では完璧と思っている自分の意見を、筋道立てて説明して(この過程が私の場合独特で、意見を押し付けていると勘違いされがちだと思います)、それを将棋の強い人に聞いてもらって、こちらの意見を全てを理解したもらった上で(ですから貴方はこの分かりにくい長い理屈っぽい文章を完全に消化せねばなりません<笑>)、強い人の意見を聞きたいんです。その一人の将棋指しの方の一つの意見として、参考にしたいのです。要はちょっとした討論をしたいと私は考えているのです。おそらくすぐには白砂さんの意見も納得出来ませんから(笑)私は面倒な奴ですから(笑)もちろん合点がいけばもう討論はしませんが、この課程に意味があると、私は考えています。ちょっとかっこつけてしまいましたが、単純に私の疑問を強い人に聞いて疑問を晴らしたいだけです(笑)ただその際、私の文は独特だから気をつけて下さいということが言いたかったんです(笑)納得出来なければ納得するまで質問し続けます。どうか面倒臭がらないで下さい。先程も言いましたが、この課程に意味があると考えてます。
 それでは、今回も御回答宜しく御願い致します。
※補足
イビアナに対する端攻めには、「△97歩に▲97同香を強いられる」と私は述べてきましたが、同桂が最善ですね。香か銀でしかとれないものかと思ってました。というか桂の存在忘れてました(笑)これなら△85桂はありませんからね。でも桂頭に弱点を抱えるし、横っ腹は開けるし、これこそ良い「味付け」になっている気がします。2歩渡した損より、先程の2点のポイントの方が大きいと思います。場合によっては△96香と歩を補充出来る(▲94桂が生じるし、△95歩▲同歩△96歩の筋がなくなるので通常はやりにくいので、あくまで「場合によっては」です)し。それに普通こういうのは感覚的に香で取りたいものです(いや銀でとれれば勿論それは一番良いですが。というか銀でとれる状況では後手の端攻めは無理。2歩あれば別だが)。

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