最近の棋書紹介

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 プロが書けない 「将棋界」

プロが書けない 「将棋界」
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著者:島津 六 / 出版社:ごま書房新社
出版日:
 (定価)
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在庫切れ(価格・在庫状況は5月20日 18:16現在)

 カルチャー&スポーツライターでありノンフィクションライター(日高将名義)でもある著者が、将棋ファンの目線で将棋界について語っている。

 内容は大きく2つ。

 一つは、昔から現在までの将棋界について。大山・升田時代や羽生7冠など、それぞれの時代について、わざと悪い言い方をすると「昔語りのおっちゃん」風に語っている。また、ファンなら必ず一度は考えたことがあるだろう「史上最強棋士は誰か?」といったことも、かなりのページを割いて考察している。
 個人的には、当たり前といえば当たり前なんだけど「わかるなー」という部分と「そりゃ違うだろう」という部分とがあって、正直あまり評価はしていない。
 例えば、羽生の7冠は史上初の快挙ではあるが、じゃあ大山が7冠取れるかというとまぁ無理で、というのも大山の全盛期はタイトルは5つしかなかったから。ないものは取れない。
 この理屈は判らないわけではない。だから、そういう表現で羽生を過剰に持ち上げているのでは? という著者の主張は判らないわけではない。ただ、だからといってタイトル占有率が強さの証明というわけではないということも見逃してはならない。「井の中の蛙」は最強でもなんでもないのだから(大山がそうだと言っているわけではなくて、「論拠」にならないという話をしている)。その点で、「徹底解析!実力名人制以降最強棋士は誰?」については、ちょっといただけなかった。全体的に論拠が薄すぎる。天野宗歩は当時無敵だったから史上最強、という話をしてるんじゃなくて、天野宗歩が現代にやってきたとして、棋風や棋譜から考察すると現代においても互角以上に戦える、という話をするべきなんじゃないのかなぁ。

 もう一つは著者が受けたことのある指導対局について。
 男性棋士も少しはあるんだけど、メインは女流棋士の指導対局。うーんとね、

ナイスきもい(爆)

 昔、新横浜にアプト(ロシアの超絶イケメンスケーター)が来たことがあって、なんかの弾みに話を聞いたもんだからそれをフィギュアヲタの女の子に話したら速攻で新横浜に飛んでチケット手に入れて(バレバレだったのか、チケット窓口のおっさんに「どこで知りました?」「アブトさん(目当て)ですか?」などと訊かれたらしい(笑))、花束渡せたよありがとうって言われたことがありました。その時はアイスショーだったので、ショーの場合は皆さんがテレビで観るような「花束をリンクに投げ込む」感じじゃなくて、リンクサイドまで来てくれて花束を受け取ってくれるんです。その娘はアブトに握手までしてもらえたそうで、とっても喜んでました。それを聞いて、「あぁ、スケーターってのは『会いに行けるアイドル』なんだなぁ……」としみじみしたのを覚えてます。本書を読んでそれを思い出しました。

感想が無意味だし長ぇよ(爆)
作成日 2018-05-13 | [その他 ( 読みもの )]
 詰飛車問題集

史上初の詰飛車問題集
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著者:石田 直裕、タカ 大丸 / 出版社:主婦の友社
出版日:
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在庫切れ(価格・在庫状況は5月20日 18:16現在)

 詰め将棋ならぬ「詰め飛車」。要するに王手王手ならぬ飛車取り飛車取りで飛車を取るゲームのことである。「シロートの将棋は飛車を取った方が勝ちだ」→「飛車を取る方法を鍛えれば強くなれんじゃね?」という発想の下から生まれたらしい。ほんとかよ。

 詰め将棋でいうところの腹金や尻金、銀の割打ちといった初歩的なものから、角の利きでピンする手筋(図で言うと▲3三角△5一玉△4二飛の形で▲4三歩と打つような手。角の利きに睨まれて△4三同飛と取れない)なども解説されている。正直なところ、そういう発想で本書を読んでもあまり強くなれる気はしないが(笑)、毛色の変わった問題集ではあるので、初心者はいっぺん取り組んでみるのも悪くはないかもしれない。

 第2弾はさすがに難しいだろうなぁ……。
作成日 2018-05-13 | [その他 ( その他の分類 )]
 摩訶不思議な棋士の脳

摩訶不思議な棋士の脳
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著者:先崎 学 / 出版社:マイナビ出版
出版日:2015-10-24
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在庫あり。(価格・在庫状況は5月25日 20:28現在)

