«前のページへ || 1 || 後のページへ»
 ひねり飛車戦法 攻めて攻めて攻めまくれ!

ひねり飛車戦法―攻めて攻めて攻めまくれ! (将棋必勝シリーズ)
↑amazomで見る↑

著者:桐山 清澄 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月20日 9:50現在)

 いぶし銀桐山のひねり飛車の本。若い将棋を指す著者にはピッタリの題材だろう。
 後手の陣形を急戦2種、持久戦2種の4つに分類し、それぞれの形についての先手の指し方を解説している。

 ただし、かなり古い本でもあり、△5四金型の解説にページを多く割いている。最近は玉を固める指し方が主流なので、そっちをメインに解説して欲しかった。しかしまぁ、成功例を多く紹介する入門書であるからこの辺はしょうがないのだろうか。

 また、これは構成の問題というか本のツクリの問題なのだが、せっかく4種に分けているのに、それがパッと見で判りづらい。タイトルを工夫するとか、見出しの見せ方に少し凝るとか、もう少しレイアウトをちゃんとした方がよかったと思う。何しろタイトルが「急戦の戦い方」「持久戦の戦い方」としかなっていないので、せっかくページ左上に表記されいるタイトルがほとんど役に立っていないのだ。せめて「急戦の戦い方 基本A図の攻防」とかしてもらえれば少しは見やすくなると思うのだが。

 ひねり飛車戦法の基本は抑えているし、ひねり飛車特有の捌きの手筋(▲6五歩と▲7四歩の組み合わせ方など)も結構細かく解説されているので、初段くらいまでの人には参考になるだろう。主流戦法ではないので強い相手に一発入れるにはもってこいだと思うし。
 もうちょっとうまく作ればもっと判りやすい入門書になったと思う。少しもったいないなぁ……と感じた本。
作成日 2014-06-21 | [定跡 ( その他の居飛車 )]
 高田流新戦略3手目7八金

高田流新戦略3手目7八金
↑amazomで見る↑

著者:高田 尚平 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月20日 17:19現在)


 題名に「新戦略」とあるが、その名のとおり定跡というよりは戦略について書かれている本である。
 話としては、▲7六歩△8四歩に▲7八金とする形について解説し、次に、ここから△3四歩、△8五歩、△3二金の3種類の指し手について、それぞれの対応策を述べている。ちなみにその3種類以外の指し手では先手が指しやすくなるというのが著者の主張だ。
 この指し方の基本は「角換わり、矢倉などで少しでも得な形を目指す」ものである。「定跡」ではなく「戦略」だというゆえんがここにある。よって、まず角換わりだとか矢倉の定跡を知っていることが前提となる。
 であるから、本書を読むためにはそれらの知識は必須。初段くらいでは本書は価値がわからないと思う。既存の形より少しでも得をしようという、実にプロ好みの「戦略」なのだ。

 白砂の場合、▲7六歩△8四歩スタートには必ず▲7八金とするので、ある程度参考にはなった。もっとも△3四歩の場合には本書とは違って▲2二角成△同銀▲7七桂とするのだが(笑)。
 そういう事情があるので、出版されると同時にすぐ買った。
 一番役に立ったなぁ……と思ったのが中飛車にする変化で、こういう力戦形はただてさえ定跡書が少ないので参考になる。特に本書では穴熊の変化を含めいろんな指し方を紹介しているので、自分なりに消化するのに都合がいい。

 戦略であるがゆえに、「こっから先は○○の形になります。ただし少し得です」というのが多いので、人によっては中途半端と思うかもしれない。個人的には、本書は道案内であって地図ではないと思っているので、どこになにがありますよと教えてくれるだけでも十分参考になった。
 居飛車党なら手にとってもいいと思う。
 ただし、既存の定跡書は必須。高段者向けの本だろう。
作成日 2002-08-27 | [総合 , 定跡 ( その他の居飛車 )]
 最新棒銀戦法 単純かつ破壊力抜群!

最新 棒銀戦法―単純かつ破壊力抜群! (将棋必勝シリーズ)
↑amazomで見る↑

著者:青野 照市 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)/43pt (Amazonポイント)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫あり。(価格・在庫状況は9月20日 13:07現在)


 その名の通り、棒銀について解説した本。
 矢倉、角換わりと居飛車系の棒銀に限っている。対振り飛車は扱っていない。

 自身が公式戦で指したためか、後手番での速攻矢倉棒銀については詳細に解説されている。▲2五歩を△3三角と受け、飛車先交換の瞬間に△8六歩から△2七歩と叩いていく例のやつである。
 創元社の本にしてはおそろしく変化が深い。大げさではなく、東大将棋ブックス並である。最後はちょっとだけ都合がいい変化にしているところもあるが、それにしても小さなものだと思う。
 有段者が読んでも十分に楽しめる。逆に級位者には変化の渦にとまどうかもしれない。このシリーズにしては異色の本である。
作成日 2001-01-30 | [定跡 ( その他の居飛車 )]
 雁木でガンガン!!

