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  棋書について

11: 名前:白砂 青松投稿日:2002/12/18(水) 23:29
>「ゴキゲン中飛車戦法」の項にあった、「消えた戦法の謎」にある田中−有森戦って、どんな将棋だったんでしょうか。

 こんな将棋です。

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀
▲2八飛 △2七歩 ▲1八飛 △3三銀 ▲6八玉 △6二玉
▲3八金 △2二飛 ▲6五角 △7二玉 ▲5四角 △5二金左
▲2七角

 ちょっとだけ解説すると、昔は△2七歩に▲5八飛とかそっち側に逃げていたらしいです。しかしそれだと△2二飛からゴリゴリ来られて困る。というわけで、無理攻め対策(笑)に飛車を端に寄って、以下角を打ってパクパク歩を食べます。結果、次の▲2八飛からの攻めがぜんぜん受からず、せっかく打った拠点の歩も消えてるんで先手良し、という流れです。
 最近ではいきなり△2二飛と回らずに△4四銀と盛り上げる指し方が発見されて、この変化はなくなりました。しかし、ということは逆にそれまではこの変化で先手がいいと考えられていたわけです。にもかかわらず、この変化についてはほとんどのゴキゲン本で触れられていない。白砂が棋書紹介でふつくさ言ってるのはこのことです(笑)。

 小林本はねぇ……。
 正直、『スーパー四間飛車』は衝撃的でしたよ。内容もさることながら、その構成が。あぁ、これは凄いやって思いましたもん。それだけに、その後の著書を見ると涙が出てきて……(笑)。
 まぁ、愛情の裏返しというか、頼むよをい、みたいな感じかな(爆)。

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