初めまして |
- 03: 名前:丸電ユキオ投稿日:2002/11/01(金) 21:30
- はじめまして、いつも楽しく拝見しています。
将棋ソフトの進化に関してはみやさんのいわれるようにハードの進歩から期待される R値の向上スピード(演算速度が5年で10倍。10倍の演算処理能力があれば約1 手深く読める。1手深く読めればR値は約200向上、でしたっけ?)を少し上回っ てR値が向上しているように思います。そういう意味では進化しているかもしれませ ん。 しかし白砂さんがいわれるようにたしかに頭打ちだ状態だなぁ、と感じるときもありま す。とにかく将棋ソフトの思考ルーチンで利用されているプログラムの技法は一部を のぞきほぼすべてチェスで考えられたものですし(アルファ・ベータ、反復深化、ハッ シュ表利用など)。たしかにバグフリーにして洗練化して強くなっているかな、と感じ る時も多々あります。今後はブレイクスルーが必要でしょうね。 棋力向上の体感速度(?)ですが、今のところ直線的に棋力は伸びてきているので は?と思っています。ドップラー効果と同じで自分の棋力付近を将棋ソフトが通過する とき一番早そうに見えるのではないかと思います(わけがわからないたとえですみま せん)。つまりアマ5級の人にとって、将棋ソフトがアマ初段からアマ三段になったこ とはほとんど体感できないのではないかということです(もちろんすでに今のコンピュ ータ将棋の進化のスピードは他人の解説なしでは理解できないです、私には)。 それが遠ざかれば遠ざかるほど、「あまり変化ないな」と。 いずれプロの解説なしではその棋力向上を理解できなくなり、そのプロ自身もいずれは 理解できなくなるという、ちょっと気の重たくなるような意見ですがどうでしょう? そう言えば将棋タウンの管理者さんが「東大将棋」の考察文で 「三段以下の人が4をやっても5をやっても違いが分からないかもしれないが、四段レ ベルの人が指せば、その違いをはっきり感じることができると思う」 といっておられたあたりが私の言いたいことかもしれません。
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