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 KoMaDo / Headline / category : 麻雀 将棋一般 7七桂戦法 3二金戦法 PC一般 PCサポート

61 :2二銀保留の7四歩型(02)
62 :対8九角(仮)(03)
63 :序盤での△74歩対策(03)
64 :7七桂・玉頭位取り9(12)
65 :対アナグマ3(02)
66 :77桂・42角型(棋譜番号007)を並べて(06)

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61: 2二銀保留の7四歩型  全レス

01: 名前:asdf投稿日:2002/08/20(火) 16:40
▲7七桂から△6二銀▲7八金△4二玉▲6六歩△5二金右▲6五歩△3二玉▲6八飛で△7四歩はどうすればいいでしょうか

02: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/20(火) 16:41
 普通に▲6六飛と浮くのがいいと思います。

 以下、△7二飛▲4八玉に△7五歩は▲同歩△同飛▲7六歩△7二飛▲3八玉で別に怖くありません。
 このあと、△7三銀▲2八玉△7四銀とすぐに攻めてくるのは▲6四歩と突く手がありそうです。△同歩▲同飛△6三歩に▲6九飛と引いておき、△7五歩には▲同歩△同銀▲7三歩を狙います。以下△同飛▲8二角△7六歩▲8五桂△7四飛▲9一角成とここまで進めば先手がよさそうです。

 実際は変化も多岐にわたりますのでここで即答、というわけにはいきませんが、そんなに怖がる変化でもないように思います。△7二飛▲4八玉△7五歩▲同歩△同飛に▲8六飛△7六歩▲6六角とか、結構いろいろと手はありそうですし。

sage:   
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62: 対8九角(仮)  全レス

01: 名前:kar投稿日:2002/08/20(火) 16:39
 はじめまして。77桂戦法を使わせてもらってます。
棋譜などが載っているので即自分で(ある程度)使えて、嬉しい限りです。
 さて、本題なんですが、とある道場で77桂戦法を指したところ、
以下のように対応(?)されました。
 (すいません、面倒でしょうが、並べてみてください(汗))

 ▲76歩 △34歩 ▲22角成 △同銀 ▲77桂 △62銀
 ▲78金 △52金 ▲66歩 △54歩 ▲68飛 △53銀
 ▲65歩 △42玉 ▲48玉 △32玉 ▲38玉 △14歩
 ▲16歩 △84歩 ▲28玉 △85歩 ▲38銀 △86歩
 ▲同 歩 △同 飛 ▲87歩打 △82飛 ▲75歩 △94歩
 ▲96歩 △95歩 ▲同 歩 △89角打

 ・・といった具合なんですが、この状態で金を当てに行くと
馬を作られてしまいますし、放っておくと98歩が厳しいのです。
将棋はあまり強いほうではないので、対応の仕方が違っている点もあると思います。
ご指摘いただければ嬉しい限りです。

02: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/20(火) 16:39
 はじめまして、白砂です。
 7七桂戦法を試してもらっているとのことで、嬉しい限りです。

 さて、問題の局面なんですが、この局面は既に先手まずいですねー。△8九角を打たれてからは厳しいようです。

 対抗策、というか7七桂戦法側の心得なんですが、まずとにかく浮き飛車の形を作って下さい。玉を囲うのはその後です。具体的に言うと、▲4八玉▲3八玉▲2八玉▲3八銀の前に、▲7五歩▲6六飛を入れないといけない、ということです。
 やはり一歩持って端攻めから△8九角、というのは有力な攻め筋の1つですので、まずは歩を持たれないようにするのが一番です。

03: 名前:kar投稿日:2002/08/20(火) 16:40
 わかりました。どうもありがとう御座います〜

sage:   
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63: 序盤での△74歩対策  全レス

01: 名前:山口投稿日:2002/08/20(火) 13:22
はじめまして。7七桂戦法、使わせてもらっています。
軽い攻めが好きなんでこの戦法、いい感触です。
…なかなか勝てませんが・・

序盤で74歩って封じられちゃうんですよ。
あちゃ。

02: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/20(火) 13:23
> はじめまして。7七桂戦法、使わせてもらっています。
> 軽い攻めが好きなんでこの戦法、いい感触です。
> …なかなか勝てませんが・・

 ありがとうございます。

> 序盤で74歩って封じられちゃうんですよ。
> あちゃ。

 序盤で△7四歩ってことは、こんな感じですか?

