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 伊藤果の詰将棋110

伊藤果の詰将棋110 (マイコミ将棋BOOKS)
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著者:伊藤 果 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,296 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月19日 18:08現在)

『週刊将棋』の「詰将棋ロータリー」に掲載された作品をまとめたもの。この「詰将棋ロータリー」は短手数ながら結構骨太の問題も多く、毎週楽しみにしているコーナーである。ましてや伊藤果。これを全問解くのは結構大変だった。

 初形はとっつきやすいし、趣向作もさほど多くないので、詰将棋鑑賞用というよりは将棋力向上の素材としていいと思う。3~4級の人から、3段くらいまでの人まで、幅広く楽しめるだろう。
 作者が伊藤果でもあり、合駒、特に中合いとか移動合が結構出てくる。それにヤマを張って解くというのは邪道だが(笑)、頭の中で盤駒をキッチリ動かすいい訓練にはなると思う。そういう意味でもトレーニング向きの素材といえるだろう。

 通勤電車の中で3問、寝る前に1問と、少しずつでもいいから頑張って解いてみてほしい。そういう意味では、常に手元に置いておきたい1冊である。
作成日 2014-12-30 | [その他 ( 詰将棋 )]
 光速の詰将棋

光速の詰将棋
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著者:谷川 浩司 / 出版社:日本将棋連盟
出版日:
¥ 1,155 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月15日 17:38現在)


 看寿賞作家谷川浩司の短編図式集。7手から15手までの短編が120作と、思い出の作品4作が収録されている。
 一応、「5分で解ければ○段」という目安もあるのだが、そんなことは考えずに素直に鑑賞するのが吉だ。

 個人的には短編詰将棋というものの「鑑賞の仕方」が今イチつかめていない感じで、解いて面白いなぁ……と感じたものもなくはないのだが、単純に「あぁ、手筋だねぇ……」とか、そんなていどで終わってしまったものも少なくない。これは白砂がいけないんだな。

 真剣に勝負するつもりで手を出したのだが、なんだかんだで全問解くのに2週間以上かかってしまった。それだけの時間をかける価値は間違いなくある作品集だと太鼓判は押すので、ぜひともチャレンジしてみてほしい。
作成日 2008-03-27 | [その他 ( 詰将棋 )]
 ゆめまぼろし百番

ゆめまぼろし百番
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著者:駒場 和男 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 3,990 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月16日 15:26現在)

「宗看をも凌ぐ難解作を作る(by.竹本健治)」と言われる、昭和を代表する詰将棋作家駒場和男氏の待望の作品集。出る出ると聞いてから随分と待たされました(笑)。

 内容はもう読んでいただくより他ありません、としか言いようがない。氏の数々の代表作が次々と出てくる。加えて氏の作品は、本手順だけではなく変化紛れ全てを並べて初めて味わえる作品が多いので、一読しただけではその真価は判らない。とりあえず解説を読んではみたものの、これからじっくりと楽しませていただきます。

 全くの偶然なのだが、実は、ふいに欲求が湧き上がり、5月に横浜市立図書館で『近代将棋』の「詰将棋トライアスロン」をコピーしてきたところだった(まぁ、真の目的は三宅正蔵の必死講座だったのだが)。あの連載も非常に面白かったので、できればこちらも単行本化して欲しいところだ。
作成日 2006-07-08 | [その他 ( 詰将棋 )]
 秘伝将棋無双

秘伝 将棋無双―詰将棋の聖典「詰むや詰まざるや」に挑戦!
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著者:門脇 芳雄、湯川 博士 / 出版社:山海堂
出版日:
¥ 1,470 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月16日 15:26現在)

 古今東西最も難しい作品集のため「詰むや詰まざるや」との異名を取った『将棋無双』。本書は、そこからいくつか問題をピックアップして、詰将棋の面白さに迫っている。

 全てが会話調で進んでいるので、読みやすいと取るかうざいと取るかは人それぞれ。個人的にはちょっとうざかった(笑)。というか、会話調にすることで読みやすくなるとっつきやすくなるというのはただの幻想にしか思えない。読んでいくとそれなりに楽ではあるのだが、それは間口を広げるのとは少し違う話だと思うので。間口を広げるというのは、読み始める前の「手に取ってもらう」段階に考えるべきことであって、そこでは会話調というのはかえって邪魔になってしまうのでは……と、まぁそんな話はいいやね。

