著者:高橋 道雄 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★★★★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:34現在)
先手の立場から見た矢倉3七銀戦法の解説本。創元社フォーマットとでも言うべき大きな図面を豊富に用いた解説ながら、3七銀戦法の急所はキッチリと押さえられた良書に仕上がっている。
内容は、まずは3七銀戦法の基本形以前の変化(早い△8五歩や早い△4三金右など)を解説し、その後、基本形から△8五歩と△9五歩の2つの大きな分かれをそれぞれ解説していく。△9五歩型では▲6五歩に言及するなど最新の形にも触れていて、決して初級者向けだけの解説にとどまっていないのが好印象だった。
最後に、大きな流れとはやや外れた形、△5三銀型と△7三銀型、それと森下システムについての解説がある。分量はさほど多くないが、確かに押さえておきたい変化だ。
解説を最低限のポイントだけにしぼり、しかし不足なくまとめるというのはなかなかに難しいことだと思うが、それをやってのけた本だと感じた。本書一冊あれば、とりあえず先手番の矢倉は指しこなせるのではないだろうか。
作成日 2008-04-18
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定跡 (
矢倉 )]
著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★(評価:級位者)
★★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:40現在)
すっかりお馴染みの東大将棋シリーズ。相横歩、8五飛、4五角ときて今度は3三桂戦法である。
屋敷あたりが随分勝ち星を稼いで話題になった時期もあった。最近では脇-深浦戦やそれを踏まえた谷川戦などが話題に上ったようだ。最近は8五飛戦法の影響で少なくなったが、一発の入りやすいこういう戦形は特に持ち時間の少ない将棋などでは威力を発揮する。完全に潰される定跡が確立されない限り、今後とも長く指されていくのだろう。
3三桂戦法の定跡書自体があまりなかったせいもあるのだろうが、かなり基本的な形から解説している。個人的には▲2七歩、なんていうのを久しぶりに見た(笑)。系統立てて、と言えるほど親切な作りにはなっていないが、狙い筋が単純なので体系化しやすく、作りやすかったのだろう。今までのシリーズよりは読んでいて雑多感は少なかった。
ひととおり読めば、3三桂戦法の狙いや攻め筋が判ると思う。
定跡書自体がないのだから、それだけで貴重な本と言えるだろう。アマチュアでは(もちろんプロでも)この戦法を得意にしている人も多いので、大会などで一発喰らってしまう、なんてことも十分にありうる。居飛車等は目を通しておいて損はない。
作成日 2003-05-21
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定跡 (
横歩取り )]
著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)
★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月9日 1:40現在)
東大将棋シリーズ、横歩取り本の2冊目。
相横歩取りである。
8五飛戦法が流行る前はこの形が多かったと思う。北浜新手の△5四歩も相横歩の定跡だった。
一番筆が割かれているのが相横歩取り▲4六角の変化。▲4六角に対してのさまざまな応手を解説している。一応、最善手は△8二角で、▲同角成△同銀……と続くわけだが、相横歩を指すのであれば、それ以外の変化も当然知っておかなければいけないだろう。
白砂が学生の頃は▲4六角がまだ出たてのころだったと思う。確か、青野新手とか言われてたんだよねー。ずいぶん長いこと先手有利と言われていたのだが、△5五角の変化が出てむしろ後手有望になっていった。
これ以外にも、▲7七銀ではなく▲7七桂と上がる形や▲7七歩と打つ形についても(少しだが)解説している。
『定跡外伝』では好意的に書かれているが、こちらではやはり奇襲色が強いということであまりよくは書いていない。
今までの定跡のおさらいの感は強いが、いまさら『横歩取りは生きている』から読み返すのもなぁ……という人にはおすすめである。あいかわらず上級者向けだし、そもそも横歩取り自体が級位者には不向きな戦法なので、棋力の低い人にはすすめられない。
作成日 2002-09-12
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定跡 (
横歩取り )]
著者:高田 尚平 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)
★(評価:級位者)
★★★(評価:初段~三段)
★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月9日 1:36現在)
題名に「新戦略」とあるが、その名のとおり定跡というよりは戦略について書かれている本である。