  後手の持駒:角
   9 8 7 6 5 4 3 2 1
  +---------------------------+
  |v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香 |一
  | ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ |二
  |v歩v歩 ・v歩v銀v歩v銀v歩v歩 |三
  | ・ ・v歩 ・v歩 ・v歩 ・ ・ |四
  | ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ |五
  | ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ |六
  | 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩 |七
  | ・ ・ 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・ |八
  | 香 ・ 銀 ・ 玉 金 銀 桂 香 |九
  +---------------------------+
  先手の持駒:角

 このタイミング以外であれば、居玉だろうとなんだろうと必ず▲7五歩と突いちゃうことをお薦めします。とにかく位を取って▲6六飛〜▲7六飛とするのがこの戦法の骨子ですから。
 で、このタイミングの場合の考え方(指し方)は3つあります。

  1.それでも▲6六飛と上がり、普通に組む
  2.▲6九飛〜▲6八銀〜▲6七銀としてツノ銀っぽく組む
  3.6七金・8八飛・6八銀の形に組む

 一番普通の方針は1なんですが、これでもそこそこ指せると思います。後手が△4四銀〜△5五銀と来たらもう一度飛車を引くとか、△7二飛〜△7五歩には▲同歩△同飛の瞬間に▲8六飛と回って勝負するとかで。
 玉の固さはこちらの方が固いので、この辺(盤面左側)で多少の損をしても気にしないことです。桂損くらいで捌きあえるのであれば十分です。

 2の指し方もあります。場合によっては白砂も指しますが、あんまりお薦めはできません。とにかく手損を重ねてしまいますから。桂頭は、受けるよりも攻めてきた瞬間にカウンターを狙うことを考えた方がいいと思います。

 白砂のお薦めは3です。いきなり▲6七金という非常に重たい形になりますが、そのあとは玉を囲います。その間△8四歩とされたら▲8六歩としておき、将来的に▲8八飛と回ります。銀は6八に上がり、局面によって▲5六歩〜▲5七銀か▲5九銀〜▲5八銀を使い分けます。
 この形、後手が飛車をヨコに移動(例えば桂頭を狙って△7二飛)としたらすぐに▲8五歩と攻めます。また、△7三桂と受けてずーっと8筋に飛車が居座る場合、▲8五歩△同歩▲同桂△同桂▲7三角といった筋を狙います。

 さっきも書きましたが、どの形であっても玉の固さはこちらの方がほうが上です。なので、振り飛車らしくさくさくっと捌く感じで行って下さい。
 ただ、確かに△7四歩突きは7七桂戦法にとって脅威ではあります。いずれ定跡をまとめて紹介したいと思っていますので、今しばらくお待ちください。

03: 名前:山口投稿日:2002/08/20(火) 13:23
なあるほど。↑のこと、とっても参考になりました!
ありがとうございました。
今度試してみます!

sage:   
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64: 7七桂・玉頭位取り9  全レス

01: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/16(金) 16:45
 この将棋はすっごく悔しいです。
 自分では「うまく指せた」と思っていたんですが、中盤から徐々に苦しくなっていって最後はボロボロにされてしまいました。
 で、あんまり悔しいんで、どう指せばよかったのかを駒澤大学の将棋愛好会の人達に聞いてみました。以下、駒将掲示板より抜粋します。

04: 名前:山田氏の意見(白砂転記)投稿日:2002/08/20(火) 12:44
 じゃあ、再び。95歩、同歩、同香>>に同香なら96歩で(ぼちぼちという言い方だったけど)いいんじゃないかな。
 これに対して71飛とすぐ行くのは、94歩21飛まあこれに@93歩成り A96飛 B82角のいずれかで歩を渡さないようにすればいい捌きだと思う。

