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  実戦対局 質問

01: 名前:シャドームーン投稿日:2013/11/09(土) 11:20
先手が自分 後手が将棋道場の先生

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲5六歩 △5四歩 ▲7八金 △7四歩 ▲7七銀 △5二金右
▲5八金 △3二金 ▲4八銀 △4二銀 ▲6七金右 △6四歩
▲7九角 △6三銀 ▲3六歩 △6二玉 ▲3七銀 △7三桂
▲6八角 △4四角 ▲6九玉 △8一飛 ▲7九玉 △5三角
▲8八玉 △9四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲2六歩 △3三銀
▲2五歩 △7二玉 ▲4六銀 △4四角 ▲5八飛 △6二金
▲5五歩 △5一飛 ▲5四歩 △8五桂 ▲4五銀 △7七桂成
▲同金寄 △6九銀 ▲5九飛 △7八銀成 ▲同 玉 △2六角
▲5六飛 △4八角成 ▲5三銀 △6一金 ▲5五桂 △5二銀
▲同銀成 △同 金 ▲5三歩成 △同 金 ▲6三桂成 △同 玉
▲5四銀打 △同 金 ▲同 銀 △同 飛 ▲同 飛 △同 玉
▲5二飛 △5三銀 ▲5五歩 △6三玉 ▲3二飛成 △6九銀
▲同 玉 △5八金 ▲7八玉 △6八金 ▲同 玉 △5七角
▲6七玉 △6八飛 ▲5六玉 △4四桂 ▲4五玉 △5六銀
まで後手の勝ち。

へたな将棋で申し訳ないのですが、白砂師匠のレクチャーよろしくおねがいします。
またこの将棋を見て、僕の棋力はどれくらいか判定してくれるとありがたいです。

02: 名前:白砂 青松投稿日:2013/11/10(日) 22:42
一応、将棋ソフトなどで読み込めるように棋譜を貼り直しました。

さて、いくつかポイントを。

■序盤の終わりくらい
42手目△6二金のところで、先手から▲5五歩と仕掛けています。
……が、よーく盤面を見てください。先手には働いていない駒が1枚ありますね。2九桂です。
せっかくなので、ここは▲3七桂と跳ねておく手もあったと思います。
ただし、将来▲3五歩と仕掛けた場合、例えば△6二金の後に▲3七桂△4二金と進んだとして、▲3五歩△同歩▲同銀とすると△3六歩とかの反撃がありますので、本当にいい手かどうかは正直なところ微妙です。ただ、攻める直前に「自陣に働いていない駒はないか」を確認するクセをつけると、単純に攻めるだけではなく、一手ためる手が指せるようになります。一手ためる手が指せるようになれば、実力は必ずワンランクアップします。

■敵玉を攻めるとき
57手目▲5三銀と打ち込んだ手、59手目▲5五桂と銀取りに打った手は、ともにいい手だと思います。敵玉を直接攻めるのではなく、「敵玉を守っている金銀」を攻めるのがいい手になりやすいです。
残念だったのは、62手目△5二同金の局面ですね。
▲5三歩成△同金▲6三桂成に△同金と取れない(▲5一飛成と飛車を取って勝ち)という手が見えたのかもしれませんが、ここは「敵玉を守っている金銀」を攻める、という原則に則って、▲6三銀と攻めるのがいい手だったと思います。▲5三銀でもいいですが▲6三銀は王手ですからこっちの方がいいでしょう。
▲6三銀と打ってしまえば、後手は△同金▲同桂成△同玉とするくらいしかないですが、そこで▲5三歩成△同飛▲5四金と玉と飛車を同時に攻めれば先手が優勢だったと思います。以下△同飛は▲同銀ですし、△7三玉などなら▲5三金とゆっくり飛車をいただいておけばいいでしょう。
もちろん、△6九銀などの攻めもあるので実際は簡単ではありませんが、これなら先手がそのまま勝っていたと思います。

棋力ですが、矢倉をちゃんと組めていること、攻めの基本ができていることなどから、3級から4級くらい、だと思います。
道場などでもう少し上の棋力で指していた……なんてことだったらごめんなさい(笑)。

03: 名前:シャドームーン投稿日:2013/11/11(月) 03:00
白砂師匠、レクチャーありがとうございます。
序盤では1手ためる手が大事なんですね。
あと終盤の63手目は、確かに6三銀のほうがいいですね。
それだったら確かに勝てそうです。
僕に勝つチャンスはあったんですね。
棋力判定までしてくれてありがとうございます。
自分の力がどのくらいか知ることができました。
また僕の棋譜をのせることがあるかもしれませんが、そのときはまたレクチャーよろしくおねがいします。