 週刊文春の「先ちゃんの浮いたり沈んだり」をまとめたもの。まえがきによると、もう全部単行本化したと思っていたらまだ残っていてそれをマイナビの人がまとめてくれた。かき集めたので時系列がバラバラ、とのことで、確かになとんなく時系列になっている気もするが確かにバラけて掲載されている。細かいことを言うと、できれば連載日を書いといてくれると嬉しかったかなぁ。

 内容はいつもの通りで、棋士と呑んだりどこかに行って呑んだりたまに将棋を指したり、というもの。読みやすい文章なので、週刊誌の1ページ連載にはピッタリだったと思う。
 とりあえず中村太一がいいヤツだということと山口恵梨子を将棋の世界に引き込んだ先崎GoodJobってことはわかった(笑)。
作成日 2018-01-17 | [その他 ( 読みもの )]
 渡辺明の思考: 盤上盤外問答


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著者: / 出版社:
出版日:
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在庫切れ(価格・在庫状況は5月25日 22:23現在)

 虫嫌いで石川梨華と「ぬい(ぬいぐるみ)」が大好きな「渡辺くん」にいろんな質問をして、それについて渡辺が答える、という本。渡辺に興味がない人にとっては「なにが面白いんだ」となってしまいそうで、まぁある意味それは正しいのだが、羽生に勝つために渡辺2号を出してきたり、金と銀の優劣について真剣に考えたり、ファンでなくても楽しめると思う。
 ファンももちろんだが、こういう無粋なことはあまり言いたくないが、カンニング問題などで渡辺アンチになってる人にこそできれば読んでほしい。かなり断定的なことも言っているので癇に障る部分もあるかもしれないが、ちゃんとした将棋ファンであれば、それらのことについてそういう考えの人がいてもいいな、と思えるだろうし、それなりに渡辺を再評価できると思う。

 構成がごとげんとのことで、イメージ的には、「後藤元気のごとげん♥らぶりんですっ♥」に渡辺がゲストで出てきて視聴者メールを元にトークをする、という感じだろうか。そういえば、なんでアイドルラジオの投稿って「○○でした。○○ちゃんは××なとありませんか、教えてください」ばっかりなんだろうねぇ。まぁ自分がビジュルムで採用されたメールもそういう文章にしたんで人のことは言えないんだけども(笑)。
 2017年はちょっと成績がふるわなかったが、頑張ってほしいなぁ……くらいには渡辺のことが好きになる本(個人的には、棋風があんま好きじゃないんで応援はしてなかったし今後も多分しない)。
作成日 2018-01-17 | [その他 ( 読みもの )]
 中学生プロ棋士列伝


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著者: / 出版社:
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在庫切れ(価格・在庫状況は5月25日 22:23現在)

 加藤・谷川・羽生・渡辺・藤井という「中学生の時にプロになった棋士」にスポットを当て、人物像や経歴などを紹介する本。以前、瀬川がプロ棋士になった際にもそういう便乗本がいろいろ出たが、藤井フィーバー(あー表現がおっさんだなー)に当て込んでそんな意図で作られた本の一つなんだろうか。
 ただ、書いているのが大川ということもあってか、中身は至極まともな作りになっている。棋譜や図面をほとんど出さず、逆に例えば加藤の奇行エピソードなども極力触れずに、純粋に棋士としての凄さを紹介している。これは好感が持てた。また、プロ棋士になるまでの行程や永世資格の条件、過去のタイトル戦の記録などもうまくまとめてあって、将棋を知らない大人が「プロになるのは大変なんだ」「すごい羽生が○連勝してる」など、データからも感心してもらえるようになっている。

 唯一、どうしようもないのだが残念なところと言えば、発行が2017年10月だったことか。羽生の紹介ページで「あと1期で永世竜王だ」と触れられているが、これが永世7冠を持っている、あるいはもっと進んで国民栄誉賞まで話が及んでいれば、もっとインパクトが強かったはずだ。まぁ10月でももう藤井ブームも終わってる感があったと思うのでそれでも遅かったとは思うが、羽生の伝説、それも一番大きな伝説を記すことができるのとできないのとでは大きな違いがあるだろう。ホントにしょうがない話だとどうでもいいことではあるのだが。

 藤井を入口にしてプロ棋士、あるいは将棋そのものに興味を持ってもらうためにはちょうどいい一冊だと思う。「指さない将棋ファン」なら持っていても損はない。個人的には「将棋連盟が棋譜を保存するようになったのは加藤が中学生プロになったのがキッカケ」というのが知らなかったので驚きだった。
作成日 2018-01-17 | [その他 ( 読みもの )]
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