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  コンピュータ将棋は強くなれるか

126: 名前:旅人投稿日:2003/07/20(日) 17:01
>>かずさん(125)
ありがとうございます。白砂さんのデータベースの充実的な発想(素人呼ばわりして怒られちゃったやつ)に比べれると説得力を感じます。

一手に30から50手に絞ること。確実に読まなくて良い手を考えればこれくらいには絞れそう。
基本深さを15、重要な深さを30から50くらいに見ていること。この辺も妥当に感じます。でもトッププロはすべては読んでいなくてもこれ位はしているように感じます。

でこれで足りるのか。少なくとも序盤では50手奥を読んでも結論を出せないと思う。評価関数をどう洗練させるか。仕掛けが成立するかどうかも50手では足りないと思う。終盤が上であることを前提に、勝ちに行くのでなく負けないので良いなら50手で良いのか知れない。

序盤が問題であることを認識していること。人間的な発想でなく、それこそ大勢の人が本当に正しいかどうかわからない定跡の入力でなく、自分で定跡を作るぐらいになれば見込みがありそう。少なくとも、終盤が鬼であれば、定跡系から、早く結論が出るわけで、人間+ソフトの力で、プロの物まねでない定跡つくりも出来るはず。

名人の仕掛けをくらってもそう簡単にはつぶされないでしょうし、逆に相手が小さいすきを見せればつけこんでいくことがそれなりに出来ると思います。

羽生は相手が1手間違いを犯せば良いような局面では何とかなると思っているらしい。それが3手だと絶望とか。

羽生・谷川の王位戦第一局の敗着の手は6二金らしい。詰まないのに詰ましに行ったこと。羽生は詰まないのは判っていたが、自玉の詰めろ(駒を渡すと飛車と龍の両方を取らないと行けない)を王手龍の筋などがあり、逃れられると思ったのかも知れません。歩を払っていたら勝ちはまだ見出せていなくてもまだ勝敗が判らないらしい。

羽生あるいは鬼のように感じるときの谷川でさえ、ミスや小さなすきはあるでしょうが、私としてはそれを見落とすのは仕方ないと言うぐらいのレベルの高いものでソフトに勝って欲しい。

2倍の法則で、2020年に1000倍。これが妥当かどうかは疎いので判りません。もっと早いものができるかも知れません。しかし、それを1000台(もっと?)並べて、100万倍を達成させるのは凄い。

数が多くなると無駄も多くなるし1000台では足りなくなるでしょう。1万台下手すれば10万台くらい必要になるかも。フリーズしたり暴走したりする奴も出てくるでしょうし。またマシンを動かすプログラムとか、別のプログラムも必要。超並列でどれくらい可能になるのでしょう。少なくとも今は超並列を意識したプログラム作りをしていないのでは。始めれば1年くらいで完成度の高いものができるかも知れませんが。


コンピュータ将棋用問題集(IS将棋バージョン)の第一問、人間的には易しい問題ですよね。お互い早い手がなくて守りにも利いて来る飛車を殺す手ですから。また第9問の棒銀の筋。人間的には簡単。

トップクラスのソフト、中堅クラスのソフトが今、どれくらいの速さでどれくらい広く・深く読んでいるかも知りたいです。ソフトによってまちまちかも知れませんが。

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