 内容はさすがにきちんとしたもので、さすが『秘伝大道棋』を書いた著者だと納得した。
 ただ、問題数が少ないというのはちょっと……と思う。場合によっては上下巻にしてでもきっちり100問載せて欲しかった。そういうことを考えると、やっぱり会話調は無駄な文章が多くなるからなぁ……と最初の話に戻る(笑)。
 もっとも、これだけ詳しく、くどいくらいに図面を使って詰将棋を解説するというのはあまり例がないことなので、その意欲は買う。できれば、続編として残りの『無双』作品や、『将棋図巧』もお願いしたいところであるが、このクオリティのままでそこまでやると著者が過労で倒れてしまうかもしれないのであまり強くは言えない(笑)。
作成日 2006-07-08 | [その他 ( 詰将棋 )]
 詰将棋実戦形パラダイス2

詰将棋実戦形パラダイス〈2〉
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著者: / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,050 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月19日 22:41現在)

『詰将棋パラダイス』に掲載された3~15手詰の実戦形を集めた本。内訳は、3~7手詰が40問、9~11手詰が55問、13~15手詰が10問となっている。

 とはいえ、3手詰は数えるほどしかないし、13手以上は問題数が少ないということで、実際は7~11手詰の本と考えるのがいいだろう。
 実戦形ということで、詰パラ特有の「変な問題」はない。
 ただし、結構骨のある問題が多いので、スラスラ解いていく……というわけにはいかないと思う。
「てごわい詰将棋」という、あまりない領域の貴重な本だろう。
作成日 2006-03-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 図式百番

図式百番
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著者:内藤 国雄 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 3,990 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月16日 17:08現在)

 詰将棋の名手内藤國雄の詰将棋集。
「図式」という言葉には、江戸時代の名人が将軍様に奉げた「献上図式」で知られるように、「自分の持てるもの全てを駆使して作り上げた作品」という意味合いが辞書的な言葉の意味以上に強く感じられる。著者が「図式」という言葉を敢えて使ったのもそのためで、この辺は前書きに詳しい。
 箱入り豪華装丁で税込み3,990円というのは大層なものだが、それなりのものに仕上がっている。

 内容的には、自身が前書きで触れている通り実戦形が多く、個人的にはちょっとなぁ……という気がした。
 それこそ『図巧』『無双』のような構想作や難解作てんこもりの「図式集」であってもよかったはずだ。もともと詰将棋のような解答のさせ方を考えて作っている本ではなく、あくまでも鑑賞主体の「詰将棋」なのだから。
 この点は某詰将棋作家氏の意見に同意なのだが、だからといって本書が「くだらない作品ばかり収録されたそこらのえらく高価な作品集」とまではさすがに言えないと思う(←違うものを指していたらごめんなさい)。白砂の勘違いであればいいのだが、あまりの言い方なので少し気になった。まぁ個人の感じ方だから別にいいっちゃあいいんだけどね(笑)。

 以下は正に個人的な話を。長いよ(笑)。

 白砂がはじめて「詰将棋」というものに触れたのは、内藤9段(この言葉がしっくりくるのはやっぱこのあと無意識に「将棋秘伝」と続いちゃうからかなぁ(笑))の著書だった。
 本書でも触れられている筑摩書房の現代将棋全集。この「図式集(中)」の著書が内藤9段だったのね。
 何度かこの欄で触れているように、白砂が子供の頃、市立図書館ができたのが小学5年生のとき。将棋の本も片っ端から読み漁って、大体読み尽くしたぞ……という時、書架の最上段の豪華装丁本が目についた。全集だったんで、場所を喰うから大体こういうのってのは最上段か最下段に置くんだよね図書館ってのは(笑)。
 そこで書かれていたのが、内藤9段が子供の頃に出会ったという図巧1番の話。
 見るからに難しそうな詰将棋に出会い、図面を覚える少年。詰まそうとしても判らなかったんで今度は解答を覚えるために立ち読みに通い詰め(笑)、飛打ち飛合での打歩詰打開に驚愕する。そして(本書には書かれていないが)、その作品を自作だといって兄達に見せ、「うぅむ、國雄は天才や」と言われるところまで、解説を含めてその本は何度も何度も読んだ。