 玉頭に嫌味を付けられても、飛車を成り込み手持ちに角・桂(後で入るとして)・香を持っての局面は先手側を持ちたいけどね。

 相手は玉頭とはいえ、飛車と香だけの攻めだからそんなに怖くない。
 イザトなれば39・48と逃げれるしね。それと、この戦法は捌き合いの将棋なんだからこの位のポイントで捌けるならOKだと思うよ。
 それがイヤならもっと固める戦法を選ぶべきだと思う。

 で最初に戻って、同歩同香96歩に同香なら同飛で、これは相手が93歩と打たないといけないので歩切れで辛い感じだな。こうなるなら先手が指しやすいだろう。

 とりあえずこんなところでどうかな?

05: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/20(火) 12:45
 ありがとうございます。けれど……

 なんか棋譜が繋がんないんです。
 ▲9五歩△同歩▲同香△同香▲9六歩でいいんですよね?
 で、そのあと後手が△7一飛と指したと仮定する……というのもいいんですよね?
 すると、

> これに対して71飛とすぐ行くのは、94歩21飛まあこれに@93歩成り A96飛 B82角のいずれかで歩を渡さないようにすればいい捌きだと思う。

 が判らないんですよ。
 また図を出しますね。▲9五歩△同歩▲同香△同香▲9六歩△7一飛となった局面です。

後手の持駒:香 歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・v桂v飛 ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・v金 ・ ・v玉 ・ ・|二
| ・v歩v歩v歩v銀v金v桂 ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・v歩v角v銀 ・v歩|四
|v香 歩 歩 歩 ・v歩v歩v歩 ・|五
| 歩 ・ 飛 ・ 歩 ・ ・ ・ 歩|六
| ・ ・ 桂 ・ ・ 歩 歩 歩 ・|七
| ・ ・ 金 ・ 銀 ・ 銀 玉 ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角

 ▲9四歩が指せないんです……。
 なんか私が勘違いしてるのか、それともそもそも上の局面が山田さんの描いているものではないのか、どうなんでしょうか? 教えて下さい。

 あ、あと。

> イザトなれば39・48と逃げれるしね。それと、この戦法は捌き合いの将棋なんだからこの位のポイントで捌けるならOKだと思うよ。

 というのはそうだと思います。
 ただ、端っこの香が交換できた<くらいの>捌きではどうか……という気がしちゃうんですよ。また、先手の飛車が敵陣に成ると△6六角という手が発生しますよね? うまく合駒があればいいんですが、ヘタすると即死しちゃいそうな……。
 まぁ、こんな神経質になってたらこの戦法は指せない、というのは判ります。私も対局中は結構無神経ですし(笑)。
 ただ、この間の対局ではジリジリとやられていった感じが(自分では)していたので、フィーリングでOKみたいな指し方ではダメなんじゃないか……とちょっと反省しているところでもあるんです。なんで、少しでも緻密な指し方を考えようと言うことで敢えてここでは神経質になっています。うざいかもしれませんがご容赦ください。

 というわけで、すいませんがもう一回お願いします。あと、一番最後になっちゃいましたけど、速攻レスありがとうございました。

06: 名前:石本氏の意見(白砂転記)投稿日:2002/08/20(火) 12:45
>>1
 45手目の67金が甘かったと思う。
 ここで86飛と回り82飛を強要して71角と打ち込んだらどうなるの?僕も弱いから強気なことが言えないので、誰か教えてください。

07: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/20(火) 12:46
 ▲7一角△7二飛のあと、
 すぐに▲8四歩と行くと△同歩▲同飛△7一飛▲8二飛成△2一飛でこれは負けそう。
 なので、
 ▲6二角成△同飛としてから▲8四歩とする。以下△同歩▲同飛△8二歩▲8三歩△同歩▲同飛成△8二歩▲8六龍。
 角金交換ながら龍を作ってどうか……というところだろうね。うん、この手もあったかもしんない。

 ただ、そういう「差し手争い」んとこじゃなくて、もっと中盤のところでどうだったんだろうか? というのが今持っている疑問なわけよ。要するに、上記の筋はあってそれを逃したというのはあったとして、じゃあそれ以降はこっちがずっと苦しかったのか……ということ。
 どうなんだろう?

