将棋の基本戦法―図解
著者:松田 茂行 / 出版社:日東書院本社
出版日:
¥ 525 (定価)
★★★(評価:級位者)
★★(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は12月2日 5:44現在)


 さまざまな将棋の戦法について、基本的な駒組みの部分までをわかりやすく解説した本。

 非常に古い本である。昭和53年初版発行だ。
 なので、取り上げられている題材は古い。有段者でも今の若い人は「新旧対抗」なんて知らないだろう。それほど古い。

 この本のすごいところは、前書きで堂々と「これは作った手順です」と宣言していることだ。初めて読んだ時には気が触れたかとも思ったが(笑)、続きを読んで納得。ようするに、「初心者には、正しい指し方を提示して『形勢不明』とするよりも、ウソの指し方であっても理想を展開して『有利』とした方がいい」という考え方らしい。
 これは、非常に優れた考え方だと思う。
 いや、今までのいわゆる「高段者の定跡本」というやつも、そういう考えでウソ手順を載せていたのかもしれない。しかし、それを「言わない」のではサギでしかない。それをきっちりと明確にしたところが本書の(発刊姿勢の)素晴らしさである。初級者、中級者にものを教える時にはこうありたいものだ。
作成日 1985-04-01 | [定跡 ( 全般 )]




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