«前のページへ || 1 || 後のページへ»
 わかる!勝てる!! 現代中飛車

わかる!  勝てる! !  現代中飛車 (マイナビ将棋BOOKS)
↑amazomで見る↑

著者:大平 武洋 / 出版社:マイナビ
出版日:2014-12-13
¥ 1,663 (定価)/50pt (Amazonポイント)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫あり。(価格・在庫状況は11月21日 5:55現在)

 元ZONEヲタ現乃木坂46ヲタの大平が解説した中飛車本。ハロヲタの白砂からすると敵以外の何者でもないな(<違う)。
 初手▲5六歩からの先手中飛車に限定して解説している。

 内容はこんな感じ。
先手中飛車の理想形
5五の位を取って、5六銀で支える形。玉は美濃囲い。……という、中飛車の理想形について解説している。その形を作ることが目標であり、後手はそれを阻止するんだ、という流れで本書は進んでいく。
5筋不交換・△7三銀型
先手が5筋の位を取った形から、後手が△7三銀△6四銀と角頭を攻めて来る形。
5筋交換型
▲5五歩△同歩▲同○として捌いてしまう指し方。
後手居飛車穴熊
難敵居飛車穴熊。先手はガンガン攻める。

 元々形を絞っているせいか、とても内容が濃く感じる。それでいて、随所に「ポイント」「注意」といったワンポイントがあるため、読んでいて判りやすい。
 また、中飛車を指すにはどのような心構えで行くべきか、という点についても度々触れているので、中飛車党になりたい級位者は参考になると思われる。単純な定跡や変化の解説に終わっていない。

 細かいことを言えば、編集で押している「指し手を示す矢印」はいらないんじゃないかなぁ、とか、いくつか「ですます体」が変に混じってたなぁ、とか、端歩の解説は序章に入れちゃった方がスッキリしたかなぁ、とかはあるが、本当にその程度。個人的にはフォントや図面の大きさ、行間に至るまで、どんぴしゃのどストライクで、とても読みやすかった。

 確か著者は居飛車党だった気がするのだが(笑)、そんなことを全く感じさせない良書だと思う。これから中飛車を指してみようという人は絶対に読んでみて損はない。
作成日 2015-01-06 | [定跡 ( 中飛車 )]
 すぐ勝てる!先手中飛車

すぐ勝てる!先手中飛車 (マイナビ将棋BOOKS)
↑amazomで見る↑

著者:佐々木 慎 / 出版社:マイナビ
出版日:
¥ 1,575 (定価)/49pt (Amazonポイント)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫あり。(価格・在庫状況は11月21日 5:56現在)

 ▲5六歩と指して中飛車にすれば先手必勝! とでも言いたげな、「おいおい毎コミが創元社になっちゃったよ」本。昔の『なんでも中飛車』のような本、と考えればいいのかな。

 内容は、である。中飛車党であればこの説明だけでなんとなくどの形かは想像がつくだろう。
 いろんな本で紹介されている形を丁寧にスクラップしてカタログ化して見せてくれている感じの本である。独創性はあまりないかもしれないが、初級者向けの本なのだからこれでよい。むしろこれだけの内容をよくまとめたなと思う。

 全体的に後手の対応がぬるかったり、この対象棋力で「穴熊にして袖飛車」などちょっとなぁ……と(←個人的な感想です)いう部分もないわけではないし、この対象棋力であれば相中飛車は入れといて欲しかったななどという要望はあるものの、前述した通りカタくまとめてある教科書としてふさわしい作りになっていると思う。初段くらいまでであれば、本書を読めば立派な振り飛車党になれるだろう。逆に有段者はパラパラ見ればそれでいい感じだ。
 シリーズ化するということなので、第2段の右四間飛車が今から楽しみである。
作成日 2012-09-16 | [定跡 ( 中飛車 )]
 ゴキゲン中飛車の急所