08: 名前:石本氏の意見(白砂転記)投稿日:2002/08/20(火) 12:47
 いやこれはあくまでも僕の形成判断なんだけど、その後久根ちゃんの方が一手一手損をしている感じなんだよね。要するに37歩成りが入ったところまでで交換してる桂馬を打たされ、さらに歩切れでしょ。打ち合った角の働きも後手がいいでしょ。
 正直この相手は強いと思うよ。少し優勢になった後、確実にポイントを挙げていってる感じだから。
 まあでも僕は最近囲碁一辺倒だから、塚本や山田さん熊倉さんたちの意見も是非聞きたいよね。

09: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/20(火) 12:48
 どうも▲5七角と打った構想、そして角を展開した構想にまず誤りがあったようですね。加えて△3六歩を手抜いたのもまずかったらしいです。対局中は(実は今でも)さっさと局面を決めたくて指したんですが、かえって陣形が弱くなってますからね。

 対局相手は、HPにも書きましたけどレート2000超の人です。オニのように強い熊倉さんでさえ1800台ですから、私が敵うわけがないんですけどね(笑)。それでも、「自分の形」に組めたので「これは行けるかも。金星かも。野望かも(爆)」とずっと思ってました(笑)。換わってねぇな相変わらず……。
 再度、ちょっと堅苦しくなっちゃいますが、ご検討ありがとうございました。

 次はぜってー勝ってやる(懲りてない(笑))

10: 名前:塚本氏の意見(白砂転記)投稿日:2002/08/20(火) 12:51
 リクエストにお答えして、将棋研究所の方でなくこちらに真面目な書き込みを。玉頭9についてのコメントです。

 序盤。
 私の対白砂青松戦用布陣と似てました。やはり皆同じようなことを考えるものなのですね。

 この将棋。序盤のポイントは、後手44角の是非でしょう。
 この位置の角は、持ち角を手放す不利よりも盤面ににらみを利かす意味の方が大きい、と感じます。(ちなみに私が先手側を持つ場合は、3スジの位は譲歩しても4スジには位を取らせないようにしています。)

 本局でも、後手44角に比して先手57角の働きは、相当に弱いと思います。
 白砂青松さんは4スジの位を与える不利よりも、低いままの陣形を保つ利点を重要視しているように思われます。が、この辺は相手の強弱に応じて柔軟性を持たせるのも、一考の余地があると思います。
 相手が弱く大サバキが可能なようであれば、低い陣形のままの方がより効果が高いですし、相手がある程度強く簡単に捌きが狙えないようであれば、盤面の右側でもそれなりにバランスを保つ、といった感じです。
 
 中盤。
 47手目。74歩から歩交換に行きましたが、後手が角を打ってまで押さえ込もうとしている以上、先手から動きたくないと感じます。そこで私のお薦めは98香。

 67手目。86角はどうだったでしょうか。
 その後、66銀と上がっていますが、86角76飛66銀の形はいかにもこり形(おまけの77桂も含めて)。それならば、97〜79〜57といった転用をしてみるのも一策でしょう。

 81手目。74歩のところでは、とにもかくにも36同歩と取りたいです。以下の数手で、先手玉があまりにも弱くなってしまいました。ここで、形勢が傾いたように思います。
 この局面、先手は決戦をもくろんでいます。
 しかも駒がぶつかり、どのような形で収まるか、というところまで決戦の度合いは煮詰まっています。
 そんな局面で、駒を渡しづらくしてしまったのは大きな問題でしょう。
 そういう意味も含めて、87手目は何があっても38金と上がりたいです。金一枚玉の脇にいれば、多少の駒を渡してもいきなり詰みまで心配せずに済みますから。

 ここより後は、さすがのペテン師でも無理でしょう。いかんせん駒損が大きすぎるし、なにより相手が迷う必要がない。敵陣突破〜自然な駒得〜入玉阻止と目標が一つづつ。これでは迷いようもありません。

