«前のページへ || 1 || 後のページへ»
 角換わり 初段の常識

角換わり 初段の常識
↑amazomで見る↑

著者:塚田 泰明 / 出版社:マイナビ出版
出版日:2018-04-11
 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月19日 11:15現在)

 角換わりの将棋である腰掛け銀・棒銀・早繰り銀について優しく解説した本。それぞれで一冊本が書けそうなくらいの戦法ばかりなので、とれもややカタログ的な紹介となっている。

 腰掛け銀については、さすがに木村定跡の解説はなく(笑)、富岡定跡がベースとなっている。△8六歩と突き捨てる筋なども解説していて、一通り読むにはちょうどいいボリュームだと思う。最新の▲4五桂を早く跳ねる手や▲4八金型なども少しだけ触れている。
 一方で、棒銀と早繰り銀は少し薄い感じがした。特に棒銀はかなり古い定跡も紹介していて、△5四角vs▲3八角なんて久しぶりに見た気がする(笑)。まぁこの戦形が多いわけでもないし、とすると定跡が止まったままなのだろう。ちなみに、白砂が学生の頃は△2四銀と打つ手が定跡で、最新形として△2四歩が出始めだったと思う。懐かしい。早繰り銀も「△6四歩型だとすぐ負けちゃうよね。なんで△7四歩型」くらいで解説が止まっている感じ。こちらも定跡の進歩はそんなにないと思うので、これまた仕方がないところだろうか。

 最初に言った通り全体的にカタログ的でそれを薄いと見るか網羅していると見るか、というところだろう。白砂は後者と受け取ったので、評価もそこそこ高いものとなっている。実際に読んでいて図面の使い方などがちょうどいい感じで、うまくまとめていると思う。
 タイトル通り、初段くらいまでの人であれば、角換わりをかじるという意味でも読んでいて損はないと思う。高段者の人は知っていて当然だと思うのでいらないかな。ついでに言うと、最新形を追っているわけではないので「観る将」の人もあんまり役には立たないと思う(笑)。
 とはいえ、繰り返しになるがきちんとまとめられているので、高段者の人でも観る将でも、一読の価値はあるかもしれない。
作成日 2018-07-17 | [定跡 ( 相掛かり・角換わり )]
 よくわかる角換わり

マイコミ将棋BOOKS よくわかる角換わり
↑amazomで見る↑

著者:西尾 明 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,470 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
通常2~3営業日以内に発送(価格・在庫状況は9月18日 1:30現在)

 角換わり、となってはいるが、基本的には現代の花形戦法である角換わり腰掛け銀を中心に解説した本。
 めずらしく「木村定跡」から解説をしていて、▲8八玉△2二玉型では先手有利。じゃあ後手が一手早く仕掛けよう、ということで△2二玉の一手を省いて▲8八玉△3一玉型で仕掛けると後手有利。じゃあ▲8八玉もやめよう、ということで▲7九玉△3一玉型、という一連の流れが解説されていたのは驚いた。
 その後、現代の角換わりということで一手損角換わりの話になり、相腰掛け銀、早繰り銀、棒銀、右玉といった対策の解説へと進んでいく。

 その昔、『消えた戦法の謎』という本で「角換わりは三すくみの関係だったが腰掛け銀だけになった」みたいなことが書いてあったが、一手損角換わりが登場したことによってまたその「いろいろ入り混じったとっ散らかった状態」に戻ったとも言える。本書は、そのいろいろカオスになった状態の角換わりを丁寧にほどいて解説した本、というわけではない。そうではなく、おいしいところ、基本の部分だけをうまいことすくい出して整理してくれた本である。
 なので、高段者であれば改めて読むまでもない(とまで言うと大げさだが)が、初段前後の人であれば役に立つだろう。

 角換わりのはじめの一歩にはピッタリの本だと思う。
作成日 2011-08-25 | [定跡 ( 相掛かり・角換わり )]
 谷川の21世紀定跡 1.角換わり編

谷川の21世紀定跡〈1〉角換わり編
↑amazomで見る↑

著者:谷川 浩司 / 出版社:日本将棋連盟
出版日:
¥ 1,365 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫あり。(価格・在庫状況は9月19日 15:53現在)


 谷川が角換わりについての最新定跡について解説している本。「1.」とついていることからも他の戦法について著す可能性は大きく、となると『羽生の頭脳』の谷川版を目指しているのではないかとも思われる。
 実際、中のツクリは『羽生の頭脳』にソックリである。最初に「光速の見解」という大まかな指標があったり、レイアウトも酷似している。もっとも、これは将棋連盟の本作りのパターンかもしれないのでなんとも言えない。

 内容は非常に高度であるが、初手から指し手の意味を解説する部分もあったりと、初段前後の人が読んでも理解は可能だろう。また、△6五歩型の解説書はおそらく本書くらいしかない(最近の流行なので、他の本はカバーしていないと思われる)ので、高段者で角換わり腰掛け銀を指す人にとっては必携の書と言える。

 全体的に谷川の定跡本「らしい」作りになっているので、買っても損はないだろう。
 白砂はこういう将棋は指さないから図書館で借りたけど(笑)。
作成日 2000-11-30 | [定跡 ( 相掛かり・角換わり )]
 角換わり腰掛け銀研究