ゴキゲン中飛車の急所 (最強将棋21)
↑amazomで見る↑

著者:村山 慈明 / 出版社:浅川書房
出版日:
¥ 1,470 (定価)/46pt (Amazonポイント)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫あり。(価格・在庫状況は11月16日 16:49現在)

「序盤は村山に聞け」の村山が書いたゴキゲン中飛車本。全体的に居飛車目線な気がするが、内容そのものは非常に客観的に書かれている。

 扱っているのはの5つ。とはいえ、実質的には▲5八金右急戦と超速の解説書と言っていいだろう。
 特に▲5八金右型については、「▲1一龍から▲6六香(そのあと▲6五香打と重ね打つ)」「▲1一龍から▲3三角」「▲7五角」の3つの手について、実戦に現れることなく消えていった研究手なども合わせて書かれておりかなりディープな内容になっている。最後に「ゴキゲン中飛車指せる」の定跡がボナンザによって発見された、というのもなかなか面白い。
 また、超速については、△3二金とする形と△3二銀とする形の両方を解説している。ただし、▲3七銀に△4四歩とする「菅井新手」については解説されていない(ちなみに、別の「菅井新手」が紹介されていて、これがまたちょっと笑える新手である)。2012.2現在、菅井新手はvs超速の最後の砦のような感じになっているので、もう少し刊行が遅ければ本書にも解説されていたかもしれず、そうすればもっと「役に立つ」本になっていた気がする。本当にもったいない。まぁ、もし入ったとしたら、第3章はカットになるんだろうな(笑)。
 その第3章は「その他の対策」ということで、▲7八金型と居飛車穴熊と丸山ワクチンを軽く解説。いずれも、ゴキゲン中飛車に完膚なきまでに叩き伏せられて衰退した、というより興味が超速に移ったために指されなくなっている感もあり、押さえておいていい変化であることは間違いない。

 とても力の入った本であることは読んでいけばすぐにわかると思う。ただ、だからこそちょっと編集に難を感じた。時系列に沿って新手を追いかけていく感じは嫌いではないのだが、せっかく「10年先まで使える本当の基本」と銘打っているのだから、むしろ変化を体系的にきちんとまとめた方がいいのではないかと思った。ちょうど、藤井の『四間飛車の急所』みたいな感じである。せめて『最前線物語2』くらい、各項の最初に取りまとめた説明が入るとか、そういう風になっていれば印象も違ったと思うのだが。
 盤駒抜きで読むのは大変だと思うので(まぁ白砂はなしで読んだんだけど(笑))、また、級位者はそもそもゴキゲン中飛車をやるべきではないという古臭い感覚の持ち主なので(笑)、級位者の★は3となっているが、力作であることは間違いない。いつか読むために、また、タイトル戦のお供に手元に置いておくのも悪い手ではないと思う。逆に有段者は買いである。
作成日 2012-02-29 | [定跡 ( 中飛車 )]
 ナニワ流ワンパク中飛車


↑amazomで見る↑

著者: / 出版社:
出版日:
 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は11月16日 5:50現在)


 中飛車で初手から▲5六歩と突いていく、変態チックな面白戦法の解説書である。正直に告白すると著者を知らなかった(<すいませんすいません)のだが、なかなか面白く読めた。
 新ゴキゲン中飛車も初手が▲5六歩だが、こちらのワンパク中飛車は早い段階で▲7七角と上がり、ゴキゲン中飛車というよりはヒラメ戦法の味で指していく形である。

 簡単によくなる(ホントか?)角交換型から始まって、左美濃、居飛車穴熊といった持久戦、ナナメ棒銀などの急戦、果ては相振り飛車までと、一通りの形は揃っていそうだ。
 ただし、かなり強引な……と言って悪ければ豪快な手順が多いので、実際に本書の手順で指せるのかというと怪しいところもある。この辺りは「解説用」ということで、戦法の気分を味わうにとどめるへきだろう。

