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 コンピュータ発! 現代将棋新定跡

コンピュータ発! 現代将棋新定跡 (マイナビ将棋BOOKS)
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著者:suimon / 出版社:マイナビ出版
出版日:2018-06-12
 (定価)/48pt (Amazonポイント)
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在庫あり。(価格・在庫状況は9月23日 11:32現在)

 現在(2018年6月)流行っている、または流行っていた将棋の戦法のうち、コンピュータ将棋発のものを4つ抽出して解説した本。
 もちろんプロの実戦などからも手を紹介しているが、floodgateでコンピュータ同士が対戦した棋譜を主に使用している。また、局面の評価についても、コンピュータの評価値を適宜紹介することで可視化している。昔、+とか±とか記号で形勢を表示していたものに似ているか。

 戦形は以下の4つ。
角換わり▲4五桂
駒組の途中のような形からいきなり▲4五桂と仕掛けていく現代将棋の立ち位置を示すような戦法。成立する・しないは細かい形の違いによって変わってくるため、いろいろな形について、おもに玉の位置の違いを中心に解説している。
角換わり▲4八金
▲4八金▲2九飛、というか元をたどれば△6二金△8一飛型になるのかな、去年(2017年)千田がこれで升田幸三賞を取っていた形。原型となった△6二金▲5八金型と、△6二金▲4八金を解説している。
雁木
高見増田の「矢倉は終わった」に代表されるように、近年矢倉に代わって急速に指されるようになった。本書ではツノ銀型を主に解説している(もちろん通常型の雁木もちゃんとある)。
相掛かり△7四歩取らせ
説明が難しいが、早めに△7四歩と突いてそれを▲7四飛と取らせ、その飛車を△7三銀△6四銀と追い掛け回すことで手得を強調する指し方。プロでは山﨑がよく指していたと思う。これはさすがに力戦形なので体系だった解説は難しいが、いろいろな形についてまとめている。
 まさに最新形の将棋ばかりだ。
 形勢判断についてもかなりシビアで、いやここで先手有利かよ……というような局面もゴロゴロある。昔の『角換わり腰掛け銀研究』のような感じである。これは有段者でも読みこなすのは難しい。正直白砂も一読しただけでは入ってこなかった。ちょっと面倒でも各章ごとに3回くらいずつ読み返すか、盤駒の力を借りないと理解するのは大変だと思う。

 欲を言えば、例えば▲4五桂にしても、昔は無理だと思われた形が現代に指されているわけで、例えばどの手順で無理だと思われていたのに思わぬ手があってそこに青信号が点ったから復活したとか、そういう「どんな新しい酒を盛ったのか」という部分の解説がほしかった。まぁそうなるとむしろ勝又教授の出番という気がしないでもないので(笑)、本書の立ち位置としてはあくまでも「プロを超えたコンピュータ将棋から見たプロの最新形」というこのスタイルでいいのか。
作成日 2018-06-15 | [定跡 ( 居飛車全般 )]
 将棋定跡最先端 居飛車編

将棋定跡最先端 居飛車編
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著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,449 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は9月22日 11:29現在)

 定跡伝道師の居飛車定跡解説本。
 ということで当然のように『東大将棋シリーズ 居飛車編』の続編かと期待してしまうが、矢倉、横歩取り、角換わり、相掛かりを一冊でまとめてある。
 もう少し詳しく説明すると、 というラインナップである。
『東大将棋シリーズ』の中で結論が変わった部分を中心に構成されている。また、角換わりや相掛かりはこないだまでやっていた『週刊将棋』の連載をまとめたものだろう。
 大げさに悪く言うと過去の東大将棋の補足本なのだが、それはそれとして親切なことだと思う。紙媒体は一度できあがってしまうとなかなか修正ができないが、こうやってきちんとフォローしてくれるだけでも十分にありがたい。

 ただ、その分、角換わりや相掛かりについてのページか中途半端になってしまった感じだ。矢倉・横歩取りの修正分だけで本は出せないだろうということでこれらの項もまとめて出版したのだろうが、それがかえって悪い方に出ている。特に3六銀戦法は類書もまだ多くないだけに、「定跡伝道師」への期待は大きかったはずだ(白砂はあんま期待してないんだけどね(笑))。
 それでも、最新の内容を追っていることには違いなく、居飛車党ならば目を通しておいて損はないだろう。
 概説、と言えるほど網羅的ではないし簡単ではないので、級位者は手を出さない方が無難だと思う。もっといい本はある。
作成日 2006-01-08 | [定跡 ( 居飛車全般 )]
 相居飛車の定跡

相居飛車の定跡
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著者:青野 照市 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は9月22日 18:59現在)

 相居飛車の定跡、というので相掛かりから横歩取りから矢倉からなにからなにまで入っている本だと思ったら、違った。
 相掛かり3七銀戦法と、対ウソ矢倉、それと相矢倉のみが解説されている。
 要するに居飛車党なら上の3戦法を覚えれば十分だろうというのが本書の主張なのだ。▲2六歩と指し、後手が△8四歩としたら相掛かり3七銀戦法へ、△3四歩としたら▲7六歩から矢倉へ、というわけだ。後手だったらどうするの? という話はなかったことにするが(笑)、なるほど相居飛車を指したければそれだけで指すことはできる。

 内容は創元社らしく簡潔にまとまっている。
 3七銀戦法も矢倉も結局は先手が攻めていく形なので、「攻めが続くので棋力が低ければ先手(攻めてる方)有利」というコンセプトで選んだのだろう。気持ちよく攻めて、気持ちよく勝っている。もちろん実戦でそううまくいくかは判らないのだが、攻めの形、戦術(戦略ではなく)を学ぶには十分だ。
 最終章の相矢倉は現在流行の矢倉形を紹介し、少しだけ骨っぽさの出しているので、初段くらいの人でも十分参考になるだろう。

 もう少し詳しい攻防は東大将棋矢倉道場に任せて、「相居飛車を指す」ことに重点を置く。創元社らしい作りで、これはこれで役に立つ本だと思う。
作成日 2004-12-11 | [定跡 ( 居飛車全般 )]
 棒銀一直線

棒銀一直線―将棋がもっと楽しくなる!
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著者: / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,223 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
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在庫切れ(価格・在庫状況は9月20日 20:24現在)


 棒銀の本である。以上

 ……では紹介の意味がないので(笑)もうちょっと詳しく言うと、棒銀の本(爆)。
 いやホントに。
 いろんな種類の棒銀が紹介されている。原始棒銀に始まって矢倉、対振り飛車、相掛かり、はては変態戦法まで盛りだくさん。

 いっぱい紹介されているので一つ一つの戦法の変化の底が浅いのがやや難点だが、十分「読んで楽しめる」本になっている。
 指されてしまって困る……と思うのであれば、一読することを強く勧める。
作成日 1994-09-10 | [定跡 ( 居飛車全般 )]
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