11: 名前:熊倉氏の意見(白砂転記)投稿日:2002/08/20(火) 12:52
 ご指名ありがとう。
 すばらしいエッセンスがたくさん詰まっており、勉強になりました。
いい将棋と思います。

 検討をしはじめると難解になるばかりで、偉そうに解説するとボロが出そうなので感想を述べます。

 76手目△85飛の局面では、すでに後手門屋氏がはっきり優勢と思います。

 おそらく白砂青松氏は、その後にも指せそうな局面があってすっきりしないものを感じていると推察いたします。
 この将棋が難解になっているのは、後手が小ミスをしているからではないでしょうか。
 たとえば、128手目の△87角で、△87銀とすれば、飛車を逃げると△57角成がきびしく、また、▲78金上も同じく△57角成がきびしく、後手のわかりやすい勝ちと思います。

 あえて中終盤で白砂青松氏の手番で検討するとすれば、138手目の79歩や150手目の52と金寄の局面だと思いますが、どなたかお願いします。

 戻って76手目の局面で、68の金が78か58にあれば、▲74歩と指して先手十分と思います。
 たとえば、△84桂には、▲53角成から▲86歩として飛車を取り合えば、
76飛を桂で取られても68の金に当たらないのでまったく別な将棋になります。
 手駒の桂を24に打つ含みを残しておけば、どの変化になっても後手は容易ではないでしょう。

 ゆえに私なら57の角を86に転用する前に、▲78金とするか、▲67銀から▲58金としてから戦います。

12: 名前:青山氏の意見(白砂転記)投稿日:2002/08/20(火) 13:00
 どうも。話題の将棋について、なぜか某プロ+アマチュアの強い人
がみてくれました(インターネットってすごいですね)

 えーと。

・68金と引かずに66金とでる。
 (引いた手は悪手。のちのち角が出たときあたってしまったのは起こるべくして起きたこと)
・36歩は負けても取らなくてはいけない。

 の二点を指摘していました。

 あと、序盤

・86歩〜85歩が遅いんだそうです。
・先手が79銀を88に上がらないですむなら作戦勝ちになる可能性が大きいだそうです。

 よって、後手は88銀と上がらせるようにしなくてはならないんだそうですが、その辺の話は難しくて良く分かりませんでした。

 あと、後手の作戦は消極的だともいってました。
 したがって、こういう指しかたなら先手がよくなるでしょうというような意味のこともいってました。

 57角と打つ手については、「これもありますね」だそうです。(積極的に賛成はできないというニュアンスに聞こえました)

 ちなみに、私の将棋も見てもらいましたが、講評は…厳しかった…。(ioi)
 まぁ、そんなわけで。

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65: 対アナグマ3  全レス

01: 名前:塚本投稿日:2002/08/16(金) 16:44
 早速のお聞き届けありがとうございます。
 しかし、一局の将棋を異なる角度から見るってのは、勉強になりますね。今回の将棋でも85手目52歩成なんて、並べててもまったく気づかなかったし・・・。

 さて、「辛辣な意見」をば(こだわってるな俺も(笑))。

 総評。
 中盤の入り口で返し技が決まり、すんなり勝てるはずの将棋。それがなぜか長引き、さらには逆転再逆転とフラフラになっての勝利。ご苦労様でした。

 序盤〜中盤。
 基本的に、角交換してる将棋でアナグマにする後手の感覚は、疑問符が着く。本譜のように角を打つことで制空権を確保しようと、最初からの構想かもしれません。けれども、それならば自分から技を掛けにいくべきではないはず。方針が一貫していないと感じる。
 それに比して白砂さんの方は、定跡手順のままの駒組〜相手の動きに合わせた、それだけでラクに駒が捌けている。
 やはり、すんなりと勝ちきらないといけない将棋でしょう。

 中終盤。
 駒がさばけて一旦良くなってから以後、この将棋のポイントは「相手の大駒の活用をいかに抑えるか」にあったと思います。そういう意味で、65角〜54角と、すんなり相手の負担になっている角を捌かせてしまった83手目は疑問手なのではないでしょうか。
 しかも65の桂を取られたことで駒得が少なくなっちゃう点も考慮して、ここで66歩とひとまず角の足を押さえておけば、もっと楽な戦いだったはず。
 玉の堅さに差があるだけに、今一歩慎重な戦い方が必要だったと思います。