 初級者は中飛車が大好きで、実際これで結構勝ててしまうのだから面白い。早道は一つの戦法を集中的に指すことで、ぜひとも使ってほしい変態戦法だ。
 上級者は逆に、後手を持ってつぶされない指し方を研究してみよう。
作成日 2007-09-04 | [定跡 ( 中飛車 )]
 東大将棋ブックス中飛車道場 4 6四銀・ツノ銀

中飛車道場〈第4巻〉6四銀・ツノ銀 (東大将棋ブックス)
↑amazomで見る↑

著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,365 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は11月19日 22:42現在)

「終わり」と確か書いていたと思ったのだが、なぜか発刊された中飛車道場第4弾。
 今回は矢倉(流)中飛車とツノ銀、風車について解説している。

 矢倉流中飛車を簡単に説明すると……。
 最初中飛車にして△5三銀△6四銀と強気に構え、相手が居飛車穴熊を目指してきたら△4五歩から△4二飛として捌きを狙い、また、相手の陣形によってはこちらが振り飛車穴熊に囲う……という硬軟織り交ぜた戦法である。
 手順もシンプルなので、アマチュアでも十分に指しこなせるだろう。5二飛・6四銀という形自体は昔からあったが、居飛車穴熊に対して△4五歩~△4二飛で捌ける、ということを発見したのが矢倉流の功績だと思う。
 最近徐々に増えている形でもあり、また、話題にもなっているので採り上げたのだろう。終わったものに追加する、というのに躊躇があったかもしれないが、この柔軟な姿勢は素直に評価したい。

 一方、ツノ銀・風車の方は少し物足りなかった。
 特に風車の方は、「~にて一局」ばかりでなんの面白みもない(笑)。いや、風車そのものが実戦的な戦法なので、解説がしづらいというのは判る。しかしそれにしても、もう少しなんとかならなかったのかと思う。

 せっかくだから、矢倉流中飛車だけで一冊として、ツノ銀・風車でもう一冊、そっちは急戦持久戦をきちっと解説する……とでもしてくれればよかった。せっかく立ち上げ直したのだから、それくらいの筆は割いてもいいと思う。
 矢倉流中飛車の解説を書いたものの、分量が足りなかったんでツノ銀と風車を足しましたぁ……みたいな感じでちょっと厭だ。
作成日 2004-07-19 | [定跡 ( 中飛車 )]
 東大将棋ブックス中飛車道場 3 ゴキゲン中飛車力戦

中飛車道場〈第3巻〉ゴキゲン中飛車力戦
↑amazomで見る↑

著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,365 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は11月17日 13:54現在)

 ゴキゲン中飛車道場第3弾。今回は、かなりゆっくりめの戦いを解説している。
 具体的には、▲7八金、▲6八金、角交換(丸山ワクチン)の三つ。

 もう少し詳しく言うと、
 といった感じ。 ただ、『将棋世界』の観戦記かなにかで、▲7八銀型はやや先手不利の結論が出たとかいう話が書いてあったように思うのだが、その辺はどうなのだろうか。そんなに振り飛車有望という手は書いてなかったと思うのだが。
 これだけ詳しくゴキゲン中飛車に触れた本もないだろうから、ゴキゲン党もゴキゲン受け党もまずは読んでみることを薦める。

 中飛車道場はこれでいったん打ち止め。次は三間飛車道場だそうだ。
 例の急戦の形とか、XPとか出てくるんだろうか?
 個人的には、もしXPが出たなら絶対買い。
 絶対指さないけど(笑)。
作成日 2004-05-26 | [定跡 ( 中飛車 )]
 東大将棋ブックス中飛車道場 第2巻 ゴキゲン中飛車本格急戦

中飛車道場〈第2巻〉ゴキゲン中飛車本格急戦
↑amazomで見る↑

著者:所司 和晴 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,365 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は11月14日 14:25現在)