話としては、▲7六歩△8四歩に▲7八金とする形について解説し、次に、ここから△3四歩、△8五歩、△3二金の3種類の指し手について、それぞれの対応策を述べている。ちなみにその3種類以外の指し手では先手が指しやすくなるというのが著者の主張だ。
この指し方の基本は「角換わり、矢倉などで少しでも得な形を目指す」ものである。「定跡」ではなく「戦略」だというゆえんがここにある。よって、まず角換わりだとか矢倉の定跡を知っていることが前提となる。
であるから、本書を読むためにはそれらの知識は必須。初段くらいでは本書は価値がわからないと思う。既存の形より少しでも得をしようという、実にプロ好みの「戦略」なのだ。
白砂の場合、▲7六歩△8四歩スタートには必ず▲7八金とするので、ある程度参考にはなった。もっとも△3四歩の場合には本書とは違って▲2二角成△同銀▲7七桂とするのだが(笑)。
そういう事情があるので、出版されると同時にすぐ買った。
一番役に立ったなぁ……と思ったのが中飛車にする変化で、こういう力戦形はただてさえ定跡書が少ないので参考になる。特に本書では穴熊の変化を含めいろんな指し方を紹介しているので、自分なりに消化するのに都合がいい。
戦略であるがゆえに、「こっから先は○○の形になります。ただし少し得です」というのが多いので、人によっては中途半端と思うかもしれない。個人的には、本書は道案内であって地図ではないと思っているので、どこになにがありますよと教えてくれるだけでも十分参考になった。
居飛車党なら手にとってもいいと思う。
ただし、既存の定跡書は必須。高段者向けの本だろう。
作成日 2002-08-27
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総合 ,
定跡 (
その他の居飛車 )]
著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:40現在)
東大将棋シリーズがついに横歩取りに手を出した。
矢倉に変わって激増している8五飛戦法の解説である。いきなり「阻止」から解説するのもどうかと思うが(笑)、それだけ8五飛対策が進んでいるので仕方がないだろう。「有史以前」の話は別の本で補えという東大将棋シリーズらしい割り切りかたである。
主に解説しているのは山﨑流と呼ばれる変化で、角交換をすることにより△8五飛という形そのものを拒否している。で、△8四飛とするわけだが、そこからさらに先の変化を詳しく解説している。▲2三歩と叩く例の変化が主流だ。
……こう言って「あぁ、あれ」と言えない人は読むな、というくらい非常に高度な(というか煩雑な)内容なので、知っている人向けのまとめの本と思うべきだろう。間違っても級位者は手を出してはいけない。
『8五飛を指してみる本』あたりからはじめるといいだろう。
作成日 2002-07-12
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定跡 (
横歩取り )]
著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)
★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月9日 1:35現在)
いわゆる「本筋の矢倉」ではなくて、後手から変化していく矢倉の形について解説している。前半の後手棒銀は△4二金の新手を、後半の右四間飛車は△3二銀から囲う形を紹介している。
このシリーズ共通の特徴である「どっちかを
ひいきしない」という点は本書でも貫かれており、そのため、最善をつくせばやや互角かほんのちょっと後手有利、というていどの分れにしかならない。しかし、後手番で矢倉をどうしようと悩んでいる向きには有力な選択肢になるかもしれない。
個人的な話をすると、右四間は3二金戦法からの変化に使えないかと思って読んだ。▲7六歩△3二金に▲2六歩と突かれた場合、現在のところ中飛車を主に指している。しかし、右四間に組めるのであれば後手番でありながら主導権が握れるかもしれない。ちょうど「△3二金型」という項目もあったので、その可能性は高いなと期待もした。
結論から言うと「△3二銀型よりやや損。やや先手有利の分かれ」ということだったのだが(泣)、それでも、なかなか参考になった。3二金戦法から右四間にする場合は飛車先を突かない可能性が高いので、本書で解説されている形より得な意味があるからだ(=本書の結論よりもやや有利な分れが得られる可能性がある)。
構成についてはあいかわらずである。有段者以外は手を出さないほうが無難だろう。
作成日 2002-05-13
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定跡 (
矢倉 )]
著者:谷川 浩司 / 出版社:日本将棋連盟
出版日:
¥ 1,365 (定価)/13pt (Amazonポイント)
★★(評価:級位者)
★★★(評価:初段~三段)
★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:40現在)
ついにというかやっとというか、谷川が8五飛戦法を解説した。
とはいっても最新変化がずーらずら……というわけではない。むしろ今までの定跡をまとめたものに近い。そういう意味では、類書であり良書であるものがいくつか出ているので、そちらを参考にした方がいいだろう。
わざわざ谷川をかつぎ出したのは、プロローグにあると思う。
