コンピュータ将棋は強くなれるか |
- 24: 名前:白砂 青松投稿日:2003/07/07(月) 08:24
- えーっと、いいまでにないくらい話がぶっ飛んでいて訳が判りませんが……(<をい)。
まず、女流棋士が羽生に勝つことがある、というのが論旨の一つ(三段論法でいうと、A=B、B=C、だからA=Cのうち、前2つのことです)になっているようですが、よく判りません。現在の共通認識は、おそらく100回指したら2.3回は入る(かも)、という程度のものでしかないはずですよ。女流棋士に関しては。それを持ち出してプロアマ9段差が不思議ではないとは、これまた凄いですね。 もう現代では「県代表4段」などではありませんし、アマチュアはかなり強くなってます。大体、女流棋士が勝っている、なんて言い出したら、朝日のトーナメントかなんかでアマが7勝3敗(もっとだったかな?)した事実をどう捉えますか? 公式戦ですよ。条件一緒ですよ。それに、今までの全ての対局を見れば、アマの方がプロにいっぱい勝ってるはずですが。
この部分については、旅人さんのそれはとても納得できるようなレベルの論理ではありません。
▲7三銀成についてですが、何度も何度も言いますが、▲8一飛成でも勝ちはあったと思います。しかし、それ以前に▲2九桂打を逃すというのがもうまずいという認識です。 強い人なら▲3三桂以下は簡単に勝ちだと判るという話ですが、私に言わせればそれ以前に▲2九桂としとけば簡単に勝ちなんです。それわ逃しているという発想が判らない、というくらいです。 ▲8一飛成〜▲3三桂という手順と、▲2九桂という手順、最近のプロはむしろ後者を選択すると思いますよ。前者を選択するのは、棋風の面から言えば谷川くらいだと思いますし、特にプロは「攻めるより受けるのがラク」という認識がありますから(こういう話は大盤解説とか観戦記で腐るほど見かけます)、後者を選択する人の方が多いはずです。 「▲3三桂で勝ちだ!」などと読む前に、もう勝ってたはずなんですよ。しかも▲3三桂以下の手順などよりもはるかに簡単に。
もう一つ言ってしまうと、あの将棋ではKCCは▲3三桂を逃してます。しかし、激指はあの局面で▲3三桂を指せたことが2chで既に指摘されています。 強いコンピュータ将棋ソフトは、 現 在 で す ら ▲3三桂を指せます。 「白砂は弱いから俺の言ってることが判んねーんだ」ということを言いたいがために▲3三桂の話をするんであればいいんですが、いいかげん、弱いソフト(KCCの開発者さん失礼(笑))が25分切れ負けの終盤で指せなかった事を捉えてコンピュータは弱いなどという論を、「コンピュータは名人に勝てるか」という場で振り回すの早めにしませんか?
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