著者: / 出版社:
出版日:
 (定価)
★★★★★(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 16:40現在)

 駒別の手筋について、初心者(初級者ではなく、本当の意味での初心者)に解説する本。

 はじめの2/3くらいで、講義形式でずーっと手筋を解説するという、かなり贅沢というか丁寧というか、ありそうでなかった形式を取っている。『寄せが見える本』の初心者版、といった感じだろうか。この形式は評価したい。
 題材も、初心者向けということで、▲2二歩と打って桂馬が取れますとか、▲2五香で田楽刺しですとか、▲4一銀と割り打ちますとか、そういうレベルのものを一通り集めている。半可通の方が見ると「こんなカンタンすぎるもの」と哂いそうなものもたくさんあるが、こういう知識の集成が実は上達には一番いいのだ。著者はそこのところをよーくわかっているのだろう。本文中のイラストも含めて、物を教える才能があるのだと思う。こういう人はこういう人で立派なプロだ。

 本音を言えば、個人的には若干文章が気になった。もう少し練ればさらに読みやすくなるのでは……と感じる部分も多々あった。ただ、この点については個人の手癖の部分が大きいからなんとも言えないのかな……と考えることにしている。

 後ろのほうにちょっとだけ高度な(単に手数が長いだけと言ってしまえばそれまでなのだが(笑))手筋を載せて、「これが理解できたんだ。上達したんだなオレって」と読み手の心理をくすぐることも忘れていない(←冗談ですか、まったくの妄想ではないと思います)。なかなかに練られた良書だと思う。
作成日 2008-07-21 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
寄せの極意―対居飛車、対振り飛車を徹底解説 終盤の華麗な技で勝利をつかめ! (スーパー将棋講座)
著者:高橋 道雄 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★★★★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


 寄せの技術についての解説本。
 各テーマごとに、見開き2ページの基本問題と、テーマを応用した実戦解説を4ページ前後費やしている。
 サブタイトルが対居飛車・対振り飛車となっているが、著者が純粋居飛車党ということもあって、対居飛車は矢倉のことであり、対振り飛車は居飛車から見た美濃・穴熊攻略である。振り飛車党は逆の立場で読まなければいけないし、横歩取りなどは出てこない。

「とにかく上から押さえていこう」「王手をかけて玉を逃がすのは下策」といった感じの初級編テイストではあるが、基本問題から全体図を使用しているため、やや複雑な印象を受けた。このレベルのことを解説したいのであれば、部分図にしたほうが頭には入りやすいんじゃないかなぁ……と思う。
 また、ちょっとムリがないかこのテーマは? というものもないではない。「遊び駒を活用せよ」とか「盤面を広く見ろ」とか、これは寄せの極意というよりは常に考えておなければならないことだと思うのだが(笑)。また、基本問題で美濃囲いの▲7四桂という手を解説しておきながら実戦編では▲9四桂という手を出すとか(▲7四桂の筋はかけらも出てこない)、ちょっとチグハグな部分もないではなかった。この辺りの部分をもう少し整理して削り、横歩系の陣形に対する寄せを盛り込んだ方が、内容としては充実した気がする。

 やや重箱の隅的な注文ではあるが、逆に言うとそれ以外の部分、たとえば問題のレベルや解説の多寡などは非常にバランスが取れていてすばらしい。創元社らしい初級者に優しい作りになっていると思う。
 前述のとおりすべてが全体図なのでとっつきにくい印象があるかもしれないが、初段前後までであればお勧めできる良書である。
作成日 2008-03-22 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
光速の寄せ〈1〉振り飛車破りの巻 (Super series special (Volume 1))
著者:谷川 浩司 / 出版社:日本将棋連盟
出版日:
¥ 1,020 (定価)/10pt (Amazonポイント)
(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
通常3~5週間以内に発送(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


「光速の寄せ」で名を馳せる谷川の寄せ解説本。もともと谷川の著書は一定以上のクオリティを持っているが、本書は格別。殿堂入りにしても文句ない名シリーズである。

 5巻セットの1巻目は居飛車から見た振り飛車退治の本。基礎知識編で美濃囲いと穴熊囲いの特徴を学び、手筋編で崩し方を、即詰み編で詰み手筋を次の一手形式で解説する。
 非常に内容が濃く、実戦で生じやすい形がよく出てくる。本書の手筋を知っているかいないかだけでかなり勝率が違ってくるだろう。しっかりと体系化された良書だと思う。
作成日 2007-09-03 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
終盤の定跡デラックス
著者:週刊将棋 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 999 (定価)
★★★★(評価:級位者)
★★(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