約30ページを割いて、今までの8五飛の歴史について簡単に触れている。その中で、谷川自身の考えたことや指し手の意味などを結構詳しく書いてくれている。
これが面白い、と思った人は買い。
そうでない人は別の本で十分だと思う。
作成日 2002-03-25
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定跡 (
横歩取り )]
著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:35現在)
第3巻と同じ3七銀型ではあるが、こちらは少し変態チックな変化を解説している。変態戦法系といっても、脇システムや6五歩突きというプロの対局に出ている立派な指し方である。まぁ、森下は
『現代矢倉の思想』で脇システムを「今後主流になることはないと思っている」とバッサリ切り捨てていたが(笑)。
一方、アマチュアにとっては知りたい変化でもあるだろう。特に脇システムはハマると一発だし一気に終盤までなだれ込んでいく。知っておいて損はないし、知っているからこそ引きずり込んでいくこともできる。今までこれらの戦法についてはあまり光が当てられていなかったので、
『定跡外伝』感覚で読むこともできるだろう。
とはいっても『定跡外伝』よりもはるかに読みにくいことは約束できる(<してどーする)。本書も、やはり自信がない人は手を出さない方がいい。もっとわかりやすく書かれた本はいっぱいある。本書ほど詳しく書き込まれた本がないのは寂しい限りだが……。
作成日 2002-03-15
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定跡 (
矢倉 )]
著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:35現在)
今回は4六銀型ではなく、3七銀型。加藤流と呼ばれる指し方である。
4六銀型があるていどの結論をみた(といっても難解なことに変わりはない)ため、比較的研究されていないこの形が脚光を浴びたのだそうだ。加藤9段はずーっとこればっか指してたけどね(笑)。
基本的には森下が書いた現代矢倉シリーズとあまり変わらない。ならば森下本の方がよさそうなものだが、「あまり」というだけで「ぜんぜん」ではないところが実は問題(?)である。プロや有段者の将棋は、その「定跡の先端の一手」の違いが形勢を分けるのだ。というわけで、あいかわらず有段者には必携書である。
そしてこれまたあいかわらずだが、読みにくい。直す気はなさそうなのでこれ以上言うのもなんなのだが、一応書いておく(笑)。
作成日 2002-01-15
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定跡 (
矢倉 )]
著者:森下 卓 / 出版社:河出書房新社
出版日:
¥ 1,365 (定価)/13pt (Amazonポイント)
★★★★★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:40現在)
『8五飛戦法』を著した森下の、「指してみる本」。激しい変化が多い横歩取りには、次の一手形式で図面が豊富というのは意外と合っているのかもしれない。
初級者が8五飛を指した時に困る△8五飛▲9六角の変化にかなり筆を入れてくれている。どの本でも書かれている変化なのだが、級位者はこうやって少しずつ立ち止まりながら解説してくれた方がわかりがいいだろう。もう白砂も▲9六角は怖くないぞ(笑)。
やらんけど(爆)。
東大将棋シリーズとは対極をなすようなシリーズだが、どちらも繁栄していってほしい。どちらの本も、将棋ファンは必要としているのだから。
作成日 2001-11-20
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定跡 (
横歩取り )]
著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:35現在)
第1巻は▲5七角と一手待つ形だったが、今度は待たずに▲2五形と開戦する形を解説している。現在のプロの主流ではないがこれも難しい展開になり、結論はほぼ優劣不明かやや後手のり。これくらいの差なら、アマチュアなら知ってたモン勝ちである。矢倉党の有段者には必携の書といえよう。
とはいえ、あいかわらずツメ込み構成は変わっていないので、読むのがひどく疲れる。有段者必携とは言ったが、現実的には有段者「のみ」必携、初段以下は読むだけムダな本とも言える。
定跡の難しさ(奥深さ、ではない(笑))を知りたい人なら、怖いもの見たさで読んでみるのもいいかもしれない。1,200円は棋書にしてはそんなに高くない値段ではあるが、それでもたぶん後悔すると思う(笑)。
作成日 2001-11-15
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総合 ,
定跡 (
矢倉 )]
著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)
★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月9日 1:35現在)
先手4六銀戦法(4六銀-3七形の形)vs森内流△9五歩、先手が1八香型で、そこから一手▲5七角と待つ形
