問題 B−7  問題作成者:不明

 対局している4人が4人とも、それぞれ違った役満の確定テンパイをしている。しかも全員の待ち牌は同じ(例えは、Aの待ちがだったら、他の3人も必ず待ちのみになる)で、しかも全員にツモアガリの可能性が残されている。全員の牌姿を答えよ。
 ただし、捨牌には既にが4枚あり、なおかつダブル役満・数え役満の者はいないものとする。


解答

 





    


解説

 解法のポイントとしては、いかに「同じ牌をカンチャン、ペンチャンで使うか」というところだろう。
 問題の条件に「全員にツモアガリの可能性が残されている」とあるので、これはすなわち実質的には待ち牌は3枚しか組み込めない(1枚はヤマの中にある)ことを意味する。

 例えば、を待ち牌としよう。をメンツに組み込める役満は四暗刻・四槓子・清老頭・四喜和といったところだろうか。
 しかし、その4つ全てを単騎待ちにしてしまうと、先の「待ち牌は3枚しか組み込めない」に引っかかってしまう。かといって両面待ちにしてしまうとだけという待ちにならない。

 よって、カンチャン、ペンチャンという待ちを限定できる役に焦点を絞ることになる。

 ここに気がつけば、あとは「順子をメンツに組み込んでいる役」を考えればいい。すなわち緑一色・九蓮宝燈・小四喜である。
 この中で緑一色の順子はだけ。となると、待ちは必然的にカンチャンとなるの形に限定できる。あとは、これに合わせて他の役満のカンチャン待ちを考えればいいわけである。