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  振り飛車バージョン、32金戦法

01: 名前:バハリュウ投稿日:2004/02/20(金) 15:53
こんにちは、はじめまして。
このホームページを見させていただいてますm(_ _)m
77桂戦法、32金戦法ともに、すばらしい戦法だと思いますm(_ _)m

32金戦法は、終盤弱気で、入玉が好きな僕にぴったりの戦法
だと思って、使ってみたのですが一つ困ったことがありました。
それは、僕居飛車苦手なんです^^;
普段は振り飛車しかしないものですから、居飛車の形じたいが苦手で
うまく使いこなせず(棋力がない(5級くらいだと思います)のもありますが^^;)、負けてばかりでした。

そこで、最近使っているのが「振り飛車風32金戦法」なのですがw
32金戦法と違って、少し攻撃的で千日手は狙えないということもありますが
振り飛車党にとっては指しやすいかもしれないです^^;
角命戦法にも似ていて、角を使った攻めが中心です。
飛車は守りだけですw(相手の飛車をおさえる役目です)
もちろん、対居飛車専用の戦法です。(相振りは指せるので、相振りになったら普通に指しますw)
そして、狙いは入玉ですw

実戦棋譜があります。
よろしかったら、そちらのほうを見ていただいて、ご教授頂きたいですm(_ _)m
まだ、8戦(して5勝くらい)しかしてないのでなんともいえないですが^^;
しかも、実戦棋譜も8戦のうち5戦しかありません^^;
すみません^^;

http://www.geocities.jp/makenaron/sinsenpoukihu.html戦法名は
「メリケン向かい飛車風でがんがん急戦で攻めていくと見せかけた持久戦で、あわよくば入玉しちゃおう戦法」
といいますw

先手でも、後手でも使えます。

もちろん、急戦と見せかけて、持久戦、と見せかけて、急戦ということもできま・・(まて

狙いは戦法名の通りです^^;(そのまんま)
攻め気を見せておくと、相手の方は「守備に重視」を置きます。
固めて互角にさばこうとします。
攻め気を見せている相手に、攻める気なんてほとんどないと思います(多分^^;)
そこは32金戦法とは逆の考えで、「相手に攻める気がないなら玉を固めよう」
ではなく、「相手に攻める気が見えるので、守備重視だ」となります。
それで主導権をにぎり、理想系に組みやすくします^^(組むまで20〜21手かかる^^;)
また、飛車先をつき越してこない場合は陽動向かい飛車にすることもできます(飛車先を限定する)
後、居飛車の方が「4枚左美濃」「左高美濃」「4枚居飛車穴熊」、「居飛車穴熊」、「矢倉」等の陣形に組んでくれた場合は
すごくやりやすい展開になると思われます^^
また、8戦中5戦はその形になりました。(残り2戦は左美濃右4間、残り1戦は金を飛車側持ってこられましたが^^;)
もしかしたら、居飛車側はバランス型に組む気がしないのかと思ってたりもします^^;

また、32金戦法と違い 居飛車は飛車をあまり動かさないので(右4間は別)
主導権をにぎりやすいと思います。

また、本当に隙があればやりたい手なのですが、かなり危険が多い手ですが
角が展開し、下段飛車になった後、金が88金、97金、86歩、同歩、同金と(後手の場合は逆)
8筋の位を取り返し、32金戦法の形と同じにできればいいかと思ってます^^;(振り飛車型になりますが)
まぁ実戦だと、角のにらみが大きいので、角だけで勝ってしまう感じでした^^;

弱点は「居飛車の左桂馬攻め」だと思うのですが、なぜかあまり使ってきませんw
というのも、左桂馬は居飛車にとっては「守り駒」なのではないでしょうか?(多分^^;)
そこらへんは、よくわかりませんが(まて

僕の棋力で考えた戦法なので、絶対に大きな落とし穴があると思いますが^^;
ご教授よろしくお願いしますm(_ _)m

長々と失礼しました^^;

02: 名前:バハリュウ投稿日:2004/02/20(金) 16:02
よく考えたら、この戦法と32金戦法がぶつかったら、ほぼ千日手決定ですね^^;

03: 名前:白砂 青松投稿日:2004/02/22(日) 11:13
 拝見しました。
 せっかくですから、一局ずつ順番に行きますか。

 まず1局目。
 とりあえず62手目は△2五桂で決まってましたね(笑)。
 飛車が下がる一手に△3七桂成としておけば十分です。△2七歩成を先にしないのは、一応▲5八飛を警戒しているから。△3七桂成りとしておけば、▲5八飛は△4七成桂がありますから。そうすれば△4五桂と跳ねて桂頭の弱点も消せます。