 後は入玉術ですよね。
 確かに、本譜のように左辺を開拓して大海原を作るというのも、術の1つでしょう。しかし、それはある程度成り駒があって上部の安全が確保されている局面の術ではないでしょうか。
 私ならば、103手目では75角・105手目では64角と、とにかく盤上に駒を配すという術を取ります。
 最終盤は下手に駒を逃がすことを考えて、怪しくしちゃいましたね。もう一手93歩か81王としてからおもむろに攻めてたら、最後の苦労もなかったのに。

 おまけ。
 恒がネットを始めました。近日中にここにも顔を出すと思います。

02: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/16(金) 16:44
 ▲6五歩かぁ……
 ううむ……全然見えてなかった……。

 当然、コメントを書き入れる際にももう一度見直したわけなんだけど、その時にもこんな手は考えもつかなかった。
 飛車を成ってよし、ではなくって、いったん相手の手を押さえるのが先、ってわけだね。なるほど。確かにその通りだ。

 しかし、アタマの巡りにはない手だなぁ……。

>  確かに、本譜のように左辺を開拓して大海原を作るというのも、術の1つでしょう。しかし、それはある程度成り駒があって上部の安全が確保されている局面の術ではないでしょうか。
>  私ならば、103手目では75角・105手目では64角と、とにかく盤上に駒を配すという術を取ります。

 うんうん。
 そうかもしんない。
 俺の場合、入玉がヘタなせいもあるんで、今までは攻められるのが厭だからまず攻め駒を追っ払ってたんだな。その後にフラフラと入玉しに行く。そうでなくて、まずはルートを確保してから行進を開始しようってわけだな。
 でもなんか、その間に攻められそうで怖いなぁ。
 実際はその方が安全なんだろうけどね。

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66: 77桂・42角型(棋譜番号007)を並べて  全レス

01: 名前:塚本投稿日:2002/08/16(金) 16:32
 この掲示板に将棋の話がないんで、マジメなカキコがしたくなりもうた。
 並べた感想をつらつらと。

 総評。
 中盤悪くした将棋を、手品を使ってごまかした一局。
(白砂青松さんの将棋には、このパターンか作戦勝ちからのぶっちぎりのどちらかしかないらしい。)

 序盤。
 後手側が44銀・53銀+42角で全面的に受け止める作戦は、白砂青松さん対策として、私も考えたことがあります。本譜のように軽く捌くスジが有力なのと、持ち駒を手放してまで押さえ込みという狙い自体が私の棋風に合わないので、使いませんけど。
 それにしても、41手目の局面はホントに難しい。私も何を指すのか解りません。手渡しとか言って、68金とかしそうです。

 中盤。
 48手目の局面は明らかに先手が悪いですね。
 ただ、角を成った手は悪手でしょう。次の飛車走りに対して金を上がらなきゃいけないんじゃ、手の流れとしておかしい。俗にフンドシを掛けとけば良かったはず。
 64手目は、白砂青松さんもコメントしてましたけど、最悪ですね。久しぶりに「これぞ悪手!」って感じの手を見ました。
 馬道を止めるから桂を成りたくないだろうに、なぜにその地点に歩を伸ばす。ひょっとして、時間に追われたのか?それとも、すでにして相手はマジックにダマされて(笑)いたのか

 終盤。
 68手目の底歩は悪手ではないでしょう。早い攻めがないと考えたのなら徹底的に受けに回る、というのも立派な戦い方だろうから。
 問題なのは、幸便に手をつなげさせてしまった70手目の馬引き。
 どうせ先手には龍の活用しか楽しみがないんだから、64飛車とでもしておけば良かったでしょう。それこそ、「相手の種駒を攻める」手だし。