 白砂もちょうど小学6年生の12歳。これは運命的でしたよホントに。

 そこからやっぱり白砂も子供ながらに詰将棋作成を始め、とはいっても棋力が5級くらいだったからたいした作品も作れなかったんだけど(笑)、その頃の創作ノートは今も大切に持ってます。
「詰将棋」という、将棋ではあるけども全く違う世界への興味を広げてくれたのは、間違いなく内藤9段だった。
作成日 2005-02-14 | [その他 ( 詰将棋 )]
 詰将棋ミステリーツアー 脳細胞と遊ぶ

詰将棋ミステリーツアー―脳細胞と遊ぶ
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著者:伊藤 果 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 918 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月19日 22:41現在)


 伊藤果作品集。
 白砂だから買った、と言ってしまえばそれまでなのだが(笑)、詰将棋作品集である。「ハテナ流」と呼ばれる伊藤果ワールドが展開される。
 これまた感覚を破壊されるので、できれば試合前などには読まない方がいいだろう。ものすごい筋ワルの将棋になってしまうそうだ(笑)。

 詰将棋の楽しさではなく、苦しさが味わえる。そして、詰将棋の楽しさとはその苦しさを楽しむことなんだなということがよく判る。そんな作品集である。

 この話を聞いて怖くなったら、見なくてもいいです(笑)。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 看寿賞作品集

看寿賞作品集
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著者: / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 3,990 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月19日 22:41現在)


 看寿賞というものをご存知だろうか?
『詰将棋パラダイス』という詰将棋専門雑誌で、その年のもっとも優れた作品に対して贈られる賞である。昔は「その年の全ての作品に」だったのだが、10年前くらいから「その年の『詰パラ』誌掲載の作品に」と変更になってしまった。いろいろ事情があるのだろうが、なんかプライドを捨てた感じで厭な気分になったのを覚えている。

 そんな話はさておき、そういう「ベスト作」ばかりを集めた本なので、ハズレの筈がない。自然な実戦形から趣向作、超長手数作までありとあらゆるジャンルの作品が揃っている。この一冊で、詰将棋は全て判ると言っても過言ではない。
 解説がもう少しついていればなぁ……とも思うが、この内容だけに仕方がないのかもしれない。この作品群のよさが判るのであれば、立派な詰将棋マニアだと言えるだろう。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 王様殺人事件

王様殺人事件―極上の詰将棋ミステリー
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著者:伊藤 果、吉村 達也 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 840 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月19日 22:41現在)


 伊藤7段の詰将棋を、推理小説作家でもある吉村達也が解説した本。文字制限を一切考えず、解説をするためだけに解説をするので、詰将棋の魅力を存分に味わえる。こういう本がもっと出てくると、詰将棋の魅力がもっと伝わると思う。
 作品の方は伊藤果らしいものばかりで、合駒やソッポ行きなどがふんだんに出てくる。感覚が破壊される危険性があるので、やりすぎは禁物かも(笑)。

 将棋世界誌での丸山名人バッシングなどで物議を醸した吉村達也だが、白砂はそれ以前に推理小説作家としての吉村達也の姿勢が大きらいなので(爆)、できれば別の人に解説してほしかった(笑)。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 秘伝 大道棋

蘇る秘伝大道棋
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著者:湯川 博士 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,470 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月19日 22:41現在)