 細かいことですが、84手目の△1七馬では、△3六馬の方が面白かったかもしれませんね。
 ▲9一角成と<敢えて成らせて>△7三桂▲9二馬と遊ばせるのが狙いです。そのあと、△2六歩とか、△4六歩▲同歩△同桂とかして焦らせつつ入玉を狙っていきます。
 入玉将棋の場合、駒得よりも駒効率の方が重要になりますので、馬を成らせて遊ばせる感覚を覚えてるといいと思います。
 もちろん、先手に香の使い道がある場合はこの限りではありません(笑)。

 一発喰らって散っちゃった感じですが、全体的によく指せていたと思います。

04: 名前:白砂 青松投稿日:2004/02/22(日) 11:21
 二局目。
 これは本戦法にとって重要な将棋です。
「相手が△8五歩を決めなかった場合」にどうするか? という問題ですね。
 上に行けば行くほど、無駄な歩の伸ばしはしないものです。矢倉の飛車先不突きはもはや常識ですし、後手番一手損戦法も、飛車先の歩を伸ばすのは必ずしも得ではない、という大局観に基づいた戦法です。

 総論はこれくらいにして具体的にどう指すかですが、

・陽動向かい飛車
・メリケン流に▲7五歩と突く

 くらいが一番いいと思います。
 その他、

・▲5六歩▲5七銀を急ぐ

 のも考えられますが、これでも飛車先を決めてくれる保証はありませんので。
 本戦法の場合、飛車先を決めてもらって、そこからちょっかい(笑)を出してもちゃもちゃやる、というのが基本コンセプトになりそうですから、飛車先を決めてもらうのは重要だと思います。

 本局を見て思いますが、やはり右四間は強敵ですね。
 それを考えると、メリケン流で△7三桂とさせない指し方は有力だと思います。

05: 名前:白砂 青松投稿日:2004/02/22(日) 11:29
 3局目は、前局の改良がなされている感じです。
 うまく角を転換できました。

 △2四歩が(攻めにはなっていますが)少し慌てた一着でした。
 本戦法はしっかりと火種は消しておかないといけません。ここは△8二角と引いておくか、単に△4五歩▲同桂△同桂として精算しておくのが肝要でした。
 ▲6五桂が怖いのではなく、5三銀がくぎ付けにされてしまい△6二銀とか△4二銀とか逃げられない状況が怖いんです。
 ですので、ここはしっかり受けるべきでしたね。

 53手目▲4四銀に△同銀と取りましたが、ここは△6二玉という手も面白かったと思います。
 ▲5五銀上△同歩▲5三銀△7一玉と決められるのは怖いですが、角を捌いて△8二玉とすればかなり玉は安定します。先手は角筋を消すのは難しいので、多少不利な現在、勝負手でやってみる価値はあったかもしれません。

06: 名前:白砂 青松投稿日:2004/02/22(日) 12:18
 4局目。

 42手目△4二玉では△4五歩としちゃうのがよかったですね。
 端攻め前に多少ちょっかい出しておくのがポイントです(笑)。

 端攻めは△1一飛ではなく、△2三金▲1四歩△1一香と受けるのがいいでしょう。次の手が難しいところですし、端から逆に攻める手も出てきます。

07: 名前:白砂 青松投稿日:2004/02/22(日) 12:21
 5局目は完勝でしたね。
 陣形が偏ればこっちのものです(笑)。
 細かいところでミスもありましたが、まぁどうでもいいでしょうその辺は。

 6局目も同様です。
 まぁ、相手が転んだ感があるのですが(笑)。

08: 名前:白砂 青松投稿日:2004/02/22(日) 12:30
 全体的な感想

 戦法としては面白いと思います。
 ただ、千日手辞さずでもある形なので、後手番専用とした方がいいと思いますね。例えば、先手番ではメリケン向かい飛車専門に指して、後手番だとこの戦法に組むとか。その方が、この戦法のよさを生かせると思います。

 角の転換についてですが、いっそのこと△6四歩(後手番だとして)と突いてしまった方がいいかもしれませんよ。6四歩7三角の形なら、とりあえず▲6五桂はありません。かといって玉頭から▲6五歩ともしにくいですし、してきたら△6一飛と迎撃すれば飛銀角がいっぺんに働く形となります。
 また、こちらからはいつでも△6五歩と突けるわけで、例えば▲3七桂の瞬間に△6五歩▲2七飛△6六歩(と取り込む)といった手もできます。