 東大将棋ゴキゲン中飛車シリーズ第2弾。
 第1巻は▲5八金右からの超急戦だったが、本書は▲4八銀から銀で攻めていく普通の(?)急戦形。『島ノート』に載った、飛車先を2五まで突かない急戦も紹介されている。

 今後の予定との兼ね合いかもしれないし、変化の量のせいで仕方がなかったのだろうが、似ているようで微妙に違う攻め筋がたくさん出てくる。銀が出て行く場所が違ったり飛車先を保留しているだけなのだが、それだけで将棋はガラリと変わってしまう。その「ガラリと変わってしまう」という面白さをうまく出せれば、単なる解説書としてではなく棋書としての厚みも出ると思うのだが(『四間飛車の急所』のような感じだ)、まぁそれを本シリーズに求めるのはヤボというもので。
 読む時には、そこらへんにも気を配って読むと、意外と楽しめるかもしれない。
 編集の悪さにアタマが痛くなってくるかもしれないが(笑)。

 研究したものがすぐ実戦に出る、というくらいプロはよってたかって研究し実戦で使っているので、本書の攻めも「どこかで見た感」が非常に強い。で、よく考えてみると週刊将棋だったり将棋世界で採り上げられていたものだったりして、そういう点では、個人的には新手感があまりなかった。
 とはいえ、東大将棋ブックスは辞書事典としての機能が強いので、それらいろいろなところで紹介された記事がまとまっていればそれで十分だろう。
作成日 2004-04-05 | [定跡 ( 中飛車 )]
 なんでも中飛車

なんでも中飛車 (将棋必勝シリーズ)
↑amazomで見る↑

著者:森下 卓 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)/43pt (Amazonポイント)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫あり。(価格・在庫状況は11月19日 22:42現在)

 創元社の入門編(白砂命名)シリーズである。
 初手▲5六歩という原始中飛車(聞かなくなったなーこの言葉)から、ツノ銀、相振り、矢倉、カニカニ銀といろんな戦形での中飛車を取り扱っている。まさにタイトル通り、なんでも中飛車を指していけば勝てんだよ! という感じの一冊だ。

 帯に「有段者は読まないで下さい」とあるように、読んでみると都合のいい手順が多いことは多い。それは否定しない。しかしまぁ本の方向性が「狙いを判りやすく示そう」ということなのだから、それを言ってはヤボというものである。
 級位者相手に、難解な手順を経て形勢不明、なんていう手順を見せたって面白くもなんともない(笑)。やはりここは、バッサバッサと斬って落として「ほらすごいだろお!」とみせる本書のやり方が正しいと思う。

 初段を少し過ぎた人には、ツノ銀中飛車の項がお勧めだ。駒組みで優位に立ち、そこから終盤へ向けて優位を広げていくための指し方、手筋が解説されている。どこかで読んだような手順ではあると思うのだが(笑)、最近ここまで丁寧に解説している本はなかったと思う。
 有段者は、本書を「人に教えるための本」と思って読んでみてほしい。学生将棋や社団戦などでチームを組んで「教える立場」にいる人は必読。『ホントに勝てる』シリーズもそうだったが、人にモノを教えるというのがどれだけ大変なことか。本書を読むとそれがよく判る。
 定跡書としての価値は決して高くはないが、教材としての価値は非常に高いと思う。丁寧に作りこまれた良書だろう。
作成日 2003-10-01 | [定跡 ( 中飛車 )]
 ごきげん中飛車を指しこなす本

ごきげん中飛車を指しこなす本 (最強将棋塾)
↑amazomで見る↑

著者:近藤 正和 / 出版社:河出書房新社
出版日:
¥ 1,365 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は11月17日 14:53現在)


