フィードバック方式定跡次の一手

作成日:2006.01.11
フィードバック方式定跡次の一手―初段への近道
著者 :深浦康市
出版社:マイナビ出版(日本将棋連盟)
出版日:2005-12-01
価格 :¥570(2024/02/08 03:00時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

基本とも言える定跡について、次の一手形式で覚える本。

「フィードバック」とはなんぞや? と思ったが、要は問題が2段階になっているもののようだ。
本問題が判らなかった場合はその下にある類似問題(これらの呼び方は白砂のオリジナルです)を解く。類似問題の方は狙いが明確というかあからさまになっているので、それがヒントになるでしょう、というわけだ。
なかなか面白い試みだが、クオリティを維持するのは難しいようで、いくつか「答えの符号が一緒なだけじゃないのかこれ」という問題もあったように思う。まぁ「目がそこに行けばいい」からいいのかな(笑)

内容は定跡というより常識に近いものも含まれている。類似問題は特に簡単に作っているので、初級者から中級者になろうか、というくらいの人はかなり役立つだろう。
上限は初段くらいまで。そこから先はもう「常識」なので、本書を読む時間があったら別の本を読む方に時間を割こう。