 馬を消してからは、先手がはっきり良いです。怖いところがないんだもん。駒損はしてないし、王様は堅いし。
 だから、そんな局面で攻め合いに行った(しかも遅いし・・)86手目57桂成が敗着。
 私ならば、まずは龍を消すかまたは弱点の43を補強するを考えて(そういう意味で、ここでも64飛車が有力だと思います。)、それでもダメそうならそこで初めて攻めを考えます。
 それにしても桂成とは・・・。せめてナラズにして欲しかった。これで一手差にもならなくなっちゃった。

 後は、白砂青松さんの大好きな線駒での寄せ。ツメこそ甘かったものの、お見事でした。
(一言付け加えると、私なら54角のところで66角を考えます。)

 さて、いかがでしたでしょうか?
 たまにはこんなマジメなのもいいでしょ(笑)。

02: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/16(金) 16:33
>  総評。
> (白砂青松さんの将棋には、このパターンか作戦勝ちからのぶっちぎりのどちらかしかないらしい。)

 うるさい(笑)

>  序盤。
>  それにしても、41手目の局面はホントに難しい。私も何を指すのか解りません。手渡しとか言って、68金とかしそうです。

 筋悪いけど▲7五歩とかダメかなぁ。ホントに一点突破が狙いなんだけど。それか▲6三角とか。

>  中盤。
>  48手目の局面は明らかに先手が悪いですね。
>  ただ、角を成った手は悪手でしょう。次の飛車走りに対して金を上がらなきゃいけないんじゃ、手の流れとしておかしい。俗にフンドシを掛けとけば良かったはず。

 △6六桂なら切っちゃうかな。▲5五飛と。△5八桂成▲同銀△5五銀右▲8一飛みたいな感じ。でも△6九飛も厳しいな〜ダメかぁ。

>  64手目は、白砂青松さんもコメントしてましたけど、最悪ですね。久しぶりに「これぞ悪手!」って感じの手を見ました。
>  馬道を止めるから桂を成りたくないだろうに、なぜにその地点に歩を伸ばす。ひょっとして、時間に追われたのか?それとも、すでにして相手はマジックにダマされて(笑)いたのか

 時間に追われてたって事はないと思う。多分パニックになったんだろうな(笑)
 とにかく△6六桂と打たれるとまずいんだなこの将棋は。

>  終盤。
>  68手目の底歩は悪手ではないでしょう。早い攻めがないと考えたのなら徹底的に受けに回る、というのも立派な戦い方だろうから。

 なるほど……。
 俺はどっちかっつうと「自分の指した手が「わや」になる」のが厭なんで、龍を止めたのに1手で回り込まれちゃったという「感触」が厭だなぁ。
 まぁ、▲9四龍にどれほどの(一段龍を凌ぐほどの)威力があったのかが問題なんだろうけど。

>  問題なのは、幸便に手をつなげさせてしまった70手目の馬引き。
>  どうせ先手には龍の活用しか楽しみがないんだから、64飛車とでもしておけば良かったでしょう。それこそ、「相手の種駒を攻める」手だし。

 ここで△6四飛か!
 これは頭の巡りの中に入ってないわ。

 でも、次に▲9三龍(▲5五香△同金▲5三銀狙い)だったらどうするわけ? △7七歩成と攻め合うと上記の攻めがあるし、△4四銀とかだと▲6九香って手があるよ。

>  だから、そんな局面で攻め合いに行った(しかも遅いし・・)86手目57桂成が敗着。
>  それにしても桂成とは・・・。せめてナラズにして欲しかった。これで一手差にもならなくなっちゃった。

 確かに。
 きっと後手は4三の地点の「薄み」に気づかなかったんだと思うぞ。気づいてたら、△4四香の犠打とか△5二銀打とか指すもんな。

> (一言付け加えると、私なら54角のところで66角を考えます)

 凄いな。
 ……ってタダじゃん(笑) ▲5五角だよね。
 ▲4三歩成狙いかぁ……悪くないかも。

>  さて、いかがでしたでしょうか?
>  たまにはこんなマジメなのもいいでしょ(笑)。

 うん(笑)
 今度、今考え中の対石田流定跡を載せるんで、チェックよろしく。

03: 名前:塚本投稿日:2002/08/16(金) 16:34
 93龍には66馬。
 とにかく龍を消しに行く。

 龍が逃げれば、57桂成りが早い攻めになる。

04: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/16(金) 16:34
 すまん。▲8三龍にしてくれ(泣)

