家庭内LAN計画

〜 トンネル機能2 NSNで楽しむ 〜

 さて、くだんの「トンネル機能」なんですが、白砂としてはど〜してもやりたいものがありました。
 NSNです。

 正式名称は「日本将棋ネットワーク」と言いまして、要するにネットで将棋を楽しむ場です。料金がやや高いのが難点といえば難点なんですが、プロ棋士がほぼ毎日顔を出していたり月1くらいのサイクルで大会があったりとなかなか面白いです。
 せっかくだから、これもクライアント機で楽しんじゃおうよ、というわけです。

 トンネル機能の設定は前ページで説明した通りですから簡単ですよね。
 まずはBJDの設定画面を出して、IPアドレスとポートを入力して……あれ?

……IPアドレスとポート番号は?

 NSNでは専用のソフトを使っています。
 で、そこには接続アドレスがgs.nsn.co.jpと書いてあるだけで、IPアドレスがありません。これではBJDの設定ができません。ついでにポート番号も判らないので、これも設定のしようがありません。

 NSNに限らず、こういうケースは多いのではないかと思います。たいていはそのソフトなりなんなりのHPを見れば書いてあるものなのですが、NSNは一切記述なし(だと思います)。仕方がないので、NSNに問い合わせてみました。

回答なし。

 をい(笑)
 いや、笑ってる場合じゃないよ(泣)。設定できないよ〜。
 というわけで、思い余って白砂はNSNユーザーが集まる「フリートーク」という掲示板(インターネットの掲示板ではないので、NSNのソフトがないと入れません)に疑問を投げかけてみました。

 いろんなことを知っている人というのはやっぱりいるもので、きりぎりすさんという方からすぐに返答を戴きました。
 ポート番号は21000だそうです。なるほど。ポート番号は21000、と……。
 で、IPアドレスは……?
 やっぱり調べていただきました。Nslookupというソフトがあるんだそうです。ちなみにIPアドレスは202.229.9.227とのこと。なるほど。IPアドレスは202.229.9.227、と……(図)。

 これで設定完了です。
 全て他人任せという非常にアバウトな設定ですが、知らないもんは仕方がありません(←開き直り)。

 次はクライアントです。
 NSNの初期画面から、タスクバーにある「環境」−「NSN通信環境設定」を選択します。

 アドレスは見ての通り初期設定のままです。これではトンネル機能が使えませんので、「アドレス」にはサーバーのIPアドレスを入れます。

 これで設定は完成の筈。
 で、クライアントからアクセスしてみると……?

おぉ、ちゃんと見られる!!

 というわけで設定完了です。


 な〜んも自分で調べたものがないというのは少しだけ胸が痛むので(笑)、ちょっとだけ補足しておくと、サーバー名(ホスト名。ここではgs.nsn.co.jpのこと)からIPアドレスを調べてくれるサービスがインターネット上にありました。これを使えば、Nslookupというソフトは必要ないかもしれません。
 いくつか白砂が見つけたサイトを挙げておきます。

IPドメインSEARCH
Hiromi Nagayoshiさんのページ

 それともう1つ。
 どうも、BJDの設定画面を見るに、トンネル機能の設定はIPアドレス必須ではないみたいですね。サーバー名でも動きそうです。
 とすると、サーバー名からIPアドレスを検索する必要自体がないということになりますね……。

 上のサイト、必要ないんじゃないのか……?