棋書「四間飛車破り【居飛車穴熊編】」について |
- 35: 名前:白砂 青松投稿日:2014/05/25(日) 23:59
- コンピュータ将棋選手権に参加していたためご無沙汰しておりました。申し訳ありません。
とりあえず前半分の回答をします。 少し質問文が混乱しているようなので書き下してみました。 要するにこういう質問の内容でよろしいですか?
ここから-----------
後手の持駒:歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一 | ・v玉v銀 ・ ・v飛 ・ ・ ・|二 |v歩v歩v桂v金 ・ ・v角v歩v歩|三 | ・ ・v歩v歩 ・v銀v歩 歩 ・|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五 | ・ ・ 歩 歩v歩v歩 歩 ・ ・|六 | 歩 歩 ・ 金 ・ 歩 ・ ・ 歩|七 | 香 銀 金 角 ・ ・ ・ 飛 ・|八 | 玉 桂 銀 ・ ・ ・ ・ 桂 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:なし 手数=6 ▲2四歩 まで
渡辺本p.93には、△5五歩に▲7九銀右△5六歩▲6八角△5二飛で不利と述べられている。 しかし、△5二飛は▲2四歩で逆に先手が有利ではないかと考え、それはとりあえず正しいのではないかということで一段落した。 ところが、よく考えてみると、△5二飛のところで△4六歩とされる手がイヤなのではないかと思い至った。 一応、△4六歩には▲2四歩と突く手はどうかと考えている。これが上図。
上図から△2四同歩を本線と考え、それに対し▲4六角という手を本命と見ている。それが下図。
後手の持駒:歩二 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一 | ・v玉v銀 ・ ・v飛 ・ ・ ・|二 |v歩v歩v桂v金 ・ ・v角 ・v歩|三 | ・ ・v歩v歩 ・v銀v歩v歩 ・|四 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五 | ・ ・ 歩 歩v歩 角 歩 ・ ・|六 | 歩 歩 ・ 金 ・ 歩 ・ ・ 歩|七 | 香 銀 金 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八 | 玉 桂 銀 ・ ・ ・ ・ 桂 香|九 +---------------------------+ 先手の持駒:歩 手数=8 ▲4六角 まで
ここから、以下の変化が考えられる。
1.△4五銀は、▲2四角△2二飛▲3三角成△2八飛成▲5五馬△2九龍▲4五馬で先手有利。
2.△2二飛は▲3七桂とし、 2A.△5五銀には▲4五桂とし、 2A1.△4六銀は、▲3三桂成△同桂▲4六歩△2五歩(もしくは△3七角)。 2A2.△4四角には▲2四飛とし、 2A2a.△2三歩は、▲3四飛△3三歩▲4四飛△同銀▲3一角で先手有利 2A2b.△2四同飛は、▲同角△2九飛▲4二角成△6六銀▲同金△同角▲5三桂成で先手有利 2A2c.△4六銀は、▲2二飛成△同角▲4六歩で先手有利 2B.△3五歩には、 2B1.▲2六飛と受けておく 2B2.▲3五同歩△3六歩▲3四歩△5一角▲4五桂△同銀▲5五角で先手有利 2C.△9四歩(手待ち)は、▲2五歩△同歩▲同桂△5一角▲2四歩で先手有利
△5五歩に▲7九銀右△5六歩▲6八角△5二飛▲2四歩が先手有利であり、 △5五歩に▲7九銀右△5六歩▲6八角△4六歩▲2四歩△同歩▲4六角も先手有利であれば、p.93の△5五歩には▲7九銀右として先手が指せるはず。 よって、「△5五歩に▲7九銀右△5六歩▲6八角△4六歩▲2四歩△同歩▲4六角」の変化が本当に先手が指せるかどうか確認したい。
ここまで-----------
これでいいと仮定して、回答なんですが、すいません、上の変化は全部なしにしてください。 △5五銀と出る手はありませんか?
主要な変化を以下に記します。
3.△5五銀は? 3A.▲2四角は、△4七飛成▲3三角成△同桂として、 3A1.▲2二飛成は、△5七歩成▲7七金寄△5六角でどうか。以下、▲5二角△同金▲同龍という手はあるものの、△8五桂が厳しい。 3A1a.▲5五龍は、△7七桂不成として、 3A1a1.▲同金は△8九角成▲同玉△5四歩▲8五龍△6七桂。 3A1a2.▲同銀は△6七と▲同金△同角成▲7八銀打△4五馬。 3A1b.▲8六金は、△6七と▲同金△同角成として、 3A1b1.▲7八金は△同馬▲同銀△6八金。 3A1b2.▲8五金△4五角▲7八桂△同馬▲同銀△同角成▲7九金△同馬▲同銀△7七桂▲同桂△同龍▲8八角△8七龍 3A2.▲2一飛成は、△5七歩成▲7七金寄△5六銀▲5二歩△4一歩。 3B.▲5五同角は、△同角▲2四飛△4七飛成▲2一飛成△5七歩成▲7七金寄△8五桂。 3C.▲2二歩は、△4六銀▲2一歩成(▲同歩は△2二飛で手がない)△4七銀成。
△5五銀▲2四角に△同角と取らないのがポイントです。 これはどの変化も振り飛車がいいように見えます。 もしも私の提示した△5五銀で振り飛車が有利であれば、ご提示いただいた△4五銀や△2二飛の変化は考える必要がなくなります。
というわけで、まずはこの変化を考えてみてください。
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