東風荘とR2000

PS:あと、東風荘でR2000というのはどういう意味なんですか?

 結構有名なものだとは思っていたんですが、まだまだ東風荘というものはメジャーではないようですね。

 東風荘というのは、おそらく日本で一番盛況な「インターネット対戦型麻雀荘」です。インターネットで接続することにより、利用者は無料で全国の雀士達と麻雀が打てます。
 実際のプレイ方法は麻雀ゲームとほぼ同じですので、すぐに覚えられます。最初にユーザー登録とソフトのダウンロードが必要ですが、まぁその辺は実際に東風荘に行ってみて下さい。
 リンクページに東風荘そのものと、東風荘の解説ページをリンクしてありますので、そちらからどうぞ(←宣伝)

 R2000というのは、「レートが2000(点)」という意味です。レートというのは、ごく簡単に説明するならば将棋の段級みたいなもので、勝つと増えていき負けると減っていきます。
 ただ、単純に増減するのではなく、Rの高い人に勝つといっぱいRが増えるし、低い人に負けるといっぱい減るというのが特徴です。そうすることによって真の実力が反映されるという仕組みです。
 この辺は将棋の段級とは違いますね。例えば私は5段の免状を持っていますが、今の棋力は3段くらいだと思います。でも、将棋の段級制度では「今は実力ないから5段を取り消し」というようにはなりません。

 ちなみに、アマチュア将棋やチェスなどでは、レーティングという考え方は結構一般的に使われています。
 1997年にコンピューターチェス「ディープ・ブルー」がチェスチャンピオンのカスパロフを破って話題になりましたが、これもレーティングの考え方からある程度予想されていたようです。チェスプログラムの強さ(=レートの高さ)は読みの深さとほぼ比例しているので、強さの上昇指数が予想しやすいんだそうです。予想は1994年とちょっと楽観的なものでしたが、まぁほぼ正確と言ってもいいでしょう。

 要するに、東風荘での「強さ」指数がRだと、そう解釈して下さい。