 いわゆる普通の詰将棋とは別のルートで栄えた詰将棋のジャンルに「大道詰将棋」がある。道端で将棋盤を広げて、道行く人に詰将棋を出して解けたら商品をあげる、というものである。私は見たことがないが、10年くらい前に暴力団がらみの記事で紹介されていたのを目にしたことがある。
 大道詰将棋は「手を出してもらう」という命題があるため、詰みそうで詰まない、でもちゃんと詰む問題であることが重要になってくる。もっと直接的な表現を使えば,客が引っかかってくれてしかも景品を渡す必要もない問題ということである。
 様々な方法の中で一番うまくいったのは「中合」と「素抜き」であった。
 例えば、この詰将棋を解いてもらいたい。攻める方は3三に金、相手は2一玉、3一歩の2枚だけ。持駒は香と歩が4枚。
 ▲2四香△1二玉▲2三金以下の5手詰ではない。▲2四香「△2三銀合」以下の15手詰である。この△2三銀合が中合いの手筋である。
 本書では、様々な種類の大道詰将棋を持駒の種類によって分類し、その中合と素抜きのメカニズムを解説している。
 これを読んでじゃあ実戦が強くなるかと言われるとそんなことはないが、一つの知識として覚えておきたいことではある。

付記:本書は『甦る秘伝大道棋』として2001年に復刻された。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 将棋墨酔

将棋墨酔
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著者:七条 兼三 / 出版社:西東書房
出版日:
¥ 7,952 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月19日 18:30現在)


 現在は鬼籍に入っているが、七条兼三という詰将棋作家がいた。詰将棋作家であるだけでなく、将棋会館建設などに際して多額の寄付金を出すなど、将棋界の「旦那」的存在の人である。
 その七条氏の追悼として出版された、氏の作品集である。

 詰将棋に詳しくない人のために解説すると、詰将棋は「より易しく楽しい作品を」という方向と「より難しい困難な条件の作品を」という方向の二つに大きく分かれる。七条氏は後者の筆頭的存在であった。
 氏の作った条件作は枚挙に暇がない。
 順列七種中合、七歩連続中合、純と金詰、角打ち角合28回、四形合四形詰、歩なし無防備煙詰、五種不成り煙詰……。
 詰将棋を作ったことが少しでもある人なら、簡単な詰将棋でもどれだけ作るのが難しいか判る筈だ。それを、この信じられない条件下で作成してしまうのである。
 詰将棋は芸術品である。
 新聞雑誌に載っている「五分で初段」と一緒に考えてほしくない。
 人間の頭脳がどれだけ凄いことができるのか、自分たちのよく知っている「将棋」という題材で七条氏は証明してくれた。
 ぜひとも「鑑賞」していただきたい。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 詰将棋探検隊 妙技すべてみせます

詰将棋探検隊―妙技すべてみせます
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著者:角 建逸 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,223 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月16日 16:53現在)


 詰将棋の芸術性、パズル性を判りやすく解説した本である。
 芸術性や様式美はその美しさを、パズル性はその仕組みを、豊富な図面で解説してくれている。会話形式で進んでいるところは評価が分かれるところだろうが、読みやすさという点では成功していると思う。
 詰将棋の奥深さが判る良書である。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 名作詰将棋

名作詰将棋―棋力を高め趣味を深める歴史的傑作選
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著者:二上 達也、福田 稔 / 出版社:有紀書房
出版日:
¥ 630 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月19日 22:41現在)


『詰将棋探検隊』は現在の詰将棋界の頂点を紹介するものだったが、本書はむしろ詰将棋の歴史に焦点を当てている。
 詰将棋の歴史を紹介した本は他にもあるが、これが一番カタログとしては適していると思う。長手数の作品になると解説のスペースがなくなるのが欠点といえば欠点だが、それは仕方のないことかもしれない。