角換わり腰掛け銀研究
↑amazomで見る↑

著者:島 朗 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 2,100 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月22日 11:29現在)


 なんでこの本を自分が持っているのかがまずわからない(笑)。

 はっきり言って「難しい」。
 豊富な図面と詳細な研究。手順は、仕掛けからどちらかが有利になるかどうかというところまで、と割り切り、その代わりそこに至るまでの膨大な変化をすべて解説している。居飛車党の高段者には必携の一冊である。
「新版」では、谷川―佐藤の名人戦の変化が載っている。△6三金型や▲9五歩突き越し型だったと記憶しているが、立ち読みのため自信はないので興味のある人は読んでほしい。

 これを読まずして腰掛け銀を指す資格はない、と言い切っても過言ではない、腰掛け銀を愛する者のバイブルである。

 しかしそうなると,ますますなんでこの本を自分が持っているのかがわからない(笑)。
作成日 1998-09-10 | [定跡 ( 相掛かり・角換わり )]
 一閃! 森流ヒネリ飛車

一閃!森流ヒネリ飛車
↑amazomで見る↑

著者:森 鶏二 / 出版社:日本将棋連盟
出版日:
¥ 1,020 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月19日 11:15現在)


 日本将棋連盟発行、ゴースト作者脇田(違ったっけ?)という一冊。塚本が「購入をヨギなくされた」と嘆く恨みの一冊である(いいんかなこんなこと書いて……)。
 できればほめちぎりたいところなのだが、脇田には非常に申し訳ないけれども文句がいっぱいある。

 まず、実戦編で解説されている手筋が基礎講座編で触れられていなかったり、基礎講座そのものの底が浅かったりと(感じたんだよ私は)、ちょっと物足りない。森流かどうかはさておき、このころヒネリ飛車は大流行したはずなのだから、もっと詳しく掘り下げてもよかったと思う。

 ついでに言うと,このシリーズ共通の構成にも文句がある。

 構成そのものは典型的な「上半分図面左下小図面」で、それは別にいい。図面の横に手順が載っていて、そこにabcと注釈記号が振ってある。これもいい。そしてその注釈がすぐ横に載っているのだが、問題はこの注釈である。
 すべて、下の文章で書いてあることなのだ。
 たとえば、「位を取らせない」と注釈が書いてあるとする。その下の文章には「しばらく戦いが起こりそうにないので▲1六歩と玉の方の端歩を受けておく。逆に△1五歩と伸ばされると窮屈な形だ」と書いてあるのだ。

わざわざ同じこと言うんじゃねぇよ!


 注釈が、本文にも書けないような「小さなこと」だったらいい。同じ情報を、同じページに載せてどうするというのだ。
 これは『羽生の頭脳』から変わっていないように思う。誰も異論を挟まなかったのだろうか。
 どうも日本将棋連盟は本の作り方が下手なような気がする。少しは毎コミを見習ってほしいものだ。
作成日 1996-09-22 | [定跡 ( 相掛かり・角換わり )]
 中原流相がかり―必殺の5九金型

中原流相がかり―必殺の5九金型
↑amazomで見る↑

著者:中原 誠 / 出版社:将棋連盟
出版日:
¥ 1,020 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月19日 15:53現在)


 塚本に借りた本シリーズ第2弾。と言うか、この本がメインだった。

 夏合宿のときに塚本に3七銀戦法と3七桂戦法を教えてもらい、ついでに研究用にと貸してくれたのが本書である。
 確かに特に3七桂の定跡は参考になったが、3七銀についてはちょっと古い気がした。それでも基本的な定跡を押さえるには最適なので、二、三段までは必携と言えるだろう。
作成日 1994-02-20 | [定跡 ( 相掛かり・角換わり )]
 塚田スペシャル物語

塚田スペシャル物語―先手番必勝作戦
↑amazomで見る↑

著者:塚田 泰明 / 出版社:日本将棋連盟
出版日:
¥ 924 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は9月23日 4:33現在)


 言わずと知れた「塚田スペシャル」。本書は、その本家である塚田八段が自ら著した本である。
 もうすでに古い戦形と言えるかもしれないが、だからこそ、初段以下の居飛車党には読んでほしい。相掛りの基本的な変化が詳解されている。

 突然だが、この本と『中原流相掛かり』は実は私のものではなく、塚本から借りたものである。
 私の場合、先手なら▲7六歩、後手なら△3二金と指す手は決まっているのだが(笑うな)、▲7六歩に△8四歩とされると困る、という話を夏合宿の時に塚本にした。そうしたら「そんなの▲2六歩に決まってるじゃないですか」「白砂さんは相掛りみたいな薄い玉の将棋合ってますって」というので、入門書として借りたのである。

 居飛車素人が一から覚えた経験から言わせてもらえば、非常に役に立った。
 過去の戦法なので現在では(塚田スペシャルは)役には立たないが、相掛りの入門書としては自信を持って薦められる一冊である。
 個人的なことで申し訳ないが、塚本にはこの場を借りて礼を言っておく。
 ありがとう。
作成日 1989-02-01 | [定跡 ( 相掛かり・角換わり )]
«前のページへ || 1 || 後のページへ»