 河出書房新社の『指しこなす本』シリーズ。今度はゴキゲン中飛車である。

 例によって次の一手形式で解説が進んでいく。ゴキゲン中飛車の場合は詰みまで一直線に進んでしまうケースもあるので、図面が多いというのはありがたいと思った。実際はまだ結論が出ていないところを「先手よし」としてしまったりとちょっと粗い部分も見受けられたが、多少は仕方のないところだろう。
 というか、本書が出てからかなりゴキゲン中飛車の変化は掘り下げられている。有名なところでは第43期王位戦第1局、谷川が1000勝を達成した将棋がある。▲5八金右から▲2四歩という典型的な戦いだが、これが指されたのは7月12日。当然、本書には間に合わない(笑)。
 まぁ、こういうことを言っていては本は出せないので、これはもう笑ってしまうしかないだろう。あと2ヶ月出版が遅かったらどういう構成になったか、興味深いところではあるが。

 急戦の場合、持久戦の場合、ともによく書かれている。すべてを理解するのは大変だが、だいたいの流れはつかめるだろう。『ゴキゲン中飛車戦法』よりは格段に役に立つと思う。
 ゴキゲン中飛車を指す人も指されて困る人も必須。ただし、別の情報でしっかりとフォローすることは忘れずに、というところだろうか。
作成日 2002-07-30 | [定跡 ( 中飛車 )]
 ゴキゲン中飛車戦法

パワーアップシリーズ
↑amazomで見る↑

著者:近藤 正和 / 出版社:日本将棋連盟
出版日:
¥ 1,365 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は11月17日 13:55現在)


 初手から▲7六歩△3四歩▲2六歩△5四歩▲2五歩△5二飛と進む、やや力戦形の中飛車がゴキゲン中飛車である。竜王戦でも何度か登場した戦法で、詰みまで知らないと指せない叩き合いの局面になったり、かと思えばじっくりと本格的な駒組み合戦になったりする。不思議な戦法だ。

 しかし、『消えた戦法の謎 あの流行形はどこに!?』でこの戦形は取り上げられており、そこでは田中-有森戦でゴキゲン中飛車不利と結論つけられていた。消えたんじゃないのかこの戦形は。
 ひょっとすると、なにか新定跡でも誕生したのか……。そんな期待をちょっと持って、本書を開いてみた。

その変化は飛ばしてある……。


 ずるいぞ近藤(笑)。
作成日 2000-11-25 | [定跡 ( 中飛車 )]
 風車の美学 伊藤果直伝!

風車の美学―伊藤果直伝!
↑amazomで見る↑

著者:伊藤 果 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,223 (定価)
<%myrate1()%> (評価:級位者)
<%myrate2()%> (評価:初段~三段)
<%myrate3()%> (評価:四段以上)
在庫切れ(価格・在庫状況は11月16日 4:24現在)


 私の好きな棋士を挙げろといわれたら、まず来るのは花村九段である(笑うな)。そしてその次に来るのが、本書の著者、伊藤果七段である。
 伊藤果といえば風車。本書は、その風車の指し方を解説してある。

 とはいっても、はっきり言って風車自体が非常に実戦的な指し方であるため、解説は困難である。いきおい実戦譜を並べることになるのだが、そうなると変化手順の説明が散漫になってしまうので、それが欠点と言えるかもしれない。個人的には、伊藤七段の文章は好きなので楽しく読めたのだが。
 そもそも風車はマイナー戦法であるので類書がほとんどない。『秘法 巻之四 右玉伝説』では一応紹介されていたが、それも純正風車に比べるとはるかに攻め味の強いものであった。「(以前風車の本を出さないかと言われて)やはり戦法は勝つもので、風車のように千日手でもいい、といった本を出す勇気がなかった」ので断った、と著者自身がまえがきで書いている通り、定跡化するには馴染まない戦法なのかもしれない。
 級位者にあまり薦められないが、有段者は指してみるのもいいかもしれない。なんだか駒落ちの上手の気分が味わえる戦法である。
作成日 1994-06-30 | [定跡 ( 中飛車 )]
«前のページへ || 1 || 後のページへ»