 昔、毎コミで出ていた『終盤の定跡』をまとめたもの。それに加えて、囲いの崩し方と3手5手の詰め将棋が載っている。

 そもそもの『終盤の定跡』シリーズが週刊将棋の段級認定問題を採録したもので、本書では初歩から3段までが載っている。2段だの3段だのといいつつ、しかし他の記事はといえば初級講座と3手詰5手詰というのはかなりの違和感だが(笑)、要はそれだけ問題が難しくはないということだろう。事実、正解率が9割前後の問題は「よくある手筋」がほとんどだ。

 初級者が力をつけるには悪い本ではないと思うが、なにぶん現在は手に入りづらい。類書もあることだし、わざわざ手間をかけてまで読む本ではないだろう。古本屋などで見かけたらキープしておくのはアリだと思う。
作成日 2007-08-31 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
終盤力養成講座〈1〉終盤の手筋 (将棋終盤力養成講座 (1))
著者:勝浦 修 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★★★★(評価:級位者)
★★★(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


 級位者向けに詰め手筋や囲いの崩し方を教える、という内容。

 一冊に詰め込むにしては範囲が広く、そのためやや散逸な印象を受ける。しかし、もともと基本手筋の紹介であるのでこれで十分だろう。
 図面も大きく、初級者から中級者にとっては「読みやすい」本でもある。
 創元社らしい、入門向けに手がたく作られた良書だ。
作成日 2007-08-30 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
森信雄の強くなる将棋〈2〉終盤の謎 (森信雄の強くなる将棋 (2))
著者:森 信雄 / 出版社:山海堂
出版日:
¥ 1,260 (定価)
★★★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


 前著『終盤の鬼』に続く「寄せのレッスン本」。ただし、前著もそうだったが、基本に忠実ではあるのだが問題自体はスーパートリックである(まえがきにも断り書きがある)。

 もともと白砂はこういう「次の一手本」というものをあまり信用していないので、その点でやや評価は辛くなっている。ただ、本書は「詰めろ逃れの詰めろ」といった切り返しの技が基本なので、自陣敵陣に目を配りつつ、速度計算もしつつ……と、結構高度なことを考えないといけない場面も多い。まぁ、大体は妙手一発で終わるんだけどね(爆)。

 正直な感想を言えば、スーパートリックの続きのような「鑑賞物」という位置づけに近いと思う。
作成日 2006-09-02 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
Zの法則―ゼったい詰まない終盤の奥義
著者:日浦 市郎 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 735 (定価)
★★★(評価:級位者)
★★★★(評価:初段~三段)
★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


 どちらかというと体系化されておらず(笑)、ダラダラと続く印象を持った。
 ただ、終盤でZ(「絶対詰まない形」のことをZと言うんだそうだ)の形を作る、外すというのは現代将棋の終盤の定跡となりつつあるので、そのコンセプトを学ぶという意味では役に立つだろう。

 もう少し編集のしようがあったと個人的には思うのだが……。題材がいいだけにもったいない。
作成日 2003-11-14 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
終盤の定跡 実践編―攻防の妙技を味わう
著者: / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 735 (定価)
(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)

作成日 2003-04-01 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
終盤の定跡 応用編―最終局面を支配する
著者: / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 735 (定価)
(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)

作成日 2003-04-01 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
ザ・必死―これが終盤の定跡だ (MYCOM将棋文庫)
著者:金子 タカシ / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 735 (定価)
★★★★(評価:級位者)
★★★★★(評価:初段~三段)
★★★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


 まさに「幻の名著」とも言える本書。さまざまな必死の形をパターン分類し、次の一手形式で紹介している。
 簡単な1手必死から9手以上の長い手順の必死までと、初級者から有段者まで幅広く読めるだろう。

 現在でこそ「寄せの本」も多くなったが、当時は類書は多くなかった。また、問題のクオリティの高さは当時から有名だった。とはいえ白砂が実際に本書を手にしたのは販売後かなり経ってからなのだが。

 あまり解説が多くないので、手順を見て「なるほど」と思える棋力でなければ読み進めるのは少し辛いかもしれない。有段者は力試しのつもりでぜひとも取り組んでほしい。意外と実戦では寄せを逃しているかもしれない(笑)。
作成日 2003-01-01 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
攻めか受けか―次の一手問題集 (終盤力養成講座)
著者:勝浦 修 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
★★★(評価:級位者)
★★★★★(評価:初段~三段)
★★★★(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