 相手が飛車先を突いてこなかった時が一つの課題ですが、その辺はまた考えていきましょう(笑)。
 3二金戦法のように、△2三金から逆に飛車先を攻めていく、という手も有効かもしれません。
 いろいろと実戦で試してみて、完成度を上げていって下さい。
 そういう時が、新戦法を作っていて一番楽しいですから。

09: 名前:バハリュウ投稿日:2004/02/22(日) 14:06
こんにちは^^
お忙しい中、
1局ずつの検討、そして細かいアドバイスありがとうございますm(_ _)m
自分なりにも白砂さんの検討をみて、考えてみて、「こうしたほうがいいなぁ」
というものが見つかりました^^
ありがとうございますm(_ _)m

とりあえず
飛車先をついてこないのは問題ですので
メリケン向かい飛車風という名前なので(名前は関係ないだろ〜w)、今度は、
75歩をついた状態でやってみようと思います。
実は、75歩とつくと、隙が多そうで怖くてできなかったのですが^^;

角道を閉じる64歩は、考えなかったのですが、良い手ですね^^;
カウンターを狙っていて、相手はやりにくくなりそうです。
試してみようと思います。


この戦法をやっていて、対居飛車戦がすごく好きになりましたw
相手の人に、メリケン向かい飛車かな?と思わせといて、持久戦なので、とまどいと
油断(変な手なので、弱いと思わせる)があるみたいですw

ただ、速攻右4間だけは間に合わなそうなので、4間飛車で対抗したいと思います。
もともと、振り飛車4間使い(しか使わなかったw)なのでw 速攻右4間対策もばっちりです(多分^^;)

では。
色々とご教授頂きありがとうございましたm(_ _)mPS この戦法って、変態戦法の部類に入りますか?w

10: 名前:enjoy投稿日:2004/02/27(金) 18:46
お久しぶりです
メリケンつながり(スレ違いならスマン)なんですけど
http://www.hakusa.net/shogi/kifuup/kifu/567.html
この将棋、敗因と、26手目に対する手を教えてください。
よくある形なんですがヅラのほうにもギャグばっかの(<まじで多いよね;;)公望さんの本にもなかったような気がしたので。。

11: 名前:白砂 青松投稿日:2004/02/27(金) 22:18
 うーんと……。

  ま だ 先 手 が 勝 っ て ん ぢ ゃ ね ー の こ れ ?

 いや、判んないけどさ。
 ▲2六歩と突くくらいで端は受かってると思うんたけど……どーかな?

 それと27手目は▲8七歩でしょう。これで問題なく先手が有利だと思います。
 このあと、△5三銀左▲2八玉△6四銀▲3八銀△3一角と7五の歩を狙ってくるのは、▲7六銀と普通に受けて、△8五歩▲7七角△7五銀▲同銀△同角に▲6五歩が厳しい。△3三桂と受けるのは▲同角成△同玉▲2一飛くらいで死んでるし、△3三銀と打つのは辛すぎる。▲6七金と駒を活用しておくくらいで先手十分。
 かといって他に手もないしね。

 敗因はやっぱ▲6二銀かなぁ(投了が敗因、というのがホントの気持ちなんだけど(笑))。
 おそらく▲5二銀と打とうとしてマウスが滑ったんだと思うけど(笑)、ダイレクトに飛車交換せざるを得なかったのは辛い。
 その他は、細かく見るといろいろあるんだけど問題ないと思う。

 ケチのつきはじめ、という意味であれば、個人的には▲7四歩かな。
 とにかく一回▲5六歩と突いときたいのよここは。絶対に。何があっても。
 それでどーなる? ってわけじゃないんだけど(笑)。

 あと、ヅラノートとか公望本に載ってないのは、△5四歩型には居玉で潰せるっていう認識があるからでしょう。
 後手は素直な手順だし、▲4八玉で▲7八金としといた方がよかったと思う。で、△5四歩なら▲8六歩と速攻。△6四歩ならそこで▲4八玉。

12: 名前:enjoy投稿日:2004/02/27(金) 23:55
>>11
ありがとう!^^;
いやあマウスがなにしろノートPCなもんで(タッチパッドなんだよね;)
風呂上りとかどうも体温の関係(?)で誤作動がおきやすいのよ(<おいおい

>56歩
確かにいい手かも。この十字飛車の筋もないし。角も活用できるし。
>投了が敗因
まぢかよ(泣

13: 名前:あぼーん投稿日:あぼーん
あぼーん

14: 名前:あぼーん投稿日:あぼーん
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15: 名前:あぼーん投稿日:2012/01/12(木) 13:43
あぼーん

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