 少し話はそれるが、元々、私が詰将棋に興味を持ったのは、将棋連盟の出していた全集の中の『図式集』を読んでからだった。月並みな話だが、宗看・看寿の作品集にハマったクチである。その当時は初段にも達していなかったろうに、無謀にも全問解図に挑戦した。
 実際に解いたのは十問にも達しなかったと思うが、その話を先輩の渡辺さんにしたことがある。それまでほとんど話もしたことがなかったのに、そのことを喋った途端に「そうなんだよね。あれ難しくて。どれだけ解いたの?」などと熱心に質問してきた。確か団体戦の途中のことだったと思う。
 後で渡辺さんの書いた文章を読んで判ったことなのだが、渡辺さんも全問解図に挑戦して、最初の一問目でつまづいたらしい。確かに「無双」の一番は難解で知られる作品だから無理もないが、だから、ちょっとでもその難しさが判っている人がいたのを知って嬉しかったのだと思う。懐かしい思い出である。

 詰将棋の面白さを解説するのは難しい。残念ながら、その個人が自分で詰将棋に触れ、その面白さを感じるよりない。
 本書は、その水先案内の一冊になりうると思う。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 詰将棋の創り方 実例と楽しみ方

詰将棋の創り方―実例と楽しみ方
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著者:伊藤 果 / 出版社:日東書院本社
出版日:
¥ 714 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月16日 0:57現在)


 詰将棋が好きになったら、自分で作りたくなるのは人情というものである。私もそうだった。
 しかし、現実に「作る」となると大変だ。参考書を読もうにも、詰将棋の問題集はあってもその「作り方」に焦点を当てた本は一冊もなかった。
 その「作りたいけど作れない」人達の待望の一冊が本書である。
 内容は「順算式」「逆算式」などの基本的な方法論から、趣向作の作り方、推敲の方法など、詰将棋を作るためのあらゆるテクニックが詰めこまれている。
 詰将棋に少しでも関心がある人は絶対に「買い」である。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 詰将棋手筋教室

詰将棋手筋教室―基本テクニックオールガイド
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著者:村山 隆治 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 3,990 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は7月17日 7:26現在)


 詰将棋が掲載されている本というのは数多くあるが、それらは基本的に問題集であり、観賞用である。本書はそういったスタンスではなく、「詰将棋を解くためには」という、解法解説を題材にしている。
 非常に珍しい着眼点であり、待望の書だと思う。思うのだが……。

 高い。
 ぶ厚い。

 これでは、初心者は読んでくれないと思う。
 できるだけ多くの手筋を判りやすく、という執筆方針だったんだと思う。そういう姿勢は否定できないし、結構なことだとも思う。けれども、こういった類の本は「読んでもらってナンボ」だと思うのだ。
 おそらく、対象者は詰将棋が好きな人ではないと思う。指し将棋はそこそこ指せる人で、むしろ詰将棋は敬遠している人。もしくはこれから詰将棋を楽しもうと考えている人が対象だろう。
 そういう相手に対して、膨大な解法書を見せたらどうなるか? 全てを読み通し、理解してくれたら問題はないだろう。けれども、多分途中で投げ出されてしまいそうな気がする。

 今回の本はこれでいいと思う。というかしょうがないや出しちゃったし(笑)。しかし、本当の初心者救済のためであれば、もっと「薄くて判りやすい本」を出して欲しいと思う。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
 詰将棋・作意を探せ 配置駒で推理する

詰将棋 作意を探せ―配置駒で推理する
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著者:堀内 和雄、週刊将棋 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 999 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は7月15日 17:38現在)


 詰将棋には作為という「正解手順」がある。そしてまた、詰将棋は正解手順以外では詰まないようになっていて、かつ、正解や変化に関係がない飾りの駒を置いてはいけないようになっている。
 つまり、問題図の駒全てに意味があり、また、の場所にも意味があるのだ。ということは、それらの駒や位置の意味を考えることによって、逆に正解手順に辿りつけるのではないか……。

 と、まぁ、こういう考え方で詰将棋を解いていこうとする本である。
 これは別に「ウラ技」的な発想ではなく、詰将棋を楽しむ上でも大事な考え方である。そういう考え方をすることによって、作者の思考をトレースできるというメリットもある。
 詰将棋初心者・詰将棋恐怖症の人には是非とも読んで欲しい一冊だ。

作成日 1969-12-31 | [その他 ( 詰将棋 )]
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