雁木でガンガン!!―破壊力抜群の痛快!必殺戦法
↑amazomで見る↑

著者:小暮 克洋、森内 俊之 / 出版社:主婦と生活社
出版日:
¥ 998 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月20日 13:07現在)


 雁木戦法はアマチュアなのでそこそこ見かけるが、その定跡本となると数えるほどしかない。本書はその珍しい雁木本の一冊である。

 内容はとにかく雁木有利で貫かれており(笑)、どこに穴があるのかはわからないが非常にウソ臭い(爆)。とはいうものの、実戦で何度か指せば「こんなはずじゃなかった」と気づくのだろうが、指さない人間がさらっと読んでいるだけなのでちょっと突っ込んだコメントはできない。もうしわけない。
 とはいえ、雁木特有の攻めの手筋や手厚さについてよく書き込まれており、定跡書としてではなく手筋解説書として読めば効果は高いと思う。ようは「この通りに指して雁木必勝」なのではなく、「この形になればこの手筋が利く」というていどに話半分に聞けということである(笑)。

 けなしてばかりいるようだが、このシリーズ共通の「将棋の面白さ」が良く出ているので、得意戦法がなくて困っているような人は一度指してみるのもいいだろう。雁木そのものがマイナー戦法なので、そこそこハマってくれそうだ。
作成日 1999-10-25 | [定跡 ( その他の居飛車 )]
 秘法 巻之四 右玉伝説

右玉伝説―右玉の秘法を伝授
↑amazomで見る↑

著者: / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 735 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月19日 17:34現在)


 古来の右玉と言えば腰掛け銀模様からの右玉だったが、現代では「負けにくい」というコンセプトから、さまざまな種類の右玉が登場している。本書では、そのうち風車系の右玉と矢倉中飛車の右玉について解説している。

 非常に限定的な形でしか解説していないのでややウソっぽい感じもするが(笑)、決まったときの破壊力は感じ取れる。ただ、やはり玉が薄いことは薄いので、受け好きの人に向いていると言えるだろう。
 個人的には、3二金戦法を指している関係もあって右玉は好きなのだが、やはり人に薦めるのはちょっと……と思う。本自体はいい出来なので買っても損はない。
作成日 1991-11-05 | [定跡 ( その他の居飛車 )]
 秘法 巻之壱 雁木伝説

雁木伝説―雁木の秘法を伝授 (MYCOM将棋文庫)
↑amazomで見る↑

著者: / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 735 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月19日 13:51現在)


 調べたわけではないのでくわしくは知らないが、雁木戦法の歴史は相当に古いものらしい。にもかかわらず、プロの公式戦で雁木戦法が指されることはほとんどない。なぜなのだろうか?

 ……知らない(<をい)。

 冗談はさておき、というわけで、雁木はプロ間ではあまり指されない。しかし、アマチュアでは別だ。小暮氏を筆頭に雁木愛好家は意外と多い。
 これまた理由は定かではないが、推察するに「自分の土俵に引きずり込む」効用が大きいものと思う。振り飛車党はそんなこと考える必要もないのだが(笑)、居飛車党の場合、特に後手番での指し方に困る。矢倉は勝率が悪いし、角換わりや相掛かりも同様だ。しかも、それらの戦形はすべて「日頃から研究してよく知っている」必要がある。そんなこと仕事が忙しいアマチュア愛棋家にはできるわけがない(いや、立派にやっている方ももちろんいますよ)。
 そこで「定跡はずし」のひとつとして、雁木戦法がクローズアップされるわけだ。
 相手は不慣れだし、こちらは右四間っぽく攻めるだけとコンセプトはとっても簡単。棋力はあっても情報戦で遅れをとる社会人アマ棋士にはもってこいの戦形だろう。

 本書は、そういったアマチュアのために書かれている。豊富な変化と詳細な解説は読んでいて理解しやすい。図の使い方もアクセントが効いている。これは『伝説シリーズ』共通の特徴だろう。
 社会人はもとより、学生将棋でも通用する居飛車党の切り札になりうる戦法だ。
作成日 1991-08-05 | [定跡 ( その他の居飛車 )]
«前のページへ || 1 || 後のページへ»