 いわゆる「次の一手」本である。終盤の局面を抜き出し、次の一手を問う。
 ただし、スーパートリックのようなパズル的なものではない。実戦さながらの局面を元に(というか元ネタがプロの実戦なので当然なのだが)、この局面は攻めるべきか受けるべきかを考える。純粋に読みの力、大局観が問われる。

 白砂はパラパラと読んだだけなのだが、意外と手ごわい。驚いた。
 こういう問題だと「~にて必死で勝ち」ばかりなのだが、本書の場合は「ここで受けておいて手勝ち」とか、本当に実戦の勝負と同じ形勢判断、ヨミをしないと正解は出せない。華麗な手順ももちろん多いが、地味に上から押しつぶして勝ちとか、そういう解答も多いのだ。既存の次の一手集よりは骨があると思う。こういう本を創元社も出すようになったのか……と、ちょっとビックリした。
 まえがきには「有段者はヒントを見ないで解けば云々」とあるが、ヒント自体があまり役に立たないので(笑)、かなり難しい問題が多い。ちょっと級位者では読み切れない(本書がではなくて、問題の正解手順が)と思う。
 初段前後の人が、終盤力を鍛えるのにはもってこいの本だ。

 買うか、と言われると「こういう本って繰り返し読めないからなぁ……」と躊躇してしまうのだが(笑)、立ち読みをして難しいと感じたら売り上げに貢献してあげて欲しい。こういう本って、意外と貴重だと思うから。
作成日 2002-10-01 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
見えたら初段 詰将棋100次の一手100
著者: / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,260 (定価)
(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


作成日 2000-12-20 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
投了!その後は?―プロの投了に学ぶ詰めの極意!
著者:勝浦 修 / 出版社:創元社
出版日:
¥ 1,260 (定価)/12pt (Amazonポイント)
(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
通常24時間以内に発送(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


作成日 2000-12-10 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
将棋の力をつける本―基礎を創る終盤の考え方
著者:武市 三郎 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,470 (定価)
(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


作成日 2000-08-30 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
大逆転!―させる技、させないテクニック
著者: / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,223 (定価)
(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


 不利な局面を粘っていき逆転する、また優勢な局面をきっちり勝ち切る技について解説している。

 しかし……と、敢えて言ってしまうが、ちょっとお勧めできない。

 一応章立てもしてあってそれぞれテーマもあるのだが、はっきり言って印象が薄い。逆転した実戦譜を延々見せられても、わけが判らないだけである。
 おまけに、「逆転」を扱っている本のはずなのに、その前の相手が気持ちよく攻めている「手筋部分」から載せてしまっているので、どこがポイントなのかはっきりしなくなっている。

 わけが判らない、ポイントがボケている、おまけに図面の関係がめちゃくちゃと、構成上いいところは一つもないと断言する。
 素材はいいので、盤駒を出して鑑賞できるレベルの人はいいが、そうでない人は損をした気分になるだけである。私なら三段以下には絶対に薦めない。
作成日 1996-04-30 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
投了の真相―プロの実戦即詰み100題
著者:日浦 市郎 / 出版社:毎日コミュニケーションズ
出版日:
¥ 1,223 (定価)
(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
★★★(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)


 これはちょっと薦められないなぁ……。

 コンセプトは悪くない。
 これはフォローではなく正直な感想として書いておく。
 プロの投了は早すぎてよく判らない。だからその先の詰め上がりまでを解説しよう。こういう試みは素直に評価する。

 しかし、それ以上のものではない。
 というかそれ以下である。

 どういう理由かは知らないが、投了の局面で即詰みのある局面しか紹介していないのだ。しかも、詰め手順の解説しかしていない。これでは詰め将棋の本と同じである。せっかく実戦譜を題材にしているのだから、即詰みの局面にこだわらず、寄せの教材として使ってほしかった。

 立ち読みなら……とは思うが、買って自分の本棚に並べる価値はない。
作成日 1996-02-29 | [総合 ( 終盤・寄せ )]
一手詰め・一手必至―反復練習で身につく「勝つ将棋力」 (森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル)
著者:森 信雄 / 出版社:山海堂
出版日:
¥ 1,260 (定価)
(評価:級位者)
(評価:初段~三段)
(評価:四段以上)
(価格・在庫状況は9月8日 17:08現在)

作成日 1971-01-05 | [総合 ( 終盤・寄せ )]




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