泣き虫しょったんの奇跡 サラリーマンから将棋のプロへ
著者:瀬川 晶司 / 出版社:講談社
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 将棋界はもとより世間に一大旋風を巻き起こした(というと大げさか)瀬川問題。これを自伝の形で綴った本。
 自伝の部分にかなりの筆が割かれているので、「瀬川問題」の本とは言いがたい。少なくとも、読後感はそこにはなかった。むしろ、厳しい奨励会の内幕や、将棋ファンの熱い想いを感じるための本だろう。
 おいおいゴーストかい、と思えるほど端正で読みやすい文章だった。途中で投げ出す、ということはないと保証するので、将棋ファンであればぜひ一度手にとって読んでみて欲しい。

 本書に登場する渡辺健弥や遠藤正樹という名前は、実は白砂にとってもかなり懐かしい名前である。いや、覚えている苗字と一致していたらの話なんだけども。大学当時、遠藤や出戸、渡辺ケンヤというのは、学生強豪で名を轟かせていた。当時の白砂はレギュラーが取れるほど強くはなく対戦すらしていないのだが、噂には聞いていた。中学生からこんな強かったんじゃ、そりゃ強いに決まってるよなぁ(<日本語がヘン(笑))。

 将棋に対する情熱を非常に感じた。「将棋倦怠期」に入っている人(笑)などは、本書を読めばまた熱い想いが復活するかもしれない。
作成日 2006-07-08 | [その他 ( 読みもの )]




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