あと、麻雀掲示板のほうでも質問しているので、それにも答えてくれるとありがたいです。
よろしくおねがいします。

04: 名前:シャドームーン投稿日:2013/11/12(火) 03:42
先手が自分 後手が将棋道場の先生


▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △6二銀
▲5六歩 △5四歩 ▲7八金 △5二金右 ▲5八金 △3二金
▲4八銀 △4一玉 ▲6六歩 △4二銀 ▲6七金右 △3三銀
▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲3七銀 △4二角
▲6八角 △3一玉 ▲6九玉 △7四歩 ▲7九玉 △7五歩
▲同 歩 △同 角 ▲7六歩 △6四角 ▲8八玉 △7三桂
▲1六歩 △2二玉 ▲1五歩 △4三金右 ▲2六歩 △9四歩
▲4六銀 △8五桂 ▲8六銀 △7七歩 ▲同 桂 △同桂成
▲同 銀 △7三銀 ▲3七桂 △7四銀 ▲3八飛 △7三角
▲1七香 △9五歩 ▲2五桂 △2四銀 ▲3五歩 △同 歩
▲同 銀 △8五桂 ▲8六銀 △7七歩 ▲同 銀 △3五銀
▲同 飛 △7七桂成 ▲同金寄 △3四銀 ▲3八飛 △9六歩
▲同 歩 △3七銀 ▲5八飛 △2六銀成 ▲3三歩 △4二金寄
▲1三桂成 △同 香 ▲1四歩 △同 香 ▲同 香 △8五桂
▲6七金寄 △7七歩 ▲7九金 △9六香 ▲同 香 △9五歩
▲同 香 △9六歩 ▲9八歩 △3七角成 ▲1八飛 △9七歩成
▲同 歩 △3三玉 ▲1一香成 △1七歩 ▲5八飛 △4七馬
▲5九飛 △3五歩 ▲2一成香 △8一飛 ▲2二銀 △2四玉
▲2八香 △4八馬 ▲2六香 △同 馬 ▲2九香 △2七香
▲同 香 △9七桂成 ▲同 玉 △2七馬 ▲2八歩 △3七馬
▲3九飛 △4八馬 ▲3六桂 △2五玉 ▲3七桂 △3六玉
▲2七銀 △4七玉 ▲4九香 △9六歩 ▲8八玉 △5八玉
▲4八香 △6七玉 ▲5九桂 △7六玉 ▲5八角 △6六玉
▲7七角 △6五玉 ▲6六歩 △6四玉 ▲7六歩 △9七歩成
▲7八玉 △5七金 ▲8六角 △7五歩 ▲9七角 △8五桂
▲8六角 △7七香 ▲同 角 △同桂成 ▲同 玉 △5八金
▲7五歩 △5七角 ▲7八金 △9九角 ▲8八桂 △7五銀
▲6七金 △7九角成 ▲6五歩 △7三玉 ▲7四歩 △同 玉
▲8六桂 △8三玉 ▲7六歩 △8八馬
まで後手の勝ち

白砂師匠、またレクチャーよろしくおねがいします。
けっこういいところまでいったと思うのですが、ちょっと読み負けてしまったかな。
どこが悪かったのか教えてください。

05: 名前:白砂 青松投稿日:2013/11/16(土) 19:21
棋譜の投稿はkifu for windowsをお使いください。
>>4のようにちゃんとした棋譜が出ます。
こちらで棋譜を並べるときにとてもラクです。
http://homepage2.nifty.com/kakinoki_y/Kifuw7.htm

今回はかなり指せていたと思います。
ポイントは「相手の手をどれくらい手抜きできるか」という点です。

例えば、62手目△8五桂と打たれたとき。
仮にこのあと△7七桂成と銀を取られても、▲同金寄とすればまだまだ先手玉は大丈夫です。また、逆に考えると、そのあと▲8六銀△7七歩▲同銀△3五銀▲同飛△7七桂成▲同金寄と、実際に△7七桂成▲同金寄と指しています。これを分析すると、「後手は△7七歩と1歩を犠牲にしているが、先手は▲8六銀と逃げた1手を犠牲にしている」ことになります。こういうことを「1歩で1手を稼いだ(後手から見た場合)」「1歩で1手損した(先手から見た場合)」と表現します。
難しく書きましたが、ここでのポイントは「攻められたとき、手抜きをしたときにどの程度の損害があるか」です。
分析の結果は「相手をすると1歩得できる。手抜きをしてもその1歩がもらえないだけ」ですね。だったらここは手抜きをして、攻めるのが正解です。
例えば63手目には、▲8六銀と相手をするのではなく、▲2四銀△同歩▲3五桂と攻める。これなら先手が有利だったと思います。

同じことは、84手目△8五桂のときにも言えます。
本譜は△6七金寄と相手をしました。その結果が93手目の▲9八歩とした局面です。駒は損していませんが、先手玉には△8五桂と△7七歩という邪魔な駒が残っています。
逆に相手をしないで、仮に先手が何かをやったと仮定して、△7七桂成▲同金、あるいは△7七桂成▲同角となった局面を比べてください。金桂交換にはなりますが、先手陣に相手の邪魔な駒は一切ありません。
これはぜひとも盤に並べるかパソコンソフトに表示させて比べてください。この違いを理解すること、そして「手を抜いてもこんなひどい局面になるくらいだったら相手をしないで攻めの一手を指した方がまし」と思えるか(アタマでそれらの局面を84手目を指されたときに比較検討できるか)が、上達のポイントになります。
結論から言うと、ここでも△8五桂には手抜きで▲4六桂△2五銀▲3五桂と攻めた方がよかったと思います。

ちなみに、最後に勝ちを逃したのは119手目の▲2八歩でしょうか。ここまで▲2九香▲2九香と攻めていたのですから、ここでも▲2九香としておけば十分だったと思います。
まぁそれは結果論として、ポイントとしては、相手が攻めてきたとき、反射的に受けるのではなく、「そこで手抜きをして攻めたらどうなるか」を考えること、です。
これができるようになればもっと強くなると思います。

06: 名前:シャドームーン投稿日:2013/11/17(日) 08:44
白砂師匠、レクチャーありがとうございます。
手抜きしたほうがいい場合もあるんですね。
勉強になりました。
あと119手目の2八歩では、やっぱり2九香ですよね。
歩で受けられると思ったのですが、歩が打てないんですね。
これはもったいないことをしました。
この将棋は、ぜんぜん僕のほうが勝ってますね。
勝てる将棋を勝てないのは、まだまだ修行が足りませんね。
また僕の棋譜をのせることがあるかもしれませんが、そのときは、またレクチャーよろしくおねがいします。

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