だけを解説している。ここまで特化した形を一冊の本で解説するというのはなかなかの冒険だ。
さらに言うと、図面がいっぱい、変化手順がいっぱい、しかし解説が少し、という東大将棋ブックスならではの構成。ようするに、棋譜を示されて理解できる人にとっては盤駒なしでも読める便利な本になるが、そうでない人にとっては手順の解説の中途半端な難しすぎる本になるということである。これをどうとらえるかは難しいところだが、アマ有段者にとって知りたい情報満載の本が出た、という事実を素直に喜びたい。
将棋ソフト『東大将棋』シリーズと提携するという異色の試みだが、個人的にはその設定はあってもなくてもいっしょだと思う(笑)。もう少し構成を工夫すれば名著になったと思うのだが、構成に時間をかけるより、情報を詰め込んでいろんな形の定跡をいっぱい紹介しようというハラづもりなのだろう。それはそれで一つの方向性である。
初段前後くらいまでの人は触らない方がいい。矢倉と定跡書が嫌いになっていくだけだ。
作成日 2001-09-10
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定跡 (
矢倉 )]
著者:中座 真 / 出版社:日本将棋連盟
出版日:
¥ 1,575 (定価)/15pt (Amazonポイント)
★★★(評価:級位者)
★★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:40現在)
横歩取り8五飛戦法、いわゆる「中座飛車」の開発者である中座プロが書いた8五飛戦法の定跡書。執筆時点での最新棋譜をベースに詳しく解説したもので、8五飛戦法の指し方そのものだけではなく、先手方の対策の歴史まで読み取ることができる。
現在ではひとっころよりは下火になった感があるが、それでもまだまだタイトル戦の主役といってもいい戦法である。タイトル戦観戦にも本書は必携だろう。
なんだか日本将棋連盟もいい本を出すようになってきた。嬉しい限りだ。
作成日 2001-02-25
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定跡 (
横歩取り )]
著者:青野 照市 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★★★(評価:級位者)
★★★★★(評価:初段~三段)
★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:36現在)
その名の通り、棒銀について解説した本。
矢倉、角換わりと居飛車系の棒銀に限っている。対振り飛車は扱っていない。
自身が公式戦で指したためか、後手番での速攻矢倉棒銀については詳細に解説されている。▲2五歩を△3三角と受け、飛車先交換の瞬間に△8六歩から△2七歩と叩いていく例のやつである。
創元社の本にしてはおそろしく変化が深い。大げさではなく、東大将棋ブックス並である。最後はちょっとだけ都合がいい変化にしているところもあるが、それにしても小さなものだと思う。
有段者が読んでも十分に楽しめる。逆に級位者には変化の渦にとまどうかもしれない。このシリーズにしては異色の本である。
作成日 2001-01-30
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定跡 (
その他の居飛車 )]
著者:谷川 浩司 / 出版社:日本将棋連盟
出版日:
¥ 1,365 (定価)/13pt (Amazonポイント)
★★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月9日 1:40現在)
谷川が角換わりについての最新定跡について解説している本。「1.」とついていることからも他の戦法について著す可能性は大きく、となると『羽生の頭脳』の谷川版を目指しているのではないかとも思われる。
実際、中のツクリは『羽生の頭脳』にソックリである。最初に「光速の見解」という大まかな指標があったり、レイアウトも酷似している。もっとも、これは将棋連盟の本作りのパターンかもしれないのでなんとも言えない。
内容は非常に高度であるが、初手から指し手の意味を解説する部分もあったりと、初段前後の人が読んでも理解は可能だろう。また、△6五歩型の解説書はおそらく本書くらいしかない(最近の流行なので、他の本はカバーしていないと思われる)ので、高段者で角換わり腰掛け銀を指す人にとっては必携の書と言える。
全体的に谷川の定跡本「らしい」作りになっているので、買っても損はないだろう。
白砂はこういう将棋は指さないから図書館で借りたけど(笑)。
作成日 2000-11-30
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定跡 (
相掛かり・角換わり )]
著者:小暮 克洋、森内 俊之 / 出版社:主婦と生活社
出版日:
¥ 998 (定価)
★★★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月9日 1:36現在)
雁木戦法はアマチュアなのでそこそこ見かけるが、その定跡本となると数えるほどしかない。本書はその珍しい雁木本の一冊である。