05: 名前:塚本投稿日:2002/08/16(金) 16:35
 あの局面で私が後手番だとして真っ先に感じるのは、せっかく駒得をしているのに全然有効利用していない、ってことです。
 自陣は薄いし、角は完全に守備駒化してるし、馬は中途半端な位置だし、飛車は下ろす場所さえないし。  
 ならば、局面を落ち着かせる一手。
 そうして、33馬とか77歩成りや57桂成りとかを間に合わせたい。
 そのためには、どうすれば良いか。
 先手で飛車を下ろせる局面でもないので、持っていてもほとんど意味のない飛車を盤上に配して升目を制圧してしまえ、ってな発想です。

 私は、白砂青松さんが指し手がわやになることを嫌うように、持ち駒を宝の持ち腐れ状態にしてしまうことが嫌いです。
 そういう意味も含め、なんとか飛車を有効利用する手段はないかと考えた末、64飛車を思いつきました。

 が、お説のように83龍と換わってどうか?(実はここ23日、その対策ばかり考えてたりして(笑)。)
 そこで33馬と引くくらいなら、最初からそうすればよいような気もするし。

 入玉の心配のない将棋なので、33馬・52銀、さらに97角成り・42馬引と自陣に手を入れてからおもむろに攻める。
 たぶん、こんな風にじっくり指すのが勝つコツなのでしょう。(私には無理だけど(笑))

06: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/16(金) 16:36
 △6四飛の発想自体は、俺も悪くないと思ってる。特に「升目を制圧する」という発想は、今回の将棋みたいに「優勢な将棋を決定的にする」作用があると思うし。
 なんで、▲8三龍自体が苦し紛れみたいなもんなんで、別にいいんじゃないかと思う。

 例えば、▲8三龍に△3三馬と引くよね。
 そのあと先手が▲5五香△同金▲5三銀と攻めても、△同角▲同龍△5四飛くらいでどうだろう。この局面ね(見にくいかもしんないんで、できれば等倍フォント(MSPゴシックではなく、MSゴシックというやつ。ネットスケープの場合は上のメニューの「編集」−「設定」の中の、「表示」−「フォント」の「プロポーショナルフォント」のとこをPなしの文字にする)で見てくれ)。

後手:人間
後手の持駒:銀 桂 香
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・v歩v金 ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ 龍v歩v馬v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v飛 ・v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・v桂v金 ・v銀 ・ ・|五
| ・ ・v歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ ・ 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 ・ 銀 ・ 銀 玉 ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:人間
先手の持駒:角 香 歩四
手数=78 △5四飛 まで

 この形、後手の飛車と金が「取りに取りを重ねる」形になってるんで、そんなに怖くないんじゃないかな。
 多分この後は▲5四同龍△同金(この手の味もいいじゃん)▲9二飛△4二銀(これもいい)となると思う。これが下の図ね。

後手:人間
後手の持駒:飛 桂 香
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・v歩v金 ・ ・v桂v香|一
| 飛 ・ ・ ・ ・v銀v玉 ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・v歩v馬v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v金 ・v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・v桂 ・ ・v銀 ・ ・|五
| ・ ・v歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ ・ 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 ・ 銀 ・ 銀 玉 ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:人間
先手の持駒:角 香 歩四
手数=82 △4二銀打 まで

 これで手がないっしょ。
 駒割は桂得、先手の龍は消える、後手は固い、先手は攻めようがないで後手に悪いところがない。▲5五香も△同金▲同歩△同馬で薮蛇だし。
 というわけで、▲5五香からの攻めそのものが無理そうだな(泣)。

 結局、実際問題としてこの局面……というか△4二角型に対しての対抗策がないわけで、これは至急考えないといかんな。

 なんかこう、いま自分の疑問に思ってる局面を全部書き出して、アイディアを募るとかした方がいいのかなぁ。

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