内容はとにかく雁木有利で貫かれており(笑)、どこに穴があるのかはわからないが非常にウソ臭い(爆)。とはいうものの、実戦で何度か指せば「こんなはずじゃなかった」と気づくのだろうが、指さない人間がさらっと読んでいるだけなのでちょっと突っ込んだコメントはできない。もうしわけない。
とはいえ、雁木特有の攻めの手筋や手厚さについてよく書き込まれており、定跡書としてではなく手筋解説書として読めば効果は高いと思う。ようは「この通りに指して雁木必勝」なのではなく、「この形になればこの手筋が利く」というていどに
話半分に聞けということである(笑)。
けなしてばかりいるようだが、このシリーズ共通の「将棋の面白さ」が良く出ているので、得意戦法がなくて困っているような人は一度指してみるのもいいだろう。雁木そのものがマイナー戦法なので、そこそこハマってくれそうだ。
作成日 1999-10-25
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定跡 (
その他の居飛車 )]
著者: / 出版社:
出版日:
(定価)
★★(評価:級位者)
★★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月9日 1:34現在)
『現代矢倉の思想』などの矢倉本に続いて森下が書いた定跡本。(執筆当時)最新の8五飛戦法である。
8五飛戦法そのものが非常に複雑な戦法であり、かつ自分では絶対指さない戦法なので(笑)、読み進むのはちょっと辛かった。8五飛戦法を指す人が読めば「ああ、ちゃんと体系化されているな」と読めるだろうとは思うのだが……。
戦法自体が有段者向けなので、級位者はそもそも8五飛戦法に手を出さない方が無難だと思う。有段者は必携かも。
作成日 1999-10-25
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定跡 (
横歩取り )]
著者:森下 卓 / 出版社:河出書房新社
出版日:
¥ 1,365 (定価)
★★★(評価:級位者)
★★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月9日 1:35現在)
『現代矢倉の思想』の続編。▲4六銀▲3七桂戦法と森内流を詳解している。
特に森内流は現代矢倉の流れを変えたとまで言われる形で、これは矢倉党なら絶対に知っておかなければいけない。
巻末のインタビューも面白く読めた。森下の人柄が出た良書と思う。
作成日 1999-08-25
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定跡 (
矢倉 )]
著者:森下 卓 / 出版社:河出書房新社
出版日:
¥ 1,365 (定価)
★★★(評価:級位者)
★★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月9日 1:35現在)
自分から買いに行った本。振り飛車党なんだがなぁ……。
わざわざ本を買った理由はおいといて、この本は名著である。森下八段が自分の知識をあますところなく披露したような深い研究と、矢倉に対する確かな思想が感じられる。
本書では、
- 矢倉基本形までの手順
- 加藤流(3七銀型で▲2六歩▲1六歩と突いてある形)
- 森内流(△9五歩△8四歩の形)
- 郷田流(3七に銀も桂も上がらずに▲3八飛とし、相手の出方を見る)
- 佐藤流(早めに▲3五歩と突いて角で歩交換をする)
を詳解している。
いずれも詳しい解説がついていて、しかも「どうしてこの形がすたれ、代わってこの形が出てきたか」が非常にわかりやすく書かれているので、私のような「矢倉素人」でも理解しやすい。おもわず俺も矢倉指しちゃおっかな、とまで思わせる内容だ。
作成日 1999-05-25
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定跡 (
矢倉 )]
著者:島 朗 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 2,100 (定価)
★★(評価:級位者)
★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月9日 1:40現在)
なんでこの本を自分が持っているのかがまずわからない(笑)。
はっきり言って「難しい」。
豊富な図面と詳細な研究。手順は、仕掛けからどちらかが有利になるかどうかというところまで、と割り切り、その代わりそこに至るまでの膨大な変化をすべて解説している。居飛車党の高段者には必携の一冊である。
「新版」では、谷川―佐藤の名人戦の変化が載っている。△6三金型や▲9五歩突き越し型だったと記憶しているが、立ち読みのため自信はないので興味のある人は読んでほしい。
これを読まずして腰掛け銀を指す資格はない、と言い切っても過言ではない、腰掛け銀を愛する者のバイブルである。
しかしそうなると,ますますなんでこの本を自分が持っているのかがわからない(笑)。
作成日 1998-09-10
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定跡 (
相掛かり・角換わり )]
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